2021-3-6 今週の米国株状況
- 今週のNASDAQは-668.68、-5.18%で暴落。S&P500下落、NYダウは横ばいでセクターローテーション進む
- 金鉱株のハーモニー・ゴールド・マイニング(HMY)、バリックゴールド(GOLD)をやっと売却
- 明確になったパウエル議長の株価軽視、雇用重視のスタンス。雇用統計良好、3/18までFRBは沈黙期間
今週のNASDAQは-668.68、-5.18%で暴落。S&P500下落、NYダウは横ばいでセクターローテーション進む
金曜日の米国株式市場の終値です。
NASDAQは+196.68、前日比+1.55%の上昇、
S&P500は+73.47、前日比+1.95%の上昇、
NYダウは+572.16、前日比+1.85%の上昇でした。
S&P500が3,841.94、
NYダウが31,496.30でした。
月曜から金曜までの今週の変化はそれぞれ、
NASDAQが-668.68、-5.18%の暴落、
S&P500が-59.88、-1.56%の下落、
NYダウが-37.57、-0.12%の横ばいとなりました。
今週もタフな1週間となりました。先週の流れを引き継ぎ、金利の上昇に伴ってハイテクグロースのNASDAQから金融、工業のNYダウへとセクターローテーションがかなり進んだ印象です。
金鉱株のハーモニー・ゴールド・マイニング(HMY)、バリックゴールド(GOLD)をやっと売却
金利上昇に伴う、ゴールドの継続的な下落を見越し、いよいよ重い腰をあげました。
ハーモニー・ゴールド・マイニング(HMY)とバリックゴールド(GOLD)を全売却です。昨年の8月には一時、買値の倍まで上昇していましたが、売却機会を逃し、その後ズルズルと値下がり頭痛の種となっていた銘柄です。
長期金利の上昇は避けようのないトレンドで、そうなると金利を産まないゴールドは価値が下がり、金鉱株のレバレッジ効果も薄まる一方です。
このところのセクターローテーションで、NYダウへの資金流入が高まってきたことと、金利上昇のクロスするタイミングで潮時と判断し全数売却となりました。
売却後もNYダウの上げに伴って両者とも株価が上昇し、少し早まったかも知れませんが、キャッシュ比率を上げるためにも思い切りました。
それでも+70%ほどで利確、1万ドルほどのキャッシュとなり、これをバーゲンセール状態のハイテク株に、いつ突っ込もうかと思案中です。
明確になったパウエル議長の株価軽視、雇用重視のスタンス。雇用統計良好、3/18までFRBは沈黙期間
今週注目されたのは、FRBのパウエル議長の声明。内容は相変わらずでしたが、それが逆に投資家の失望を生んで、長期金利上昇、株価下落へ繋がりました。
というのも、今の長期金利の上昇は特別なものではないという発言と、株価下落への言及がとても薄いものだったからです。
これは、ある程度の株価下落を容認することと、株価の維持よりも雇用回復を重視することを再度強調したことになります。
FRBの役割からすると真っ当なことなのですが、トランプ政権ではこうなる前に必ずトランプ元大統領の圧力が働き、FRBの発言内容にも少なからず影響を与えていたのです。株式市場目線で言うと、間違いなくトランプ元大統領がバランサーとなり、株価上昇を支えていました。
当然ですが、バイデン政権はFRBに介入しません。トランプ政権の2020年相場に慣れ切っていた投資家は、本来の姿に戻っただけなのかも知れません。それが2021年の相場を難しくしていると思います。
金曜日には2月の雇用統計が発表され、予想の倍となる雇用回復が明らかになりました。これは景気回復を裏付けることになりますが、金利上昇を促すことにもなるので、来週の金利動向をまた難しくさせる要素となりました。
雇用統計の結果を受け、景気回復への期待から特にNYダウの株価は上昇しましたが、NASDAQの上昇はまたもや騙しの可能性が高いです。買いの上昇ではなく、ショートカバーの上昇のような気がします。
これで底を売った気はしません。週明けの相場への入り方は気をつけた方が良いでしょう。
3/18に、FOMCが行われFRBの声明発表が予定されています。政策金利はゼロ金利を維持するでしょうが、ガイダンスには変化があるかもしれません。
怖いのはそれまでFRBがらみのイベントが無いことです。来週も米国債の入札があるようですが、政府の材料がない中、需給関係で長期金利が定まっていきます。
FOMCまでは長期金利が株価を左右するボラティリティの高い状態が続くと予想されます。
今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。
2021-3-2 週明け米国株の状況
- NASDAQは+396.48、+3.01%で大幅上昇、S&P500、NYダウも上昇。ショートカバーか?
