うさカブ

つみたてNISA、ジュニアNISA3人分、現物に米国株を全力で突っ込むUSA株(うさカブ)ブログ

2021-11-30 週明け米国株の状況

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2021-11-30 NASDAQ市場(日足チャート)

NASDAQは+291.18、+1.88%で上昇、S&P500、NYダウも上昇で急反発

月曜の米国株式市場の状況です。

NASDAQは+291.18、+1.88%の上昇。

S&P500は+60.65、+1.32%の上昇。

NYダウは+236.60、+0.68%の上昇で取引を終了しました。

NASDAQ終値は15,782.83、

S&P500の終値は4,655.27、

NYダウの終値は35,135.94、でした。

先週末の急落から一転、週明けの月曜日は急反発しました。相場の急変で慌てて売却しないで正解でした。むしろ、残り少なくなっていたキャッシュをすべて使い果たしました。

オミクロン株売りは一服、ハイテク株に資金流入

10年債金利は、1.52%と先週末からは上昇しましたが、未だ低い水準です。週明けは金利の急変もそれほどではなく落ち着いていることから、株式市場に資金が入りました。

バイデン大統領は、直ちにロックダウンは必要ないと発表し、また南アフリカの医師がオミクロン株の患者は軽症の傾向と報道されたことから、危機が薄れ、それが好感されました。

そのことから、特にハイテク株に資金が流入し、NASDAQは+1.88%と大幅上昇しました。レジャー、航空株なども上昇し、3指数とも反発しています。

ただし、オミクロン株についてはまだわからないことも多く、悪材料が出なかったというだけで、その可能性は継続です。

うさはフルインベストメントしてしまいましたが、今後オミクロン株に関する脅威が再燃すると再び急落する可能性もあります。

とはいえ、ワクチンメーカーの素早い対応や、政府の対応も手慣れたものを感じるので、混乱なく対処は可能だと思います。

というわけで、年末年初にかけては強気目線を予想しています。

今週は月末ポジション調整、11月雇用統計だが影響は軽微か

今日は月末で、機関投資家のポジション調整が予想されます。また、週末は11月の雇用統計の発表があります。

オミクロン株による株価変動があるので、売り買いまちまちと思われます。極端なポジション修正はないでしょう。

また、年末にかけてタックスロスセリング、株式投資の税金対策で、いわゆる損出しのようなものがあり、特にハイテクグロース株は軟調も予想されます。

日本においても、年末の損出しは恒例ですね。うさも、年初の売りで今年はかなりの利益確定をしているので、含み損の大きい銘柄を損失確定して、ポートフォリオを整えようと思います。

サンクスギビングを終え、今度は年末商戦です。残り1ヶ月、良い気分で過ごしたいところです。

今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。

2021-11-28 今週の米国株状況

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2021-11-28 今週のNASDAQ

先週のNASDAQは-363.10、-2.34%で大幅下落、S&P500、NYダウも大幅下落

金曜日の米国株式市場の終値です。

NASDAQは-353.57、前日比-2.23%の大幅下落、

S&P500は-106.84、前日比-2.27%の大幅下落、

NYダウは-905.04、前日比-2.53%の大幅下落でした。

終値NASDAQが15,491.66、

S&P500が4,594.62、

NYダウが34,899.34、でした。

月曜から金曜までの今週の変化はそれぞれ、

NASDAQが-363.10、-2.34%の大幅下落、

S&P500が-88.32、-1.92%の大幅下落、

NYダウが-719.91、-2.06%の大幅下落となりました。

先週、欧州でのコロナ感染拡大で相場が崩れたところでしたが、今週は、南アフリカを発端とする変異株オミクロンの感染でさらに相場が崩れました。NY州はいち早く、医療制限を含む緊急事態宣言を発しています。

不透明感の増す株式市場。情報に踊らされず、状況把握を

欧州のコロナ感染拡大、パウエル議長再任、そして変異株オミクロンの登場と、ここ数日は相場を左右する材料で持ちきりです。

金曜日はリスクオフへの急転換で債券が買われ、10年債金利は1.477%まで下落しました。先日、1.6%を越す金利の急騰でNASDAQが崩れたところだったところ、この金利の急ピッチな上げ下げは、市場にかなりストレスを与えます。

