2021-11-23 週明け米国株の状況
NASDAQは-202.68、-1.26%で下落、S&P500小幅下落、NYダウ横ばい
月曜の米国株式市場の状況です。
NASDAQは-202.68、-1.26%の下落。
S&P500は-15.02、-0.32%の小幅下落。
NYダウは+17.27、+0.05%の横ばいで取引を終了しました。
S&P500の終値は4,682.94、
NYダウの終値は35,619.25、でした。
パウエル議長の再任が決まり、金利が上昇。それによりNASDAQは急落、金融株上昇によりNYダウは横ばいとなりました。短期の2年債は0.59%に急上昇、政策金利利上げの前倒しを織り込み始めています。10年債金利は、1.62%と再び1.6%台に上昇です。
パウエル議長が再任、ハイテクグロース株が大打撃
バイデン大統領がパウエルFRB議長の再任を発表しました。次期FRB議長が噂されていたブレイナード理事は副議長となっています。
市場では、パウエル議長=利上げ積極派、ブレイナード理事=利上げ消極派と見ており、パウエル議長が再任されたことで、利上げシナリオ確定で資金がそちらに向かいました。
パウエル議長再任のヘッドラインが出た瞬間はNASDAQも最高値を取るほど、上昇していましたが、米国債金利が急上昇するにつれ、株式は売られました。
これまで楽観的に上昇してきた、特に中小型のハイテクグロース株は徹底的にやられ急落。ただし、現物の売りは大量ではなく、オプション取引のショートによる下げも十分に含まれています。
決算の良かった銘柄も株価は急落していますが、これもショートオプションによる下げがあるでしょう。金利水準に慣れたところで必ずショートカバーが発生し、再び株価が上昇するので、あまり気にしないことです。
例えば、好決算で株価が急上昇したユニティ(U)など、高値で手が出せなかった銘柄は、今回の下落が絶好の買い機会かもしれません。
今週はFOMC議事要旨、感謝祭は午後から休場
Q3決算もほぼ終わり、今週は25日に11月FOMCの議事要旨が発表されます。特にサプライズは無いと思いますが、テーパリングや政策金利引き上げに関する具体的な発言内容が公開されるので、今後の金利動向がくっきりするでしょう。
また、26日は米国感謝祭で株式市場は午前中のみの取引となります。投資家もほとんど休日となるので、利確による調整もあるかもしれません。今週は、出来高が少なく閑散とした相場になりそうです。
今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。