うさカブ

つみたてNISA、ジュニアNISA3人分、現物に米国株を全力で突っ込むUSA株(うさカブ)ブログ

2021-6-29 週明け米国株の状況

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2021-6-29 NASDAQ市場(日足)

NASDAQは+140.12、+0.98%で上昇、S&P500小幅上昇、NYダウ小幅下落でセクターローテーション

月曜日の米国株式市場の状況です。

NASDAQは+140.12、+0.98%の上昇。

S&P500は+9.91、+0.23%の上昇。

NYダウは-150.57、-0.44%の上昇で取引を終了しました。

NASDAQ終値は14,500.51で最高値更新、

S&P500の終値は4,290.61で最高値更新、

NYダウの終値は34,283.27でした。

NASDAQの最高値更新に引っ張られS&P500も最高値更新です。先週から、ダウからNASDAQへのローテーションが続いています。四半期末のリバランスに注意と考えていましたが、ダウ銘柄が手じまいされ、割安と思われているNASDAQに資金移動している状況かもしれません。

フェイスブックへの独禁法訴訟が棄却。株価は急上昇

米国連邦取引委員会から訴えられていた、フェイスブック独占禁止法違反が棄却されました。株価は4%超上昇しました。その結果、時価総額が初めて1兆ドルを超えました。

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フェイスブック(FB)日足チャート

訴えの内容は、SNSシェアの寡占的状況に対するもので、具体的にはインスタグラムやワッツアップの買収に関して、経営を分割するように求められていたものです。

CEOのマーク・ザッカーバーグは、買収は何年も前の話であると訴訟当初から主張していましたし、高いシェアを利用してユーザーから高額の利用料を取っているわけではないので、それが支持され棄却となったようです。

ただ、今回は棄却されたものの、内容を変更し、再び訴えることは可能ということで、そのリスクは無くなってはいません。

独占禁止法は本来、大きなシェアを持っている企業がその立場を利用して製品・サービスの価格を吊り上げることができるところに規制をかけることに目的があります。

フェイスブックやグーグルなどフリーミアムモデルは、その点で独占禁止法による規制が行いにくいところに問題があります。これは規制当局からも問題視されているようです。

また、アップルやグーグルは、Cookieによるユーザートラッキングが個人情報保護に反すると、ビジネスモデルを変える必要を迫られています。

これらテックジャイアントには法規制のリスクがつきまといますが、現時点では資金が入り株価は上昇目線です。タイミングを見て、ポートフォリオに加えたいと考えています。

独立記念日前の最大イベント、6月雇用統計は今週金曜日発表

まだ四半期末まで数日残してますが、動きは少ないかもしれません。ダウのオールド系からNASDAQのハイテク系へ資金移動したことが、リバランスの動きなのでしょう。

それよりも2日金曜の6月雇用統計発表の方が重要です。予想では、非農業部門雇用者数69万人増で、失業率が5.7%です。5月雇用統計では予想に届きませんでした。そこから急速に経済が回復し始めているので、6月は予想以上の数字も可能性があります。

雇用が順調となると、金融政策引き締めに方向が変わるので株価は下落です。また、雇用統計では人件費に関しても発表されます。それが高騰しているようだと、インフレ懸念再発で、これもまた株価下落の材料となります。

ここ最近、悲観的な見方を終始していますが、材料がそれほどない中、株価はなんとなく上昇している状況にリスクを感じているのです。様子見という意識が強いのかもしれません。4日は独立記念日で3連休となり、連休前の最後の日というのも気になります。

本格的に資金を入れるのは、2日の雇用統計を確認してからでも遅くはないと考えています。

今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。