うさカブ

つみたてNISA、ジュニアNISA3人分、現物に米国株を全力で突っ込むUSA株(うさカブ)ブログ

2020-05-27 週明け米国株の状況

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2020-05-27 週明けのNYダウ平均

NYダウは+529.95、+2.17%の大幅上昇

米国祝日のメモリアルデー明け、火曜日のNYダウは+529.95、+2.17%の上昇、S&P500は+36.32、+1.23%の上昇で取引を終了しました。NYダウの終値は24995.11、S&P500の終値は2,991.77でした。

節目のNYダウ25,000、S&P500 3,000を突破。しかし警戒感は残る

連休明けの米国市場は寄り付きから積極的な買いで節目のNYダウ25,000を突破しました。その後もこの日の最高値25,176.42をつけましたが、休場間際には売られ、結局節目に跳ね返された形で25,000を割る終値となりました。

この日は新型コロナの影響で長らく無人だったNY証券取引所にトレーダー達が戻ってきた日でもありました。ニューヨーク州のクオモ知事が取引開始の鐘を鳴らし、経済回復へ向けた期待を込めたこの日の上昇だったかもしれません。

現在は、新型コロナ第二波への警戒は薄く、ワクチン開発への期待が優っている楽観的ムードと言えます。しかし米中対立には警戒心が強く、この日も中国への制裁検討のニュースが伝わると、下げてしまいました。この節目の壁は厚そうです。

市場ではまだ意識されていませんが、新興国での新型コロナ感染者の急増も気がかりです。ブラジルでは1日あたりの感染者と死者が欧米のペースを初めて上回りました。

新興国では先進国よりも衛生環境が悪く、医療体制も整っていません。一般市民の衛生意識も貧弱です。したがって、米国以上の感染拡大が予想されます。新興国においては、新型コロナ感染がまだまだ始まった段階と言えます。

アルゼンチンではすでに9回目のデフォルト(債務不履行)に陥っています。米国市場の二番底は、これら新興国の経済崩壊をきっかけに訪れるかもしれません。

今週の米国株は売り買い交錯。ここからの浮上は期待できないか

連休中の米中対立は、多少の牽制はありましたが、大きな動きはありませんでした。しかし、その不安は拭えたわけではありません。

トランプ大統領は今週中に、中国に対する何らかの措置を実施すると明言しました。それが、経済制裁なのか外交的措置なのか、それはどのくらいの規模なのか。全くわかりません。

したがって、今週の米国市場は様子見、売り買いが交錯する横ばいの展開と予想されます。今週は月末でもあるので、利益確定売りに押され、週末に大きく下げる可能性もあります。

今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。