うさカブ

つみたてNISA、ジュニアNISA3人分、現物に米国株を全力で突っ込むUSA株(うさカブ)ブログ

2021-7-17 今週の米国株状況

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2021-07-17 今週のNASDAQ市場

今週のNASDAQは-306.00、-2.12%で大幅下落。S&P500、NYダウも下落でリスクオフ

金曜日の米国株式市場の終値です。

NASDAQは-115.90、前日比-0.80%の下落、

S&P500は-32.87、前日比-0.75%の下落、

NYダウは-299.17、前日比-0.86%の下落でした。

終値NASDAQが14,427.24、

S&P500が4,327.16、

NYダウが34,687.85でした。

月曜から金曜までの今週の変化はそれぞれ、

NASDAQが-306.00、-2.12%の大幅下落、

S&P500が-57.47、-1.33%の下落、

NYダウが-308.33、-0.89%の下落となりました。

今週は3指数が下落し調整相場となりました。特にNASDAQは2%以上の下落です。ハイテクグロースを中心とする中小型株は軒並み売られました。金曜日がオプションの清算日でポジション調整が入った影響もあったと思います。

金融決算は良いものの、長期金利低下で株価は下落基調

今週から2Q決算発表が始まり、金融・銀行系の決算が出揃いました。どの企業も概ね内容は良かったですが、株価は下落しています。長期金利の低迷と決算による事実売りが主な要因だと思います。

火曜のプレマーケットに決算発表と先陣を切ったJPモルガンは、EPSが予想に対し+0.62ドルと予想を上回りました。売上は予想に対し+760百万ドルと上回っています。

発表までは決算期待で株価は上昇していましたが、発表直後は急落しました。

同じく火曜に決算発表したゴールドマンサックスは、EPSが予想に対し+4.84ドルと大幅に予想を上回りました。売上は予想に対し+30億ドルとこちらも大幅に上回っています。

こちらも期待以上とはならず、発表後は下落しています。

水曜はバンク・オブ・アメリカウェルズ・ファーゴシティグループ市中銀行の発表がありました。

バンク・オブ・アメリカは、EPSが予想に対し+0.27ドル、売上は予想に対し-330百万ドルと、結果は悪かったです。株価は下落しました。

ウェルズ・ファーゴは、EPSが予想に対し+0.44ドル、売上は予想に対し+25億ドルと大幅に上回りました。CFRAのアップグレードがあり、株価は上昇しています。

シティグループは、EPSが予想に対し+0.95ドル、売上は予想に対し+270百万ドルと良かったですが、株価は低迷しています。

また、ブラックロックは、EPSが予想に対し+0.56ドル、売上は予想に対し+190百万ドルといまいちの内容でした。株価は急落しています。

木曜はモルガン・スタンレーバンク・オブ・ニューヨーク・メロンの決算発表でした。

モルガン・スタンレーは、EPSが予想に対し+0.23ドル、売上は予想に対し+760百万ドルと上回りました。株価は競合の投資銀行であるJPモルガン、ゴールドマンサックスと同じく下落しています。

今週あった金融・銀行系の決算発表を一気に振り返りましたが、良い決算内容とは逆に株価は下落しています。これまで景気回復期待で、割高となっていた株価が、事実売りということでポジションが解消された結果だと思います。長期金利が低迷しているのも一因ですね。

6月小売売上高は上昇、7月消費者信頼感指数は下落。先行き不透明感継続

6月の小売売上高が発表されました。予想の-0.4%に対し、+0.6%と1.0%の上振れでした。消費が底堅いということで、景気にはポジティブですが、同時にインフレ懸念も消えない結果です。

また、7月のミシガン大学消費者信頼感指数は、6月確定値の85.5から、速報値で80.8と大幅に低下。インフレが消費者目線で実感されていることが確認できます。

株価は軟調長期金利は1.3%に低迷し、リスクオフが進んでいます。地合いはあまり良くない状況ですね。

これまで比較的底堅かったGAFAMも、金曜にはアマゾンとアップルが1%超の下落。資金の避難先となっていた大型ハイテクが崩れ始めたのは悪い兆候です。

来週はジョンソン・アンド・ジョンソンやコカコーラなどのディフェンシブ株、それと大型ハイテク株としては先陣を切るネットフリックスの決算発表があります。

特にネットフリックスはハイテクグロース銘柄のセンチメントを左右するので、重要な決算発表となります。

今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。