2021-2-17 週明け米国株の状況
- NASDAQは-47.98、-0.34%で小幅下落、S&P500横ばい、NYダウは小幅上昇し最高値を更新
- 有人ドローンのパイオニア、イーハン(EH)が-62.7%の大暴落。不正会計を指摘するショートレポートが発端
- ビットコインが5万ドル越え。米国10年債金利が1.3%に上昇。ゴールドは1800を切る下落
NASDAQは-47.98、-0.34%で小幅下落、S&P500横ばい、NYダウは小幅上昇し最高値を更新
月曜日はプレジデンツデイで休場でした。火曜日の米国株式市場の状況です。
NASDAQは-47.98、-0.34%の小幅下落。
S&P500は-2.24、-0.06%の横ばい。
NYダウは+64.35、+0.20%の小幅上昇で取引を終了しました。
S&P500の終値は3,932.59、
NYダウの終値は31,522.75、最高値更新でした。
3連休明けの米国株市場は、10年債金利が1.3%台に上昇、景気回復を印象付けましたが、金利高からNASDAQは利益確定が相次ぎ下落しました。逆にNYダウはエネルギー、金融が押し上げ、最高値を更新しました。
有人ドローンのパイオニア、イーハン(EH)が-62.7%の大暴落。不正会計を指摘するショートレポートが発端
毎朝、前日の米国株式市場の株価をチェックするのが日課なのですが、今朝はびっくりしました。
有人ドローンの中国企業、イーハン・ホールディングスが、-62.7%と大暴落。あれ?株式分割でもあったっけ?と錯覚するぐらいの暴落です。
WOLF PAC RESEARCHというショート(売り)筋の調査会社のレポートが発端でした。
内容は簡単にいうと、実体のないペーパー企業に対し、架空の売り上げ計上を行い、株価を不当に釣り上げていた。というものです。
このレポートの真偽は不明です。イーハン社は事実無根と主張しているようですが、株価は一気に60%以上も下落してしまいました。
ショート筋のヘッジファンドやレポートで株価下落を誘発、というとゲームストップ騒動が思い出されます。イーハンも個人投資家に人気の株でした。
アフターマーケットでは、再び20%ほど値を戻しましたが、これは単にショートカバーのようです。個人投資家が買い戻している様子はありません。
うさもホルダーですが、幸いそれほどポジションを取っていなかったので青ざめるほどの損害はありませんでした。しばらくは静観していたいと思います。
ビットコインが5万ドル越え。米国10年債金利が1.3%に上昇。ゴールドは1800を切る下落
ビットコインがついに5万ドルを超えました。先日の下落をいとも簡単に踏み上げて行きました。
NASDAQの下落で、主に個人投資家が資金をビットコインに避難させているのでしょうか。
一方、米国10年債金利が1.3%を超えました。これは1年ぶりのことだそうです。新型コロナショックの直前ですね。ドル円の為替も久々に、ドル高円安に振れ、1ドル106円台に回復しています。
金利上昇やドル高は景気回復の表れなのですが、特にハイテク企業が集まるNASDAQの株価にはネガティブです。金利動向には神経質な水準となってきました。しばらくは金利の動きに要注目です。
金利上昇で影響を受けるのは株価だけではありません。ゴールドが急落し、1800を切りました。
これにより、うさのホールドしている金鉱株が大幅に下落してしまいました。バリックゴールド(GOLD)とハーモニーゴールドマイニング(HMY)です
安全資産と言われるゴールドは、不況時に強いです。不況時は国債の金利が下落、相対的にゴールドに資産を預けた方が得なので、ゴールドは上昇します。
金利が上昇すると逆の動きとなります。今はそれが起こり始めているということですね。
このまま金利が上昇し続けるとは思えませんが、今後の動きが気になりますね。
今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。