2021-1-23 今週の米国株状況
- 今週のNASDAQは+345.88、+2.55%で上昇。S&P500も上昇だが、NYダウは小幅上昇で明暗くっきり
- IBM、インテルが悪決算。ネットフリックスは神決算。オールドハイテクはいよいよお終いか。
- 来週の決算は27日が見逃せない。アップル、テスラ、フェイスブック。
今週のNASDAQは+345.88、+2.55%で上昇。S&P500も上昇だが、NYダウは小幅上昇で明暗くっきり
金曜日の米国株式市場の終値です。
NASDAQは+12.15、前日比+0.09%の横ばい、
S&P500は-11.60、前日比-0.30%の小幅下落、
NYダウは-179.03、前日比-0.57%の小幅下落でした。
S&P500が3,841.47、
NYダウが30,996.98でした。
火曜から金曜までの今週の変化はそれぞれ、
NASDAQが+345.88、+2.55%の上昇、
S&P500が+42.56、+1.11%の上昇、
NYダウが+66.46、+0.21%の小幅上昇となりました。
今週はバイデン新大統領就任式が無事に終わり、イエレン財務長官の公聴会で経済回復の展望が見え、新型コロナ感染者もピークを越えたことで、市場は好感し上昇しました。
IBM、インテルが悪決算。ネットフリックスは神決算。オールドハイテクはいよいよお終いか。
主要企業の決算発表が続いています。
21日にIBMが決算を発表しました。市場予想よりも悪く、頼みのクラウドやAI事業が低迷し、苦戦しています。株価は-9.9%と暴落しました。
また、インテルも決算を発表。予想は上回ったものの、新製品のロードマップは退屈なもので、アップルなどインテル離れの世界的なトレンドに先手を打つようなサプライズはありませんでした。こちらも株価は-9.3%で暴落しました。
かつて栄華を誇ったオールドハイテク企業のIBMやインテルは時代の波に取り残されようとしていますね。苦しい状況です。
一方、ハイテク企業の先陣を切って発表されたネットフリックスの決算です。契約者数が2億人を突破。売上高成長率が対前年比20%と、これだけの事業規模になっても成長を止めてません。
ネットフリックスは、大規模な資金調達で魅力的なオリジナルコンテンツを制作、会員数を取り込んできました。そして今回の決算では、これまでのように資金調達に頼った経営から脱却できたことをアピールしました。うなるほどキャッシュがあるのです。株価は+17%で暴騰しました。
今週はネットフリックスの決算をきっかけにGAFAM銘柄も上昇し、NADAQ市場が好調でした。
来週の決算は27日が見逃せない。アップル、テスラ、フェイスブック。
そしていよいよ来週は重要な企業の決算が目白押しです。
特に27日。この日は、アップル、テスラ、フェイスブックと米国株市場に影響力の強い企業の決算が集中しています。相当、値動きが活発になることが予想されます。特に、テスラの決算には注目です。
また、前日の26日には、マイクロソフトの決算があります。その他、オールドエコノミー系の企業も集中しています。ゼネラルエレクトロニクス、スリーエム、ジョンソンエンドジョンソン、ベライゾン。テキサスインスツルやAMDなど半導体企業もあります。
バイデン新政権の新型コロナ対策の実施も気になりますが、来週は、決算の良し悪しで相場が動くことになりそうです。
うさはテスラ、スリーエム、ジョンソンエンドジョンソンのホルダーなので、決算を見てから対応を決めたいと思います。
今年の相場を占う大事な一週間となりそうです。
今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。