2021-11-8 今週の米国株状況
- 先週のNASDAQは+375.67、+2.35%で小幅上昇、S&P500、NYダウは上昇で3指数揃って最高値更新
- 雇用統計○で、ファイザーがコロナ飲み薬。アフターコロナ銘柄が暴騰。
- 今週からは冬時間で1時間繰り下げ、10月CPI発表
先週のNASDAQは+375.67、+2.35%で小幅上昇、S&P500、NYダウは上昇で3指数揃って最高値更新
金曜日の米国株式市場の終値です。土日に時間が取れず、月曜日の更新となります。
NASDAQは+31.28、前日比+0.20%の小幅上昇、
S&P500は+17.47、前日比+0.37%の上昇、
NYダウは+203.72、前日比+0.56%の上昇でした。
S&P500が4,697.53で最高値更新、
NYダウが36,327.95で最高値更新、でした。
月曜から金曜までの今週の変化はそれぞれ、
NASDAQが+375.67、+2.35%の上昇、
S&P500が+83.86、+1.79%の上昇、
NYダウが+414.11、+1.14%の上昇となりました。
今週は雇用統計が予想を上回り地合いが良い中、ファイザーのコロナ飲み薬のニュースでポジティブサプライズ。ダウ中心に強い上昇で株価は最高潮となりました。NASDAQとS &P500はなんと7日連続最高値更新。10年債金利は1.45%とかなり低下してきました。
雇用統計○で、ファイザーがコロナ飲み薬。アフターコロナ銘柄が暴騰。
金曜はニュース盛りだくさんとなりました。
その前にFOMCの結果について軽く触れておきます。
テーパリング開始が宣言されました。内容は以前と変わらず、これから来年の6月までにかけて段階的に買い入れを縮小しゼロにするという内容。株価には織り込まれており、反応薄でした。
また、政策金利引き上げ時期と回数ですが、市場予想より保守的な内容でした。引き上げ時期は後退、回数は1回か2回と予想されています。インフレもピークを過ぎたという判断で、株価にとってはプラス材料となりました。
そして、10月雇用統計の結果です。予想よりよかったです。
非農業雇用者が、予想45万人増に対して、結果53.1万人増。また、9月の雇用者増も19.4万人増から31.2万人増へ修正されました。9月の速報値が少なかったのは期の変わり目で教育関係者の動向が反映されてなかったのが理由です。そこが修正されてきました。
失業率は、予想4.7%に対して、結果4.6%。着実に失業率が改善されています。
インフレがピークを過ぎ(とは言えまだ高止まり)、政策金利引き上げ時期が後退、そして雇用は回復基調と、株式市場には地合いがとても良い環境となっています。
そこへ、ファイザーがコロナ飲み薬の治験結果が良好というビッグニュース。
レジャー関連銘柄や景気敏感株が暴騰し、うさもいくつかの銘柄に飛び乗りました。
購入した銘柄でいくと、好決算を出したばかりのエアビーアンドビー(ABNB)が+12.98%、デルタ航空(DAL)が+8.05%、マリオット(MAR)+2.15%で、先日購入したリフト(LYFT)も+8.97%と暴騰しました。
逆に、ワクチン銘柄やワークフロムホーム銘柄は暴落しています。その中でも、悪決算となってしまったペロトン(PTON)は-35.3%と大暴落。昨年から長らくホールドしていた銘柄ですが、手放しておいてよかったです。。。
今週からは冬時間で1時間繰り下げ、10月CPI発表
夏時間が終わり、今週から冬時間となり1時間繰り下げられます。
NY市場のオープンが日本時間の23時半となるほか、経済指標の発表も22時半となりますのでご注意を。
逆に少し早起きすれば、終値間際に取引できるので、押し目で拾える確率も増えますね。統計上は、始値よりも終値で買う方がパフォーマンスが良いそうです。
さて、重要イベントを無事通過し、今週は10月CPIを残すのみとなりました。これを通過すれば年内はほぼイベント無しです。小売のブラックフライデーくらいですかね。
原油やコンテナ船の価格はピークを過ぎ、先日のクアルコムの決算で半導体不足も回復基調と発表され、インフレ懸念は峠を過ぎました。10月CPIでそれが反映されているのを確認できれば、アノマリー通り年末まで株価は上昇すると思います。
うさは、金曜にいくつか銘柄に資金を入れ、ほぼフルインベストメント状態に再び戻りました。今週が最後のチャンスかもしれません。
今週も決算発表が続きます。
注目は、月曜がペイパル(PYPL)、ロブロックス(RBLX)、火曜がアップスタート(UPST)、ユニティ(U)、水曜がアファーム(AFRM)など。この中でうさが保有しているのはアップスタートとユニティ。株価はどう反応するのでしょうか。
今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。