2021-1-5 週明け米国株の状況
- NASDAQは-189.84、-1.47%で下落。S&P500、NYダウも下落で、主要指数は大幅調整。
- ビットコイン、イーサリアムが依然として暴騰中。ドル売りで貴金属も暴騰。
- 注目のジョージア州決選投票。市場はすでに民主党勝利を織り込み済みか。変異コロナへの対応は。
NASDAQは-189.84、-1.47%で下落。S&P500、NYダウも下落で、主要指数は大幅調整。
新年初相場、月曜日の米国株式市場の状況です。
NASDAQは、-189.84、-1.47%の下落。
S&P500は-55.42、-1.48%の下落。
NYダウは-382.59、-1.25%の下落で取引を終了しました。
S&P500の終値は3,700.65、
NYダウの終値は30,223.89でした。
米国株市場の新年は大幅な調整で幕を開けました。明日に予定されているジョージア州の上院議員決選投票、英国の変異コロナ感染拡大によるロックダウンを嫌気し、リスクオフとなりました。
ビットコイン、イーサリアムが依然として暴騰中。ドル売りで貴金属も暴騰。
元旦が金曜日だったため、米国株市場は3連休でした。
市場が閉まっているこの3日間に、ビットコインとイーサリアムが暴騰を続けてます。
ビットコインが一時、3万4千ドルを越えました。
今現在はビットコインの暴騰は落ち着きを見せてますが、代わりにイーサリアムが1,100ドルを越えてきています。
月曜日のリスクオフによるドル安で、株式から資金が抜け、相対的魅力が上昇した仮想通貨に資金が集中しました。
さらにこの流れは、ゴールドをはじめとする貴金属にも及びました。
そのおかげで、このところ軟調だった金鉱株も息を吹き返しています。
バリックゴールドが+8%
ハーモニーゴールドマイニングが+14%と暴騰しています。
米国の金融政策と財政政策で、一時的ではありますがドル安傾向は継続すると思われるので、仮想通貨や貴金属はしばらく底堅いでしょう。
金利の上昇局面では、相対的にその価値は下がってしまうので、長期保有には注意が必要です。
注目のジョージア州決選投票。市場はすでに民主党勝利を織り込み済みか。変異コロナへの対応は。
いよいよ明日に迫ったジョージア州の上院議員決選投票ですが、大統領選と同じく接戦が予想されており、開票結果が判明するまで時間がかかると予想されてます。
前回の大統領選では2週間ほどかかったようです。今回も同じくらい時間がかかるかもしれません。
市場は不透明感を嫌いますが、月曜の終値を見ると、すでに民主党勝利によるブルーウェーブを折り込み始めていそうです。
民主党は脱炭素社会の実現に積極的で、いわゆるクリーンエネルギーへの大規模投資を表明しています。
主要指数が下落する中、テスラが逆行高で+3.4%上昇するほか、クリーンエネルギー関連株はみな上昇しました。
英国を中心に欧州で猛威を奮っている変異コロナの、米国での感染拡大も心配されます。
ホリデーシーズンを挟んでいるので、すでに広まっているんじゃないかとの観測もありますが、これまでの感染経緯を考えると、米国でも感染拡大の説は濃厚です。
WFH銘柄が再び注目される可能性はまだありそうです。ズームは+6.7%上昇しました。