うさカブ

つみたてNISA、ジュニアNISA3人分、現物に米国株を全力で突っ込むUSA株(うさカブ)ブログ

2021-11-28 今週の米国株状況

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2021-11-28 今週のNASDAQ

先週のNASDAQは-363.10、-2.34%で大幅下落、S&P500、NYダウも大幅下落

金曜日の米国株式市場の終値です。

NASDAQは-353.57、前日比-2.23%の大幅下落、

S&P500は-106.84、前日比-2.27%の大幅下落、

NYダウは-905.04、前日比-2.53%の大幅下落でした。

終値NASDAQが15,491.66、

S&P500が4,594.62、

NYダウが34,899.34、でした。

月曜から金曜までの今週の変化はそれぞれ、

NASDAQが-363.10、-2.34%の大幅下落、

S&P500が-88.32、-1.92%の大幅下落、

NYダウが-719.91、-2.06%の大幅下落となりました。

先週、欧州でのコロナ感染拡大で相場が崩れたところでしたが、今週は、南アフリカを発端とする変異株オミクロンの感染でさらに相場が崩れました。NY州はいち早く、医療制限を含む緊急事態宣言を発しています。

不透明感の増す株式市場。情報に踊らされず、状況把握を

欧州のコロナ感染拡大、パウエル議長再任、そして変異株オミクロンの登場と、ここ数日は相場を左右する材料で持ちきりです。

金曜日はリスクオフへの急転換で債券が買われ、10年債金利は1.477%まで下落しました。先日、1.6%を越す金利の急騰でNASDAQが崩れたところだったところ、この金利の急ピッチな上げ下げは、市場にかなりストレスを与えます。

今週は、サンクスギビングがあり相場も閑散としていたところだったので、週明けの急落もあり得ます。市場はまだこの急変に対して消化不十分です。

南アフリカで発見されたとされる、新型変異株オミクロンは、まだわからないことも多く、これが脅威なのか対処可能なのか不明です。

不透明感が強い分、一斉に売られる展開になるとは思いますが、仮にオミクロンが大したことが無いと判明した途端に、急反発することでしょう。

このような急激なボラティリティには、普通の個人投資家はついていけません。相場の大勢が決まった段階では、すでに機会損失状態です。

したがって、現段階での最善策は、状況が判明するまで動かないこと。必要のない銘柄は整理して、キャッシュを厚めに持っておくことです。売り急ぐ必要はないと思います。

また、買いも慎重に見極めた方が良いでしょう。ワクチン銘柄や巣篭もり銘柄が急騰しましたが、安易に飛び乗るとショートオプションの格好の餌食となって痛い目にあいそうです。

政策金利引き上げは、再び遠のく。ハイテク株にはポジティブな状況に

オミクロン株により、まず原油が急落しました。これによりインフレ懸念を良い感じに冷やしてくれました。

来年の政策金利引き上げ予測も、再び1〜2回とペースダウンの方向へ変わり、金利側面だけ見ると株式市場にとってはポジティブです。

サプライチェーンの乱れは、悪化するかもしれません。これはインフレにはリスク要因です。

いずれにしても、オミクロン株がどのくらい脅威なのか、わからないことには、経済への影響もわからず、政府の対応もわかりません。

わかっているのは、金利引き上げのペースは当初予測より遅くなった、その結果として長期金利が下落している。ということだけです。

そしてそれは、特にハイテク株にはポジティブな状況と言えるでしょう。コロナ禍の中、好調を維持してきたことを思い出してください。

今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。