2021-4-27 週明け米国株の状況
- NASDAQは+121.97、+0.87%で上昇、最高値更新、S&P500も最高値更新、NYダウは小幅下落
- テスラは神決算でもアフターで-2.5%下落。センチメント悪化に注意
- 国債入札は順調で金利は安定。FOMC控え様子見ムード。
NASDAQは+121.97、+0.87%で上昇、最高値更新、S&P500も最高値更新、NYダウは小幅下落
月曜日の米国株式市場の状況です。
NASDAQは+121.97、+0.87%の上昇。
S&P500は+7.45、+0.18%の小幅上昇。
NYダウは-61.92、-0.18%の小幅下落で取引を終了しました。
S&P500の終値は4,187.62で最高値更新、
NYダウの終値は33,981.57でした。
NASDAQが上昇し、わずかに最高値を更新してきました。それに伴い、S&P500も最高値更新です。ただし決算前で機関投資家の動きは鈍く、出来高を伴っていません。個人投資家とショートカバーで上昇したと見えます。
テスラは神決算でもアフターで-2.5%下落。センチメント悪化に注意
テスラの1Q決算がアフターマーケットで発表されました。結果は予想を大幅に上回り良かったと言えるのですが、アフターで売られ-2.5%下落です。
昨日は、決算への期待で+1.2%上昇しS&P500の最高値更新に貢献しましたが、投資家の期待には届かなかったようです。事実売りの側面もあるでしょう。
EPSが、予想+0.79ドルに対し、+0.93ドルで、対前年比+304%
売上が、予想10.29Bドルに対し、10.39Bドルで、対前年比+74%
本業の自動車販売が、9.0Bドルで、対前年比+75%
クレジット契約が、518Mドルで、対前年比+46%
建設中のベルリンとテキサスの新工場は順調で、毎年+50%の販売台数を達成できると投資家の期待に応えています。
神決算と言っても良いと思いますが、株価はまだ高いと見られているのでしょうか。これが株価の峠越えになるのか、小休止となるのか、今後の株価形成に注目です。
チャート的にはカップウイズハンドルを形成しそうな雰囲気ではあります。今後、少し下げて再び反転し、今日の高音を越えてくると上昇してきそうです。
そうすると次の目安は上場来高値の900ドルとなってきます。ここを越えてくると、アマゾンやグーグルのような1000ドル越えも見えてきますね。
一方で、アフターで2%超下げているので、センチメントの悪化につながりかねません。今週はGAFAMの決算やFOMCも控えています。
そのため、機関投資家は様子見で出来高も伴っていません。センチメント悪化を察知し、再び一気に売り浴びせる可能性もあります。
国債入札は順調で金利は安定。FOMC控え様子見ムード。
米国2年債と5年債の入札がありました。2年債は軟調、5年債はしっかり入札されましたが、それぞれ金利は上昇しました。ただし10年債は金利変わらずなので、長期金利は安定しています。
ただし、FOMC直前のため様子見とも言えそうです。金融政策に変化があるかどうか注目されます。
これまでパウエル議長は再三、テーパリングや政策金利引き上げの実施に関して、十分な余裕を持って、あらかじめ予告をすると言ってきました。
株式市場においては半年から1年先の経済を織り込むので、仮に十分な余裕を持ったとしても、株価は敏感に反応する可能性があります。
今回のFOMCで、金融政策の転換を図るとしても、相当に慎重な言い回しになることでしょう。
バイデン政権の財政政策が、未だ道半ばということもあり、市場を刺激するような発言はないと思いますが、金融政策緊縮派のメンバーからは、そういった発言もあるかもしれません。
ほとんど読者のいない、このブログも来週で1年となります。これを機に、プラットフォームをはてなブログからnoteに移行しようかと考えています。移行するとしても徐々に移していこうと思います。
今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。