- ズームが超決算!Q4売り上げ前年比369%、通期営業利益率37.1%、FCFが14億ドル
- 月曜の上昇は騙しの可能性。今週はイベント、重要指標の発表あり、投資家は様子見も
NASDAQは+396.48、+3.01%で大幅上昇、S&P500、NYダウも上昇。ショートカバーか?
月曜日の米国株式市場の状況です。
NASDAQは+396.48、+3.01%の大幅上昇。
S&P500は+90.67、+2.38%の上昇。
NYダウは+603.14、+1.95%の上昇で取引を終了しました。
S&P500の終値は3,901.82、
NYダウの終値は31,535.51、でした。
先週の金利急上昇に伴う、株価の大幅下落から一転、月曜日は大幅高となりました。10年債金利が1.4%台と落ち着き、安心感から幅広い銘柄で上昇しましたが、月初のショートカバーによる一時的な上昇との見方もあります。
ズームが超決算!Q4売り上げ前年比369%、通期営業利益率37.1%、FCFが14億ドル
全体的に反発した月曜日の米国株式市場のクローズ後、注目のズーム・ビデオコミュニケーションズ(ZM)の4Q決算発表がありました。
結果は、超がつくほどの良決算でした。これを受けアフターで10%株価が上昇しました。月曜の終値で9.6%上昇したので、1日で20%近く上昇したことになります。
決算発表のプレゼンテーションを掲載しておくので、詳しく見たい方はどうぞ。
https://investors.zoom.us/static-files/0e5bc6bc-c329-4004-a20b-99b67714e7b8
まず、Q4の四半期決算から、
売上収益 前年比369%増の8億8千万ドル
営業利益率 29%
フリーキャッシュフロー 前年比1,321%増
続いて、通期決算では、
売上収益 26.5億ドル 前年比426%増
営業利益率 37.1%
フリーキャッシュフロー 14億ドル
WFH(ワークフロムホーム)銘柄の代表格であり、うさは再三すでにインフラと化していると言ってきたズームは、予想通りものすごい決算を出してきました。
来期以降のガイダンスも強いものでした。
なぜなら彼らには次の弾としてズームフォンがあるからです。企業向けのクラウド電話、いわゆるIP電話ですね。これが順調に既存顧客へ導入されているようです。
ズームのシステムに組み込まれているので、電話からビデオ会議にシームレスに移行できます。IP電話なので、電話料金は格安です。また、専用端末も用意しておりハードも売っています。
もはや単なるビデオ会議のソフトウェア企業ではなくなっていますね。
決算にもあったように、今期、潤沢なキャッシュを手に入れました。それらの使い道は、M&Aなど更なる成長への投資だと明言されています。次の一手はすでに考えられているのでしょう。
月曜の上昇は騙しの可能性。今週はイベント、重要指標の発表あり、投資家は様子見も
月曜は反発しましたが、ショートカバーの可能性もあり、だとすると強い買いによる上昇ではなかったということで、火曜以降反落する可能性もあります。いわゆる騙しです。
今週は、連邦公開市場委員会の発言が予定されていたり、FOMCからの談話も予定されています。パウエル議長の会見もあるようです。
そして金曜には2月の雇用統計が発表されます。これは注目です。なぜならイエレン財務長官もパウエル議長も、雇用が重要課題だとずっと言い続けているからです。
仮に、雇用統計の結果がものすごくポジティブだった場合、長期金利はまた敏感に反応し、急上昇するかもしれません。その時、株価は急落です。
そういった可能性もあり、特に機関投資家は様子見をするのではないでしょうか。
まだまだボラティリティの高い地合いは続いていると思われます。投資家が様子見で資金があまり入らないとなると、ボラティリティはますます高まります。
月曜の上昇があったからといって、すぐに楽観視できる状況ではないです。引き続き、金利に気をつけながら慎重なトレードが要求されます。
今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。
2021-2-27 今週の米国株状況
- 今週のNASDAQは-340.71、-2.58%で大幅下落。S&P500、NYダウも下落。
- ポートフォリオのポジションチェンジは続く。ドラフトキングス、マリオット、スキルズにイン
- 米国債金利が急上昇で株価撃沈。金利と株価の相関関係は?
