うさカブ

つみたてNISA、ジュニアNISA3人分、現物に米国株を全力で突っ込むUSA株(うさカブ)ブログ

2021-5-15 今週の米国株状況

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2021-5-15 今週のNASDAQ

今週のNASDAQは+304.99、+2.32%で上昇。S&P500、NYダウも揃って上昇

金曜日の米国株式市場の終値です。

NASDAQは+304.99、前日比+2.32%の上昇、

S&P500は+61.35、前日比+1.49%の上昇、

NYダウは+360.68、前日比+1.06%の上昇でした。

終値NASDAQが13,429.98、

S&P500が4,173.85、

NYダウが34,382.13でした。

月曜から金曜までの今週の変化はそれぞれ、

NASDAQが+28.12、+0.21%の小幅上昇、

S&P500が-14.61、-0.35%の小幅下落、

NYダウが-362.07、-1.05%の下落となりました。

今週は、週の半ばに大きく下げ、また金曜に戻した結果となり、非常にボラティリティの高い1週間でした。金曜に大きく戻しましたが、出来高伴っておらずショートカバーによる上げだと思われます。

マスク砲でビットコイン暴落。テスラが決済手段からビットコインを外す

ビットコインが暴落しています。一時、-15%まで下げました。他の仮想通貨も連れ安となっています。

きっかけは、テスラがビットコインでの自動車購入決済を取り止めると、イーロン・マスクがツイートしたことでした。

ビットコインのマイニングには多大な電力を使っており、テスラのクリーンエネルギー理念と反するということが理由のようです。

初めからそれはわかっていたと思いますが、なんで今さら?というのが市場の反応です。

とはいえ、企業がビットコイン保有決済手段として採用する流れは、テスラの一早い採用がきっかけとなったのは間違いなく、仮想通貨市場を盛り上げたのはイーロン・マスクだったでしょう。

また、マスクがドージコインの開発に関わっていたことがリークされました。これまで、マスクのツイートによってドージコインが暴騰していたので、自ら価格を釣り上げていたことになります。これもマスク糾弾に拍車をかけています。

一方で、仮想通貨には株式市場のようなインサイダー取引の規制が現状ありません。イーロン・マスクの行動は倫理的に問題だったとしても、法的な問題は無く、これら全て計算ずくだったとすると、さすがはイーロン・マスクといったところです。

割りを食ったのは、他のビットコイン関連銘柄。うさもスクエアがそれに当たるので、無傷ではありません。スクエアは今週、一時、-17%まで下落してしまいました。

もちろんビットコインの現物も打撃です。イーサリアムと半々に持っていた割合が、今では4割を切るくらいまで減っています。これは相対的にイーサリアムが上がっていることも含んでいます。

現在の注目は金利よりもインフレ懸念、雇用関係。発表される指数に右往左往。来週は小売業決算。

今週半ばの株価暴落は、4月の消費者物価指数(CPI)が予想を大きく上回り、それについてイエレン財務長官が、金融政策縮小に言及したことがきっかけとなりました。

その後、すぐにイエレン財務長官はコメントを訂正。市場は落ち着きを取り戻しましたが、それだけ投資家はインフレに敏感だということがわかります。

以前は、株価を左右していた長期金利は後付けの結果ような位置にいるように感じます。それほど混乱はありません。

また、4月の小売売上高も発表されました。こちらは予想を下回り、前月とほぼ横ばい。売上はそれほど上がっておらず、過熱感はないことが確認されています。

これがインフレ懸念への安心感を与え、週末の株高へ繋がったと思われます。

パイプラインへのサイバーアタックによるシャットダウンも、原油価格を引き上げ、インフレ懸念へと繋がりました。このタイミングが先のイエレン財務長官のコメントと重なったため、過剰な反応だったと思います。

こちらもパイプラインは修復し、落ち着きを取り戻しました。

この流れの中、来週は大手小売業の決算です。

ウォルマート(WMT)、ホーム・デポ(HD)、ターゲット(TGT)が予定されています。

うさは、このへん触っていないので詳しくはないですが、ウォルマートは小売全般の景況感を表すと思いますし、ホーム・デポは住宅関連市場の勢いを示すと思います。

直接、インフレを表すものではないですが、注目が集まる決算発表となるでしょう。

今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。