2020-06-27 今週の米国株状況
今週のNYダウは-1,009.41、-4.04%の大幅下落
金曜日のNYダウは-730.05、前日比-2.84%の下落、S&P500は-74.71、前日比-2.42%の下落で取引を終え、終値はNYダウが25,015.55、S&P500が3,009.05でした。
今週はそれぞれ、NYダウが-1,009.41、-4.04%の大幅下落。S&P500が-108.81、-3.62%の大幅下落でした。
節目のNYダウ25,000、S&P500の3,000をなんとかキープしましたが、今週は大きく値を下げました。
新型コロナ第二波への警戒感が本格的に
米国内で、新型コロナ新規感染者が急増しています。テキサス州やフロリダ州、アリゾナ州が特に酷く、カリフォルニア州でも増加しています。テキサス州とフロリダ州では、飲食業の営業制限が強化されました。
ニューヨーク州はまだ急増の傾向はありませんが、時間の問題と言えそうです。第一波の時も、初めはカリフォルニア州で感染が拡大し、その後、ニューヨーク州で爆発的に広がりました。
また欧州では、フランスで新規感染者の急増が問題になっています。
いずれも生活制限緩和や経済活動の再開に伴い、人々の行動が活発になった結果と言えます。このままですと、再びロックダウンが実施される都市が出現するでしょう。
また、過去のパンデミックの歴史では、第二波が最も感染規模と被害が大きいことが言われてます。
新興国の感染拡大が続いていることを考えると、新興国のピークと、先進国の第二波が重なることが想像されます。世界は一体どうなるのでしょうか。
この第二波警戒感は加速するのか。そして二番底は
今週は第二波警戒感から、まず原油先物が下げ、それに連動した米国株も下落しました。原油の需要は、先進国だけでなく新興国の経済活動に大きく左右されますので、世界的な新型コロナの動向は無視できません。
原油価格は下がるところまで下がり切っている印象ですが、第二波警戒感がピークに達すると、3月の暴落時のように底が抜けるような原油の下げが発生し、株価も強烈な下落に見舞われるでしょう。
新型コロナ感染の状況は、世界的に見るとまだピークをつけているとは言えません。したがって第二波警戒感は、米国内の感染状況の悪化と、新興国の感染拡大と共に、これから加速していくことが予想されます。
何月になるかはわかりませんが、二番底は確実にやってくる。そう信じています。その時に機敏に投資活動できるよう、準備が必要でしょう。
今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。