2020-12-29 週明け米国株の状況
- NASDAQは+94.69、+0.74%で小幅上昇。S&P500、NYダウも小幅上昇で、揃って最高値更新。
- ビットコイン、イーサリアムが暴騰中。リップルは訴訟のため暴落。
- トランプ大統領が追加経済対策に署名、前進。ブレグジットはソフトランディング。
NASDAQは+94.69、+0.74%で小幅上昇。S&P500、NYダウも小幅上昇で、揃って最高値更新。
月曜日の米国株式市場の状況です。
NASDAQは、+94.69、+0.74%の小幅上昇。
S&P500は+32.30、+0.87%の小幅上昇。
NYダウは+204.10、+0.68%の上昇で取引を終了しました。
S&P500の終値は3,735.36、
NYダウの終値は30,403.97でした。
クリスマス休暇明けの市場は、大型株に買いが集まり指数は上昇し、最高値を更新しました。逆にこれまで強かった中小型株は利確で下落しています。
ビットコイン、イーサリアムが暴騰中。リップルは訴訟のため暴落。
ビットコインの勢いは止まりません。27日には2.8万ドルまで上昇しました。
また、遅れてイーサリアムも上昇しています。ここ数日の上昇は、同じく仮想通貨のリップルの暴落にあると思われます。
リップルの暴落(緑)と同じくして、ビットコイン(青)とイーサリアム(オレンジ)が上昇しています。リップル売却の資金が向かったためです。
ビットコインとイーサリアムで上昇幅が違うのは、仮想通貨市場ではビットコインの信用が1強と言っていいほどダントツだからです。取引量としてはイーサリアムが2番目です。
まずはビットコインに資金が集まり、次いでイーサリアムに集まったと説明できそうです。うさのポートフォリオでは、ビットコインが320%、180%と合わせて250%のパフォーマンスを出しています。
リップル(XRP)は22日、米国証券取引委員会(SEC)から通貨ではなく証券だと認定され、提訴されました。
仮想通貨の取引所と、株式の取引所は別物で、法律も異なり取り締まりの管轄も変わってきます。
この訴訟の影響で、リップルの取扱い中止を発表する取引所が相次ぎ、口座凍結を恐れた投資家が一斉に引き出した結果、暴落となりました。
トランプ大統領が追加経済対策に署名、前進。ブレグジットはソフトランディング。
トランプ大統領は要求していた2000ドルの給付金案を取り下げ、90億ドルの追加経済対策に署名しました。
なんとか年内に法案が通り、実施は来年になると思いますが、追加経済対策は前に進めることになりました。
また、欧州では英国とEU間の自由貿易協定の交渉がまとまり、年末の期限直前になって、ハードブレグジットが回避されました。ソフトランディング成功です。
ワクチンが接種されるようになり、欧米の政治的な不透明さがクリアになり、経済的打撃を与えてきた新型コロナの脅威に対して、将来的な見通しが明るくなってきています。
今週は新年1月1日、金曜が米国市場が休場です。明るいニュースで、上昇相場の年末年始となるでしょうか。
今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。