2021-6-5 今週の米国株状況
- 今週のNASDAQは+78.01、+0.56%で小幅上昇。S&P500、NYダウも揃って小幅上昇
- クラウドストライク(CRWD)、ドキュサイン(DOCU)決算。株価は明暗分ける展開に
- 5月雇用統計は、予想に若干未達。テーパリング懸念が後退し、10年債金利も減少。次の注目はFOMCに
今週のNASDAQは+78.01、+0.56%で小幅上昇。S&P500、NYダウも揃って小幅上昇
金曜日の米国株式市場の終値です。
NASDAQは+199.98、前日比+1.47%の上昇、
S&P500は+37.04、前日比+0.88%の上昇、
NYダウは+179.35、前日比+0.52%の小幅上昇でした。
S&P500が4,229.89、
NYダウが34,756.39でした。
火曜から金曜までの今週の変化はそれぞれ、
NASDAQが+78.01、+0.56%の小幅上昇、
S&P500が+27.85、+0.66%の小幅上昇、
NYダウが+181.08、+0.52%の小幅上昇となりました。
今週は、雇用統計が金曜に控えており、それまでは出来高も小さく動きが少ない相場でした。終わってみれば3指数揃って小幅高となりましたが、雇用統計発表を挟んで大きく株価は動いてます。
クラウドストライク(CRWD)、ドキュサイン(DOCU)決算。株価は明暗分ける展開に
3日のアフターマーケットで、クラウドストライク(CRWD)とドキュサイン(DOCU)の1Q決算発表がありました。
うさはリスクオフで決算前に一度すべて売りました。株価の反応は明暗分けた結果となりました。
まず、クラウドストライクですが、決算自体はEPS、売上ともに予想を上回り良かったです。ガイダンスも予想を上回りましたが、やや弱気の見通しでした。また、QoQで見るとやや成長率が鈍化しています。
これを受けて、クラウドストライクの株価は決算後-6.8%と暴落しています。
もともと、株価が割高と見られていたこともあって、この下落率となりました。うさとしては決算前に利確して正解でした。
一方、ドキュサインの決算は、EPS、売上ともに予想を上回り、ガイダンスも良かったです。QoQで見ても成長率はしっかりとしています。
株価は地合いの良さも手伝って、+19.7%と暴騰しています。
クラウドストライクと比較して株価は割安と見られていました。ショートも溜まっていてショートスクイーズを起こした可能性もあります。うさとしては売ってしまって残念な結果となりました。
ただ、ちょうど終値の230ドル付近にレジスタンスラインがあるので、跳ね返される可能性もあります。急激な暴騰だっただけに、急落も激しそうです。今から入るのは避けた方が良さそうです。
5月雇用統計は、予想に若干未達。テーパリング懸念が後退し、10年債金利も減少。次の注目はFOMCに
5月の雇用統計が、金曜のプレマーケットで発表されました。結果は55.9万人増ということで、予想の65万人増に届きませんでした。なお、失業率は5.8%とほぼ予想通りです。
思ったより雇用が伸びなかったことで、株式市場は金融緩和継続の公算が強くなり株価は上昇しました。国債にも買いが集まり、10年債金利は1.55%まで下がりました。
金利が減少したことで、金曜日は特にハイテク系に資金が戻りNASDAQは大きく上昇。ただし、出来高はそれほどまで増えておらず、週末ということでショートカバーもあったと思います。
次の注目は6/15-16のFOMCとなりました。市場関係者からすると、こちらがイベントの本命です。
今回の雇用統計の結果が、どう影響するのか。テーパリングへの言及、金融緩和から引き締めに向かう道筋についての説明が注目されます。
いずれにせよ、まだまだ難しい相場が続きます。今のうちにポートフォリオを見直して、相場の激変に備えておきましょう。うさは半分以上キャッシュに替えています。
今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。