今週は、サンクスギビングがあり相場も閑散としていたところだったので、週明けの急落もあり得ます。市場はまだこの急変に対して消化不十分です。

南アフリカで発見されたとされる、新型変異株オミクロンは、まだわからないことも多く、これが脅威なのか対処可能なのか不明です。

不透明感が強い分、一斉に売られる展開になるとは思いますが、仮にオミクロンが大したことが無いと判明した途端に、急反発することでしょう。

このような急激なボラティリティには、普通の個人投資家はついていけません。相場の大勢が決まった段階では、すでに機会損失状態です。

したがって、現段階での最善策は、状況が判明するまで動かないこと。必要のない銘柄は整理して、キャッシュを厚めに持っておくことです。売り急ぐ必要はないと思います。

また、買いも慎重に見極めた方が良いでしょう。ワクチン銘柄や巣篭もり銘柄が急騰しましたが、安易に飛び乗るとショートオプションの格好の餌食となって痛い目にあいそうです。

政策金利引き上げは、再び遠のく。ハイテク株にはポジティブな状況に

オミクロン株により、まず原油が急落しました。これによりインフレ懸念を良い感じに冷やしてくれました。

来年の政策金利引き上げ予測も、再び1〜2回とペースダウンの方向へ変わり、金利側面だけ見ると株式市場にとってはポジティブです。

サプライチェーンの乱れは、悪化するかもしれません。これはインフレにはリスク要因です。

いずれにしても、オミクロン株がどのくらい脅威なのか、わからないことには、経済への影響もわからず、政府の対応もわかりません。

わかっているのは、金利引き上げのペースは当初予測より遅くなった、その結果として長期金利が下落している。ということだけです。

そしてそれは、特にハイテク株にはポジティブな状況と言えるでしょう。コロナ禍の中、好調を維持してきたことを思い出してください。

今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。

2021-11-23 週明け米国株の状況

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2021-11-23 NASDAQ市場(日足チャート)

NASDAQは-202.68、-1.26%で下落、S&P500小幅下落、NYダウ横ばい

月曜の米国株式市場の状況です。

NASDAQは-202.68、-1.26%の下落。

S&P500は-15.02、-0.32%の小幅下落。

NYダウは+17.27、+0.05%の横ばいで取引を終了しました。

NASDAQ終値は15,854.76、

S&P500の終値は4,682.94、

NYダウの終値は35,619.25、でした。

パウエル議長の再任が決まり、金利が上昇。それによりNASDAQは急落、金融株上昇によりNYダウは横ばいとなりました。短期の2年債は0.59%に急上昇、政策金利利上げの前倒しを織り込み始めています。10年債金利は、1.62%と再び1.6%台に上昇です。

パウエル議長が再任、ハイテクグロース株が大打撃

バイデン大統領がパウエルFRB議長の再任を発表しました。次期FRB議長が噂されていたブレイナード理事は副議長となっています。

市場では、パウエル議長=利上げ積極派、ブレイナード理事=利上げ消極派と見ており、パウエル議長が再任されたことで、利上げシナリオ確定で資金がそちらに向かいました。

パウエル議長再任のヘッドラインが出た瞬間はNASDAQも最高値を取るほど、上昇していましたが、米国債金利が急上昇するにつれ、株式は売られました。

これまで楽観的に上昇してきた、特に中小型のハイテクグロース株は徹底的にやられ急落。ただし、現物の売りは大量ではなく、オプション取引のショートによる下げも十分に含まれています。

決算の良かった銘柄も株価は急落していますが、これもショートオプションによる下げがあるでしょう。金利水準に慣れたところで必ずショートカバーが発生し、再び株価が上昇するので、あまり気にしないことです。

例えば、好決算で株価が急上昇したユニティ(U)など、高値で手が出せなかった銘柄は、今回の下落が絶好の買い機会かもしれません。

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ユニティ(U)日足チャート

今週はFOMC議事要旨、感謝祭は午後から休場

Q3決算もほぼ終わり、今週は25日に11月FOMCの議事要旨が発表されます。特にサプライズは無いと思いますが、テーパリングや政策金利引き上げに関する具体的な発言内容が公開されるので、今後の金利動向がくっきりするでしょう。

また、26日は米国感謝祭で株式市場は午前中のみの取引となります。投資家もほとんど休日となるので、利確による調整もあるかもしれません。今週は、出来高が少なく閑散とした相場になりそうです。

