うさカブ

つみたてNISA、ジュニアNISA3人分、現物に米国株を全力で突っ込むUSA株(うさカブ)ブログ

2020-07-03 今週の米国株状況

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2020-07-03 今週のNYダウ平均

今週のNYダウは+231.56、+0.90%の小幅上昇

今週は独立記念日の振替休日のため3日金曜日の米国市場は休場です。そのため1日早く今週の米国株状況を振り返ってみましょう。

木曜日のNYダウは+92.39、前日比+0.36%の小幅上昇、S&P500は+14.15、前日比+0.45%の小幅上昇で取引を終え、終値はNYダウが25,827.36、S&P500が3,130.01でした。

今週はそれぞれ、NYダウが+231.56、+0.90%の小幅上昇。S&P500が+76.77、2.45%の上昇でした。

1日のNYダウ平均のわずかな値下がりを除けば、NYダウもS&P500も4日連続の上昇です。ただしその幅はとても狭く、横ばいと言ってもおかしくない値動きでした。

6月の雇用統計は予想を上回る。が、現状を正しく映してはいないので要注意

注目されていた6月の雇用統計が発表されました。結果はポジティブでした。

非農業部門雇用者数が、前月から480万人増、予想は300万人増でした。失業率は11.1%、前月から2.2%回復、予想は12.3%でした。いずれも予想を上回る結果で市場からはポジティブに受け止められました。

今週の失業保険申請件数は、142万件で前月より6万件減りました。しかし予想は135万件でしたので、予想よりはネガティブな結果でした。

雇用統計の発表はNYダウ取引開始の1時間前に行われたので、寄り付きはきっと高く始まると読みました。同時に3連休前の取引なので、利益確定して休みに入る投資家が多いはずなので、終値は下げると読みました。

そこでS&P500とは逆の動きをし3倍のレバレッジがかけられるETFのSPXSを50株、成行注文で買い増ししておきました。

読みはズバリ的中。下げて(S&P500では上げて)始まった株価は終値では上げて終えました。前日比では下げて(S&P500では上げて)いるので、うまくナンピン買いできたことになります。

さて、この6月の雇用統計ですが、注意しないといけません。それは、米国内で現在問題となっている、新型コロナ感染の再拡大が反映されていない点です。またそれは同時に、再拡大の要因となった経済再開の影響を受けた数字だということです。

このまま感染拡大が第二波となり再びパンデミックが起こるとすると、7月の雇用統計は悪化へ逆戻り。市場はかなりの悲観的な反応を示すでしょう。本当にこの6月の雇用統計の結果は注意しなければいけません。

感染拡大の行方、1Q(4-6月期)決算。これから数週間は目が離せない

フロリダ州では1日の感染者数が1万人を超えました。またテキサス州カリフォルニア州でも経済活動が巻き戻されています。

加えて今週末は、独立記念日による三連休です。新型コロナのストレスから解放されようと、人々の動きも活発になります。また、BLM活動のデモも盛んに行われるでしょう。

第二波が現実のものになる諸条件が揃ってしまった。とは言えないでしょうか?

7月に入り、新型コロナの影響をモロに受けた1Q(4-6月期)の決算発表が本格的に始まります。S&P500企業の収益を-43.1%と予想するアナリストもいます。

決算発表を見て、利益確定する投資家が続出するかもしれません。下がった株価に刺激を受けた自動投資システムがさらに下落を加速させるかもしれません。待っているのは大暴落です。

楽観的に構えるのはまだ早すぎるでしょう。7月は3月以上に波乱の月となると、うさは予測します。

今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。