うさカブ

つみたてNISA、ジュニアNISA3人分、現物に米国株を全力で突っ込むUSA株(うさカブ)ブログ

2020-06-16 週明け米国株の状況

f:id:ino-ssm8:20200616215300p:plain
2020-06-16 NYダウ平均

NYダウは+157.62、+0.62%の上昇

月曜日のNYダウは+ 157.62、+ 0.62%の上昇、S&P500は+25.28、+0.83%の上昇で取引を終了しました。NYダウの終値は25,763.16、S&P500の終値は3,066.59でした。

NYダウは新型コロナ第二波への警戒感で、寄り付きは大きく下げて始まりました。しかし、右肩上がりに株価は上昇し、先週の終値を上回りました。

FRB量的緩和の具体策、中小企業社債の買入れを発表

新型コロナによる経済縮小に対抗した、FRBの対策が止まりません。今度はセカンダリーマーケット・コーポレート・クレジット・ファシリティ(SMCCF)を通じた社債の買い入れを即日実施すると発表しました。これは簡単にいうと格付けの劣る中小企業の社債を買い取るということです。

コロナショック直後、対応策として既に発表はされていましたが、それが現実のものとして実施されたということになります。これは明らかにコロナ第二波への警戒感への経済的対応と見れます。

FRBの強力な後方支援の確証を得た米国市場は、安心感から積極的な買いに向かいました。それでも先週木曜の暴落は取り戻せていません。

この株高は誰が支えているのか

FRB量的緩和により、市場にキャッシュが溢れ、行き場を失ったキャッシュが米国市場に流れ込んでいます。これが現在の株高の大方の見方でしょう。

もう一つの要因として、大量にばらまかれた失業給付金があるという説があります。

米株の大幅上昇は「FRBの無制限QE」と「米国政府の失業給付金」が大きな要因

足元の米株の大幅上昇は、失業などで一時的に給付金が支給されて、既存の月収よりも手取り金額が増えてしまった米国のミレニアル世代(1980年代後半から2000年代初頭に生まれた、2000年代以降に成人あるいは社会人になる世代)が、その資金を株式市場に突っ込んだことに起因している

いまだ1,000万件を越える失業保険申請件数です。彼らが受け取る給付金が大量に米国株式市場に流れ込んでいるという指摘です。

また、給付開始直後に、ビットコインの相場が上昇したという現象もありました。彼らは給付金を消費に回さず、株式や仮想通貨へそっくり投資したことが伺えます。

彼らの気持ちもわかります。一時的に暴落している市場において、まとまったキャッシュが苦労もせず手に入った状況です。これはチャンスとばかり、投資に突っ込むことは止められません。

しかし、落とし穴があると、指摘しています。

給付金の支給が7月に終了する段階で、多くの個人投資家は株式市場から資金を引き揚げる可能性が指摘され始めている状況です。

もちろん儲けが出れば利確して引き出すでしょうし、資金が続かなければこれ以上買い上げることはなくなり、相場はピークを迎える可能性がかなり高くなるわけです。

新型コロナ第二波。もしくは利確による売り。夏には二番底がやってくるかもしれません。

今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。