今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。

2021-11-20 今週の米国株状況

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2021-11-20 今週のNASDAQ

先週のNASDAQは+203.59、+1.27%で上昇、S&P500は小幅上昇、NYダウは下落

金曜日の米国株式市場の終値です。

NASDAQは+63.73、前日比+0.40%の小幅上昇、

S&P500は-6.58、前日比-0.14%の小幅下落、

NYダウは-268.97、前日比-0.75%の下落でした。

終値NASDAQが16,057.44で最高値更新、

S&P500が4,697.96、

NYダウが35,601.98、でした。

月曜から金曜までの今週の変化はそれぞれ、

NASDAQが+203.59、+1.27%の上昇、

S&P500が+15.16、+0.32%の小幅上昇、

NYダウが-485.47、-1.36%の下落となりました。

今週は欧州のコロナ感染再拡大を受け、NYダウが下落、逆にNASDAQは上昇という動きになりました。NASDAQは史上初めて16000ポイントの値をつけました。大型株に資金が集中し、小型株はリスクオフで売られています。ボラティリティの大きい1週間となりました。

欧州のコロナウイルス感染再拡大により強まる警戒感、不透明感

欧州のコロナウイルス感染が再び拡大しています。

オーストリアがロックダウン導入を決め、隣国のドイツへの波及が心配されています。欧州は、米国に先んじてテーパリングを実施した矢先のことでした。

これによりリスクオフの意識が強まり、米10年債が買われ、金利は再び低下、1.54%となりました。

これまで何度か感染拡大の波がやってきていますが、必ずと言っていいほど、欧州、米国の順番で感染が拡がってきました。今回もその流れは再発すると思います。

という風に、米国株投資家も同様に捉えていて、債券に資金を移したり、レジャー・金融を売ってハイテク・巣篭もり銘柄を買ったり、忙しく対応しています。

ワクチン接種が行き渡り、治療薬の開発も進んでいて、コロナに対しては楽観的な見方が大勢を占めていたところに、オーストリアのロックダウンは十分にネガティブなインパクトをもたらしました。

市場は、それに対し敏感に反応し、ややパニックになっていると言えるでしょう。

10月小売売上高は好調。利上げを後押しする結果に

一方、米国内の景気は良い指標が出ています。

10月の小売売上高は予想外の高実績でした。予想が、対前月比+1.4%増に対し、結果は+1.7%増と予想を大きく上回りました。

これは、小売の川下段階では、サプライチェーンの問題をなんとか克服し、在庫を揃え、消費者の需要に確実に応えられたということになります。

10月の数字は少なくとも、サンクスギビングに向けた消費が織り込まれていますし、クリスマスの年末商戦に対してもポジティブな印象をもたらしました。

インフレ懸念は相変わらず高止まりですが、それを克服する消費者行動の結果として、意外と重要な結果となりました。

加えて、コロナ感染拡大の懸念が舞い込み、原油は下落、そしてインフレに差し水を注いでくれた格好となり、株高目線となるのではないかと期待します。

金利上昇により、特にNASDAQ市場には重しになるかと思っていましたが、現状はNASDAQを加速させる状況に移りつつあります。

今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。

2021-11-16 週明け米国株の状況

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2021-11-16 NASDAQ市場(日足チャート)

NASDAQは-7.11、-0.05%で横ばい、S&P500、NYダウも横ばいで3指数が揉み合い

月曜の米国株式市場の状況です。

NASDAQは-7.11、-0.05%の横ばい。

S&P500は-0.05、-0.00%の横ばい。

NYダウは-12.86、-0.04%の横ばいで取引を終了しました。

NASDAQ終値は15,853.85、

S&P500の終値は4,682.80、

NYダウの終値は36,087.45、でした。

10年債金利が1.62%と上昇し、ハイテクグロース株が売られました。全体としては出来高が薄く、株価を刺激する材料も少ないためレンジ相場が続いています。

テスラ、イーロンマスクの株売りで続落中。絶好の買い増し機会到来か

テスラの株価が続落しています。理由は、オーナーのイーロンマスクが保有する株を売っているからです。どういうことなのでしょうか。

発端はこのツイートでした。

イーロンマスクは、保有するテスラ株の10%を売るべきかどうか、ツイッターでフォロワーに対して投票を募り、売るべきだという回答を得ました。そして、その通り実行しています。

なぜ、保有株を売る必要があったのか。それは、ストックオプションを行使すると、そこで得る含み益に応じた税金を源泉徴収されるからです。ストックオプションとは、あらかじめ決められた価格で自社株を購入する権利です。

