うさカブ

つみたてNISA、ジュニアNISA3人分、現物に米国株を全力で突っ込むUSA株(うさカブ)ブログ

2020-06-13 今週の米国株状況

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2020-06-13 今週のNYダウ平均

今週のNYダウは-1,966.90、-7.68%の大幅下落

金曜日のNYダウは+477.37、前日比+1.90%の上昇、S&P500は+39.21、前日比+1.31%の上昇で取引を終え、終値はNYダウが25,605.54、S&P500が3,041.31でした。

今週はそれぞれ、NYダウが-1,966.90、-7.68%の大幅下落。S&P500が-190.69、-6.27%の大幅下落でした。

NYダウは木曜日に危うくサーキットブレーカー再発動となる-6.90%という暴落がありました。

NASDAQは10,000越え、NYダウは暴落。波乱の一週間

今週は米国株式市場にとって波乱の一週間でした。

6/10木曜日は、NASDAQ総合指数が史上初、10,000を越えました。NASDAQは主に新興(ベンチャー)企業向けの市場で、ハイテク・インターネット企業が数多く上場しています。今や大企業となったマイクロソフトやアップル、グーグル(上場は持ち株会社のアルファベット)もNASDAQです。

コロナ禍でロックダウン中、唯一の外部へのアクセス手段がインターネットとなった中、独立独歩、株価を上昇させてきたのがこの NASDAQ銘柄です。

そしてついに10,000を越えたと思った束の間、翌日11日の米国市場は一転、暴落を迎えました。NYダウ平均が、-1,861(-6.9%)、S&P500が-188(-5.9%)、NASDAQも-527(-5.3%)と揃って大幅の下落でした。

きっかけは前日のFOMC(米国連邦公開市場委員会)が発表した経済見通しでした。内容はこれまでの楽観的な上昇相場に冷や水を浴びせるような悲観的で厳しいいものでした。影響が大きかったのは、FRB政策金利見通しで、今のゼロ金利政策を2022年まで継続する内容でしょう。

利回り上昇が見込めないことが決定的となり、特に金融株は暴落。また、ドルが売られ、ドル円の為替も一時的に大幅の円高となりました。原油先物も下落し、それらが連鎖し今回の暴落につながった格好です。

新型コロナ第二波への警戒感の強まり。現実を見た米国市場。二番底は来るか

うさは度々、来たる二番底に備えた準備、つまり適度なキャッシュを残しておくことを伝えてきました。この頃の上昇相場で、少々自信もなくしかけてきたところへの今回の暴落。昨日はさすがに少し反発し戻しましたが、今後は神経質な展開が予想されます。

米国内での経済活動再開、大規模デモの影響で、人々は再び集まるようになり、その結果、いくつかの州で新型コロナ感染者が再び増加している傾向が見られています。

また、南米やアフリカ、新興国での感染者の急拡大が心配されています。ブラジルでは既に危機的状況です。

これらの事実から目を背け、期待感だけが先行し上昇を続けてきた米国市場は、FOMCをきっかけに現実を見たのではないかと思いました。事実だけを見ると、決して楽観的には捉えられません。

これから2Q(4-6月期)の業績が明らかになってきます。大半の企業は1Q以上に厳しい決算になることが予想されます。それはまだ株価に織り込まれている気はしません。

つまり、今回の暴落が転換点となり、株価は下落傾向に。そして、近いうちに二番底はやってくる可能性が高いと、うさは見ています。

今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。