うさカブ

つみたてNISA、ジュニアNISA3人分、現物に米国株を全力で突っ込むUSA株(うさカブ)ブログ

2021-12-14 週明け米国株の状況

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2021-12-14 NASDAQ市場(日足チャート)

NASDAQは-217.32、-1.39%で下落、S&P500、NYダウも下落でFOMC前の調整

月曜の米国株式市場の状況です。

NASDAQは-217.32、-1.39%の下落。

S&P500は-43.05、-0.91%の下落。

NYダウは-320.04、-0.89%の下落で取引を終了しました。

NASDAQ終値は15,413.28、

S&P500の終値は4,668.97、

NYダウの終値は35,650.95、でした。

今週は下落でスタートしました。トリガーは英国でオミクロン株感染者の死者が出たという報道が多いですが、FOMCを控えリスクオフによる調整という線が正しいでしょう。債券が買われ、10年債金利は1.42%まで下がっています。

NASDAQ、50日平均線で反発できるか。テスラの売り圧力も

先週は好調だったNASDAQですが、月曜の下落で50日移動平均線付近まで押されてきました。

テクニカルチャート分析のセオリー通りでいくと、この50日平均線で反発するはずですが、今回はどうでしょうか。

月曜の下落は、テスラが足を引っ張りました。イーロンマスクが持株を処分したようです。テスラの株価は50日平均線を下に切ってきました。もう一段の下げがありえるチャートとなっています。

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テスラ(TSLA)日足チャート

これは企業業績とは無関係で特殊な要因ですが、時価総額が大きく米国株式市場での影響力も大きいため、相場のモメンタムには影響してきます。

また、FOMC前ということで様子見の投資家も多く出来高も薄いです。そんな中、ちょっとした動きが過剰に株価に反映されることもあります。

英国でのオミクロン株による初の死者が出たという報道に、レジャー、航空株が敏感に反応したのもそういうことでしょう。

現在は、早め早めのリスク回避という心理が投資家には漂っているように思います。

今夜からFOMC政策金利、声明発表は16日早朝に

今週は、今夜から二日間、FOMCが開催されます。FOMC終了後、日本時間の16日早朝にパウエル議長による声明と、政策金利が発表されます。

投資家間によるコンセンサス、想定は、テーパリング加速で来年の3月いっぱいで終了。政策金利引き上げは来年は2回実施。となっており、これは株価にはある程度織り込み済みです。

声明発表がこの通りなら、株価は若干の調整があるかもしれませんが、上昇基調が予想されます。

もし、ネガティブなサプライズ。例えば、政策金利引き上げ回数が増えるなど、より厳しい金融政策引き締めの内容であれば、先月末の急落に近い株価下落となるでしょう。

今年最後となるリスクイベントです。どっちに転んでも対処できるよう、改めてポートフォリオの見直しをしておくべきです。

FOMCの結果を見て、資金を入れたら、あとは年明けまでトレードの必要はありません。来年度の投資戦略でも考えながら、のんびりと年末年始を過ごしましょう。