2021-12-25 今週の米国株状況
- 先週のNASDAQは+672.43、+4.30%で大幅上昇、S&P500、NYダウも大幅上昇でサンタラリー
- オミクロン株不安は日に日に縮小、年末年始にかけて力強い上昇か
- 来週は通常取引。損出しは早めに。リスクイベントは予定なし
先週のNASDAQは+672.43、+4.30%で大幅上昇、S&P500、NYダウも大幅上昇でサンタラリー
金曜日はクリスマスで休場でした。木曜の米国株式市場の終値です。クリスマス前ということでいつもより早く終わる短縮取引でした。
NASDAQは+131.48、前日比+0.85%の横ばい、
S&P500は+29.23、前日比+0.62%の下落、
NYダウは+196.67、前日比+0.55%の下落でした。
S&P500が4,725.79、
NYダウが35,950.56、でした。
月曜から木曜までの今週の変化はそれぞれ、
NASDAQが+672.43、+4.30%の下落、
S&P500が+157.77、+3.34%の下落、
NYダウが+1,018.40、+2.83%の下落となりました。
先週まで軟調な株価で推移し、週明けは大きく下落で始まるなど、不安もありましたが、今週は想定通り出来高は薄いながらも急反発で、例年通りのサンタラリーとなりました。含み損が瞬く間に小さくなっています。
オミクロン株不安は日に日に縮小、年末年始にかけて力強い上昇か
クリスマス前に、オミクロン株に関する明るいニュースが相次ぎました。
各国でのオミクロン株感染者は、入院リスクが比較的低くいずれも軽症のケースが多いと報告が続きました。感染力はデルタ株よりも強いものの、毒性は低いという結果です。
また、各社のワクチンはオミクロン株にも有効性ありという検証結果も出始めたことも市場の安心感を産みました。
加えて、メルクの新型コロナ飲み薬が承認され、重症化リスクの高い成人に対する使用許可が出ました。
これらの材料を足がかりに、投資家は株式を買って休暇に突入したのだと思われます。
月曜の下落には肝を冷やしましたが、火曜以降は、予想通り出来高薄いながらも、閑散に売りなしということで上昇。小型株はショートカバーも伴いながら強く上昇しました。
この傾向は年末年始にかけて続くと思われます。
来週は通常取引。損出しは早めに。リスクイベントは予定なし
来週は、元旦が土曜となるので、米国株式市場は5日間とも通常取引となります。
日本から米国株の取引をすると、引き渡し日が3日ほど遅れるので、今年中に損出ししたい人は、来週早々にも売却が必要です。注意してください。
うさは含み損の大きい銘柄を選び、先週損出しをしました。これで今年の利益確定を圧縮し、税金を取り戻した格好となります。年初に多額の利益確定をしていたので、含み損は不本意ながらも今回の損出しは有効でした。
損出しで得たキャッシュを再び株式投資に回せば、税金を取り戻しつつ、また同じポジションを取れるので、塩漬けにしたまま年を越すのは愚策です。含み損の数字も一度精算され綺麗になるので、精神的にも良いと思います。
注意しなければいけないのは、損出しの売却の後、1営業日空けて買い戻す点です。同営業日で売却と購入をすると、売却損が確定されません。
さて、クリスマスも明けると特にリスクイベントは用意されていません。
1月5日にFOMCの議事録が公開されるので、その内容によっては調整もあるかもしれません。出来高もそれほど戻っていないタイミングなので、大きな下落に結びつく可能性もあります。
逆に、5日までは何もないので、ゆるゆると上昇していくのではないでしょうか。株価を眺めつつ、来年の投資戦略をゆっくりと考える良い機会としましょう。
今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。