オプション価格はもちろん相場よりずっと安い価格で、現在の株価との差額が含み益となり、その利益に対し源泉徴収されるようです。

そして、イーロンマスク自身の生活は質素で、現金をあまり持っていないことで有名です。したがって源泉徴収される税金を払うのに現金が足りず、仕方なくストックオプションで得た株を売ることで、その資金を工面せざるを得なかったというわけです。

このツイートを投稿した後、8日に220万株の権利を行使し、11億ドル分を売却。さらに15日に210万株を行使し、9億4660万ドル分を売却しました。

当然、大量の売りで株価が下がる前に利益確定してしまおうという投資家もいますので、売りが売りを呼び、テスラの株価は急落しているというわけです。

では、なぜ今、売り急がなければいけないのか。

イーロンマスクの所持するストックオプションはまだ1800万株以上残っており、期限は来年8月までとなっています。

そして、民主党が富裕層に対する増税案を提出し、可決に向けて進み始めました。イーロンマスクの行動は、これに対しての批判と対応なのでしょう。

この売りがいつまで続くかはわかりませんが、テスラの決算は非常に良かったですし本業は好調です。企業価値が下がったわけではありませんので、この売りで下がった株価は絶好の買い増し機会となりそうです。

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テスラ(TSLA)日足チャート

今週は重要イベントなし。注目決算は?

今週は重要な経済指標やイベントがありません。強いて言えば、今夜発表される10月小売売上高でしょうか。

決算発表シーズンはまだまだ続きます。

個人的な注目は、本日のプレマーケットに行われるシーリミテッド(SE)とジュミアテクノロジーズ(JMIA)です。

シーリミテッドは東南アジアを中心に、ECやゲームなどを手がけるネット企業。ジュミアテクノロジーズはアフリカでEC事業を進めるドイツの企業です。

シーリミテッドはETFを介して間接的に、ジュミアテクノロジーズは現物を保有しています。特にジュミアテクノロジーズは株価が低位にいるので、決算で跳ねてくれると嬉しいですね。

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シーリミテッド(SE)日足チャート

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ジュミアテクノロジーズ(JMIA)日足チャート

今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。

2021-11-13 今週の米国株状況

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2021-11-13 今週のNASDAQ

先週のNASDAQは-121.40、-0.77%で下落、S&P500、NYダウも下落で米国株は調整

金曜日の米国株式市場の終値です。

NASDAQは+156.68、前日比+1.00%の上昇、

S&P500は+33.58、前日比+0.72%の上昇、

NYダウは+179.08、前日比+0.50%の上昇でした。

終値NASDAQが15,860.96、

S&P500が4,682.85、

NYダウが36,100.31、でした。

月曜から金曜までの今週の変化はそれぞれ、

NASDAQが-121.40、-0.77%の下落、

S&P500が-18.85、-0.40%の下落、

NYダウが-331.91、-0.92%の下落となりました。

今週はCPIが予想以上で、インフレ懸念のリスクオフから調整相場となりました。過剰な反応はなく、10年債金利は1.58%と上昇しましたが落ち着きは保っています。金曜日は反発し、株価が持ち直しました。

ユニティ、アップスタート、マルケタが好決算。株価は明暗分かれる

今週は小型グロース銘柄の決算が注目でした。その中で、うさが持っているのはユニティ(U)、アップスタート(UPST)、マルケタ(MQ)の3銘柄。どれも決算内容は良かったです。

まず、ユニティです。EPSが予想に対して+0.01ドル上回り、-0.06ドル。売上が予想に対して+2000万ドル上回り、2億8600万ドルでした。ガイダンスも予想と一致し、決算内容は悪くなかったです。

しかし、決算直後のアフターマーケットの株価は急落。これは、Weta Digital社を買収する計画を同時に発表したことの影響のようです。翌日のオープン後からは出来高を伴いながら上昇し、最高値を更新しました。

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ユニティ(U)1ヶ月チャート

次に、アップスタート。EPSが予想に対して+0.27ドル上回り、0.6ドル。売上が予想に対して+1350万ドル上回り、2億2800万ドルでした。ガイダンスは予想を上回り、決算内容は非常に良かったです。

しかし、こちらも決算直後のアフターマーケットの株価は急落。詳しくはわかりませんが、社内で不正があったと報告があり、それを嫌気したためのようです。株価はそのまま低空飛行を続けています。

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アップスタート(UPST)1ヶ月チャート

最後にマルケタ。EPSが予想に対して+0.05ドル上回り、-0.08ドル。売上が予想に対して+1300万ドル上回り、1億3100万ドルでした。こちらも決算は良かったと思います。

