うさカブ

つみたてNISA、ジュニアNISA3人分、現物に米国株を全力で突っ込むUSA株(うさカブ)ブログ

2021-4-10 今週の米国株状況

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2021-4-10 今週のNASDAQ

今週のNASDAQは+194.60、+1.40%で上昇。S&P500、NYダウはまたも最高値更新

金曜日の米国株式市場の終値です。

NASDAQは+70.88、前日比+0.51%の小幅上昇、

S&P500は+31.63、前日比+0.77%の小幅上昇、

NYダウは+297.03、前日比+0.89%の小幅上昇でした。

終値NASDAQが13,900.19、

S&P500が4,128.80で最高値更新、

NYダウが33,800.60で最高値更新でした。

月曜から金曜までの今週の変化はそれぞれ、

NASDAQが+194.60、+1.40%の上昇、

S&P500が+50.89、+1.23%の上昇、

NYダウが+273.41、+0.81%で小幅上昇となりました。

10年債金利が落ち着き、相次ぐ好調な経済指標の発表で、3指数とも上昇基調です。特に、GAFAMに資金が入りNASDAQが回復しています。出来高も過熱感はなく、債券と株式と資金が行ったり来たりしながら株式市場は心地良い上昇という雰囲気です。

直近の上値抵抗線をブレイクしたロク(ROKU)、三角持ち合いを形成しているズーム(ZM)

うさのポートフォリオで圧倒的マイナスとなっているロク(ROKU)とズーム・ビデオコミュニケーションズ(ZM)のテクニカル分析を紹介します。

まず、ロクですが広告系銘柄の好調に引っ張られ、株価が回復基調です。

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ロク(ROKU)3ヶ月チャート

直近の上値抵抗線365ドル付近をブレイクし、380ドルを試す展開になりそうです。金利動向で株価は上下しますが、ブレイクした365ドルを今度は下値支持線として維持できるかが見極めのポイントとなります。

ここでしっかりとした支持線を確認できれば、セオリー的には買いとなります。うさは450ドルで購入してしまっているので、プラ転まではまだ遠いです。。。

次に、ズームです。コロナ変異株の拡大などありますが、すでにリモートワークに必須のインフラと認められ、いわゆるWFH銘柄とは一線を画しているとうさは思うのですが、市場的にはWFH銘柄の代表とされ売り圧力が強いです。

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ズーム・ビデオコミュニケーションズ(ZM)3ヶ月チャート

直近の300ドル付近を底に、下値を切り上げ、かつ上値は抵抗線に抑えられているチャートとなっており、その上下のレンジがだんだん狭まっています。

これは三角持ち合いというテクニカル分析の形を表していて、下値を切り上げている形は上にブレイクアウトする可能性が高いと言われています。

うさは420ドルで購入しているので、こちらもプラ転まで遠い道のりです。

来週は1200億ドル規模の米国債入札。金利動向に注意。1Qの決算シーズンも開始、事実売りにも要注意

来週は、米国3年債、10年債、30年債の入札が行われます。1200億ドル規模だそうです。好調な経済指標と裏腹に、インフレ懸念がつきまといます。

インフレは将来の通貨の減価を意味しますので、国債金利には敏感に現れます。インフレ懸念が加熱すると、その減価分を加味した金利を要求することになるので、金利は上昇してしまいます。

金利が上昇すると、企業の将来成長に対する評価(バリュエーション)は低下してしまうので、グロース株は不利となります。これが2月末から起こっている、NASDAQの不調につながっています。

10年債金利で1.7%付近が市場が受け入れている水準と思われます。最近のNASDAQは、この金利に耐性がついてきているので、多少の金利上昇は大丈夫でしょう。しかし、これが1.8%に近づくと再びNASDAQの急落を招きそうです。

一方、ゴールドマンサックス、JPモルガンなどの金融セクターを皮切りに1Qの決算発表が始まります。業績は良いと思われますが、市場の予想とのギャップ、将来見通しが弱気だと株価は下落します。

金融セクターは金利が高くなると収益も向上するので、米国債入札の結果も影響してきそうです。

株は噂で買って事実で売ると言われますが、決算を見て売る。つまり下落する動きにも注意が必要です。特にグロース株はその傾向が強いです。決算前に利益確定するというオプションも銘柄によっては有効でしょう。

今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。