うさカブ

つみたてNISA、ジュニアNISA3人分、現物に米国株を全力で突っ込むUSA株(うさカブ)ブログ

2021-8-7 今週の米国株状況

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2021-8-7 今週のNASDAQ

今週のNASDAQは+154.69、+1.04%で上昇。S&P500、NYダウも上昇だが、雇用統計が予想以上で不安定な相場になるか

金曜日の米国株式市場の終値です。

NASDAQは-59.36、前日比-0.40%の小幅下落、

S&P500は+7.42、前日比+0.17%小幅上昇、

NYダウは+144.26、前日比+0.41%の小幅上昇でした。

終値NASDAQが14,835.76、

S&P500が4,436.52で最高値更新、

NYダウが35,208.51で最高値更新でした。

月曜から金曜までの今週の変化はそれぞれ、

NASDAQが+154.69、+1.04%の上昇、

S&P500が+49.36、+1.11%の上昇、

NYダウが+370.35、+1.05%の上昇となりました。

今週は上昇です。週ごとに下落と上昇を繰り返しています。そんな中、金曜の7月雇用統計が予想以上に良く、S&P500とNYダウが最高値を更新しました。

7月雇用統計は予想以上、6月統計も上方修正で景気回復と雇用改善が明確に

日本時間、金曜の21:30に7月雇用統計が発表されました。

結果は、予想が前月比87万人増に対し、94.3万人増と大幅に上回りました。労働者が戻ってきています。

また、6月の統計も93.8万人増に上方修正され、雇用の強い伸びが示されました。

月初の雇用統計は速報値で発表されるので、こんなことが起こるわけなのですが、傾向からいくと8月の発表時には7月の数字が上方修正される可能性も高くなります。つまり、今回の発表以上に雇用改善が強いということです。

さらに平均時給も予想を上回っており、インフレがひたひたと進んでいることを示しました。米国10年債金利は一気に1.3%台に乗ってきました。

今週初めのISM指数では鈍化を示しましたが、今回の雇用では非常に強い伸びを示しました。人手不足感を急速に解消しようとしている企業の動きが透けて見えます。給付金の支給も終わり、いよいよ働かねばという米国市民が増えているのでしょう。

さて、雇用統計が予想以上の出来で、米国の金融政策に影響はあるでしょうか。基本路線はそれほど変わらず、市場が気にしている金融緩和縮小、つまりテーパリングの時期がいつになるかが焦点となっています。

おそらく、今月26日〜28日に行われるジャクソンホール会議で、FRBパウエル議長からテーパリングの日程に関して何らかの発表が行われ、早ければ9月から開始されると思います。これまでは年末年始にかけて開始だろうとされてました。

パウエル議長はこれまで、相当慎重に市場に対して情報開示してきたので、株価にはすでにある程度織り込まれています。したがって市場全体が暴落することはありませんが、多少不安定にはなるでしょう。

そして、もっとも影響を受けるセクターがハイテクグロース銘柄です。昨日の雇用統計発表で、グロース系は軒並み大幅下落しています。今後しばらくは軟調な展開が続き、底を打ったところで、年末にかけて上昇していくシナリオを描いてます。

今後の展望、投資戦略は

節目とされていた7月雇用統計が、予想以上のポジティブサプライズで通過しました。

金曜の市場は、ハイテク売りオールド買いとなり、S&P500とNYダウが最高値更新で終えましたが、今後もこの流れが続くわけではありません。

オールド系は、ワクチン接種開始の時から株価が駆け上がり、すでに十分割高圏内まで来ています。いくら好決算とはいえ、ファンダメンタルとバリュエーション重視の市場で、もう一段上を目指す展開は考えにくいです。

現在の株価をレジスタンスラインとして、上がったり下がったりのレンジを描くのではないでしょうか。NASDAQはレンジを形成しながら秋口までは緩やかに下降すると予想しています。

8月のホリデーシーズンにも入っているので、出来高もそれほどなく、指数の動きはマイルドなものになるでしょう。個別銘柄では、暴騰・暴落がある可能性が高くなります。出来高が少ない時期は、株価が乱高下することもあるのです。

今後の戦略としては、レンジ相場の下値で、QQQやVTIなどインデックス系のETFを少しずつ買い増ししていくのが良いでしょう。大きく張る状況ではないと思います。個別銘柄も中小型は避け、決算の良かった銘柄を少しずつのが良いと思います。

不確定要素としては、デルタ株感染の影響、また冬に入って南半球で増えていると言われているラムダ株の影響。新型コロナウイルスの経済影響は収まるどこか拡大し続けています。

オーストラリアではロックダウンが長期化しています。北半球でも秋から冬にかけて同様の影響が出てくるのではないでしょうか?

テーパリング材料を消化し、下半期に資金が向かう先はどこか?それをイメージしながら、今後の戦略を立てたいものです。

今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。