2021-11-9 週明け米国株の状況
- NASDAQは+10.77、+0.07%で小幅上昇、S&P500、NYダウも小幅上昇で3指数が最高値更新
- カーニバルを再び購入。中国富裕者層の動向がリスク要因?
- 今年最後のリスクイベントか?10日の消費者物価指数
NASDAQは+10.77、+0.07%で小幅上昇、S&P500、NYダウも小幅上昇で3指数が最高値更新
月曜の米国株式市場の状況です。
NASDAQは+10.77、+0.07%の上昇。
S&P500は+4.17、+0.09%の上昇。
NYダウは+104.27、+0.29%の小幅上昇で取引を終了しました。
S&P500の終値は4,701.70で最高値更新、
NYダウの終値は36,432.22で最高値更新、でした。
先週に引き続き、3指数とも最高値更新です。NASDAQとS&P500は終値で8営業日連続で最高値更新、勢いが止まりません。
カーニバルを再び購入。中国富裕者層の動向がリスク要因?
先週、逆指値に引っかかりキャッシュへと変わってしまった、カーニバル(CCL)に再び投資しました。
購入したのが月曜だったので、残念ながら先週末の暴騰の恩恵には預かれませんが、これからもグングン株価が伸びるのに期待です。
5年チャートで見ると、まだコロナ前の半分ほどの株価です。コロナ後から下値を切り上げながら上昇してきています。
先日の、ファイザーのコロナ飲み薬が承認されれば、さらにレジャー需要は弾みがつくでしょうし、これまで我慢していた分、勢いもすごいでしょう。
カーニバルは豪華客船などのクルーズ船の運行を事業としていて、比較的カジュアルなものから超富裕層向けのものまで、いくつものブランドを保有しています。
クルーズはたとえカジュアルとは言え、富裕層が主要な顧客層です。そこで気になるのは、中国人富裕層の動向。最近の政権の動きは、富裕層への締め付けが強くなる一方。中国人富裕層が減るんじゃないかと思います。
これはカーニバルにとってはリスク要因となるでしょう。ただし、コロナ前からクルーズの中国人顧客は減少傾向で、かつ顧客全体に占める割合も低く、ブランドをフルラインで揃えるカーニバルにとってはリスク分散が効いていると言えます。
中国人富裕層の減少を補って余りあるほどの、欧米人顧客の増加と需要は強いとみました。まずは、コロナ前までの株価に戻るか、注目です。
今年最後のリスクイベントか?10日の消費者物価指数
FOMCを無事通過し、雇用統計も予想以上の内容で、今年のリスクイベントはほぼ終えました。残すは、インフレ懸念が気になる消費者物価指数、CPIです。
明日10日に10月の消費者物価指数が発表されます。原油やコンテナ船の価格はピークを過ぎ、下落傾向にあります。また、感謝祭やクリスマス商戦用の注文もピークを過ぎました。
モノの価格の不安要素はクリアしたと思われます。問題は、人件費ですね。これが、急な動きをしていると、将来的な物価高にリバウンドする可能性も出てきます。
いずれにしても、おおよそ株式市場の不透明感は薄れてきました。少なくとも年明けまでは強気で行った方が良いと思い、キャッシュは残さずフルインベストメントで正月を迎えたいところです。
今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。