決算直後のアフターマーケットでは株価が暴騰。しかし、翌日のオープン後から急落し決算前の株価水準に戻ってしまいました。

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マルケタ(MQ)1ヶ月チャート

10月CPIは予想を上回り、インフレ懸念再び

10月のCPI、消費者物価指数が10日に発表されました。

予想が対前月比+0.4%に対し、結果+0.8%の6.2%。これは、原油や小麦などの高騰による影響と思われます。

食品・エネルギーを除くコアCPIは、予想が対前月比+0.3%に対し、結果+0.6%。サプライチェーンの乱れは未だ沈静化せず、人件費高騰など、慢性的となりインフレが再び加速しました。

これに対し投資家は、債券売りで反応。10年債金利は上昇しましたが上げ幅はマイルドで悲観的な感じではありません。

また、金曜にはミシガン大の消費者信頼感指数が発表。こちらは予想を下回り、消費者の景況感は低い結果となりました。

消費者間にインフレによる物価高が意識され、買い控えなど景気悪化となる可能性が読み取れます。この発表により景気敏感株やレジャー関連株は売られました。

しかし、足元の消費欲は強いとみられ、今月は感謝祭、来月はクリスマスと消費刺激シーズンなので、しばらく様子見ムードでしょうか。

今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。

2021-11-9 週明け米国株の状況

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2021-11-9 NASDAQ市場(日足チャート)

NASDAQは+10.77、+0.07%で小幅上昇、S&P500、NYダウも小幅上昇で3指数が最高値更新

月曜の米国株式市場の状況です。

NASDAQは+10.77、+0.07%の上昇。

S&P500は+4.17、+0.09%の上昇。

NYダウは+104.27、+0.29%の小幅上昇で取引を終了しました。

NASDAQ終値は15,982.36で最高値更新、

S&P500の終値は4,701.70で最高値更新、

NYダウの終値は36,432.22で最高値更新、でした。

先週に引き続き、3指数とも最高値更新です。NASDAQとS&P500は終値で8営業日連続で最高値更新、勢いが止まりません。

カーニバルを再び購入。中国富裕者層の動向がリスク要因?

先週、逆指値に引っかかりキャッシュへと変わってしまった、カーニバル(CCL)に再び投資しました。

購入したのが月曜だったので、残念ながら先週末の暴騰の恩恵には預かれませんが、これからもグングン株価が伸びるのに期待です。

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カーニバル(CCL)5年チャート

5年チャートで見ると、まだコロナ前の半分ほどの株価です。コロナ後から下値を切り上げながら上昇してきています。

先日の、ファイザーのコロナ飲み薬が承認されれば、さらにレジャー需要は弾みがつくでしょうし、これまで我慢していた分、勢いもすごいでしょう。

カーニバルは豪華客船などのクルーズ船の運行を事業としていて、比較的カジュアルなものから超富裕層向けのものまで、いくつものブランドを保有しています。

ja.wikipedia.org

クルーズはたとえカジュアルとは言え、富裕層が主要な顧客層です。そこで気になるのは、中国人富裕層の動向。最近の政権の動きは、富裕層への締め付けが強くなる一方。中国人富裕層が減るんじゃないかと思います。

これはカーニバルにとってはリスク要因となるでしょう。ただし、コロナ前からクルーズの中国人顧客は減少傾向で、かつ顧客全体に占める割合も低く、ブランドをフルラインで揃えるカーニバルにとってはリスク分散が効いていると言えます。

中国人富裕層の減少を補って余りあるほどの、欧米人顧客の増加と需要は強いとみました。まずは、コロナ前までの株価に戻るか、注目です。

今年最後のリスクイベントか?10日の消費者物価指数

FOMCを無事通過し、雇用統計も予想以上の内容で、今年のリスクイベントはほぼ終えました。残すは、インフレ懸念が気になる消費者物価指数、CPIです。

明日10日に10月の消費者物価指数が発表されます。原油やコンテナ船の価格はピークを過ぎ、下落傾向にあります。また、感謝祭やクリスマス商戦用の注文もピークを過ぎました。

モノの価格の不安要素はクリアしたと思われます。問題は、人件費ですね。これが、急な動きをしていると、将来的な物価高にリバウンドする可能性も出てきます。

いずれにしても、おおよそ株式市場の不透明感は薄れてきました。少なくとも年明けまでは強気で行った方が良いと思い、キャッシュは残さずフルインベストメントで正月を迎えたいところです。

今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。