うさカブ

つみたてNISA、ジュニアNISA3人分、現物に米国株を全力で突っ込むUSA株(うさカブ)ブログ

2020-06-20 今週の米国株状況

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2020-06-20 今週のNYダウ平均

今週のNYダウは+109.40、+0.42%の上昇

金曜日のNYダウは-208.64、前日比-0.80%の下落、S&P500は-17.32、前日比-0.56%の下落で取引を終え、終値はNYダウが25,871.46、S&P500が3,098.02でした。

今週はそれぞれ、NYダウが+109.40、+0.42%の上昇。S&P500が+54.69、+1.77%の上昇でした。

先週の暴落から、反発はしましたが下落分は取り戻せず、小幅の上昇に留まりました。ここ3日は連続で下げています。

経済回復の材料はまだ出尽くしてはいないが、第二波警戒感が強まる

金曜日のNYダウは序盤、大きく上げていましたが、その全てを消化し終値はマイナスになってしまいました。米国内の新型コロナ感染拡大が報告されたためです。

アップルは営業再開したばかりの一部の店舗を再び閉鎖しました。米国ディズニーは7月再開を予定していましたが、労働組合からは反対されています。

また、FRBのパウエル議長は、新型コロナからの経済回復には困難な道が続いている。と何度も証言しています。

コロナ流行「危険な新段階」とWHO 新規感染が過去最多に

WHOは新型コロナについて、「新たな段階」に入ったと見解を示しました。

ロックダウン(都市封鎖)措置に対する人々の忍耐が切れつつある中、1日の新規感染者が過去最多を記録した。 WHOのテドロス議長は各国に対し、決して警戒を緩めないよう要請。「パンデミックは加速している。WHOは昨日(18日)、15万人以上の新規感染の報告を受けた。1日の人数としては過去最多だ」と述べた。

日本国内も、県をまたぐ移動自粛が解除になりました。世界各国でもレベルは様々ですが、段階的に制限が解除されています。感染者数の増加と因果関係があるのかは、現時点ではわかりませんが、不安は広がっていると言えます。

パーティーに乗り遅れた個人投資家は要注意

新型コロナによって資金を引き上げていた個人投資家、または、これを機に投資を始めてみようと思っている個人投資家の方は、慎重に考えた方が良いかもしれません。

3月の暴落からこれまでは、いくつかの調整(下落)を乗り越え急上昇してきました。うまくこの上昇に乗れた一部の投資家は、含み益が相当乗っかっていることでしょう。

余りに余った資金が、米国株式、それもNASDAQのハイテク銘柄を中心とした幅広い銘柄に向かい、株高パーティーの様相です。

しかし、この上昇が続くのかと言われれば、うさは慎重な見方を支持します。具体的には秋までに一度、大きな下落があると構えています。それが、3月の暴落以上のものかどうかはわかりません。

今週の値動きは、そのパーティーがピークに達したように見えます。これからは、次の要因が織り込まれ、下げていくのではないでしょうか。

  • 経済活動実態の不調。特に2Q(4-6月期)の実績。
  • 制限緩和による、新型コロナ第二波への警戒感。
  • 新興国での新型コロナ感染拡大による通貨危機
  • 大統領選を前に無謀な対策を取るトランプ大統領への不審を発端とする米国内の政治的混乱。

今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。