今週のNASDAQは-340.71、-2.58%で大幅下落。S&P500、NYダウも下落。
金曜日の米国株式市場の終値です。
NASDAQは+72.96、前日比+0.56%の小幅上昇、
S&P500は-18.19、前日比-0.47%の小幅下落、
NYダウは-469.64、前日比-1.50%の下落でした。
S&P500が3,811.15、
NYダウが30,932.37でした。
月曜から金曜までの今週の変化はそれぞれ、
NASDAQが-340.71、-2.58%の大幅下落、
S&P500が-65.35、-1.71%の下落、
NYダウが-589.32、-1.91%の下落となりました。
先週の調整相場が継続し、金利の上昇に伴って、3指数とも株価が乱高下しました。終値ベースで見る以上に、上げ下げが激しく精神的にタフな一週間だったと思います。
ポートフォリオのポジションチェンジは続く。ドラフトキングス、マリオット、スキルズにイン
先週に引き続き、利の乗ってる銘柄を利確処分しつつ、うさのポートフォリオのポジションを見直しました。金利影響による株価乱高下の中、新規銘柄を購入するのは精神的に疲れますね。
ワクチン接種の順調な進展により、新型コロナウイルスへの恐怖が薄れ、景気回復への期待が高まっています。
米国政府は、追加経済刺激策のような財政政策と、FRBのゼロ金利政策のような金融政策を同時に発動し、これまでは金融相場により株価が上昇していました。
金融相場は、市場にキャッシュが溢れているので、いわゆるハイテクグロース株が優勢です。みんな長期的な未来を見て、今は赤字でも将来性のある銘柄に投資するわけです。
現在は、それから業績相場への入り口にいると思われ、景気敏感株や素材、工業株へシフトすると言われています。景気が回復し始めると、目線が足元に向き、直近の業績や実需に関心が移るのですね。NYダウが相対的に上向きなのは、その要因があると思います。
まだ金融の引き締めは実施されていないので、業績相場に入ったかどうかの間際ですが、投資家はすでに来たる業績相場へポジションを移し始めています。
ただ今回は、平時の循環サイクルに加え、新型コロナによる行動抑制の反動という要素があるので、レジャーや外食産業のいわゆるリカバリー銘柄も上昇し、様々な思惑が混じり合った難しい相場になっているというわけです。
うさもそのようなことを考えながらポートフォリオを見直しています。
売却済み
- ペロトン・インタラクティブ(PTON)
- ドライブン・ブランズ(DRVN)
ペロトンは先週書いたように、悩んだ末にいったんポジション解消しました。ブランド力も成長力もあり、好きな銘柄なのですが、手放しました。
購入
ドラフトキングス(DKNG)
ドラフトキングスは、オンラインカジノやファンタジースポーツの企業で、昨年SPACで上場しました。コロナ影響による巣ごもりで、直近の決算が非常に良く、またリアルでの、カジノやプロスポーツの本格的再開と共に相乗効果が期待されます。
スキルズ(SKLZ)
スキルズは、モバイルゲーム、eスポーツのプラットフォームを展開する企業です。これもSPAC上場銘柄です。面白いのはオンラインゲームで賞金が得られるというところです。これも巣ごもり消費で体験したユーザーは簡単には離れない、世間の娯楽ムードと相乗効果があるだろうと予測しました。
マリオット・インターナショナル(MAR)
言わずと知れた、世界有数の高級ホテルチェーンです。そして、ド直球のリカバリー銘柄です。これまで、直接的なリカバリー銘柄にはあまり触れてきませんでした。タイミング的には遅れた格好となりますが、今からでも遅くはないでしょう。季節が良くなれば、まずは旅行や出張など活況になるはずです。
その他、既存の銘柄にもいくつか追加投資しました。今週の調整局面で、キャッシュを温存しながらやり過ごすという選択肢もあったと思います。報われることを祈ります。
米国債金利が急上昇で株価撃沈。金利と株価の相関関係は?
今週はとにかく、米国債金利の上昇に右往左往された1週間でした。先週からの金利の急上昇は衰えることなく、一気に1.6%近くまで上昇しました。その結果、NASDAQを中心に株価は大幅に下落しました。
途中、FRBパウエル議長の声明でリバウンドしたものの、地合いは軟調のまま株価は下落トレンドを継続しています。
このように5日間で見ると、明らかに金利上昇と株価下落は逆相関を示しています。
しかしこのように、1年で見ると順相関を示しています。国債金利は景気上昇の表れだということがよくわかります。
さて、国債金利とはなんでしょうか?その道のプロではないので間違いがあるかも知れませんが、簡単に説明します。
国債は、10年など満期になれば決められた価格で買い取りますよ。という証券です。この買取価格は固定で決まっています。
10年後の固定価格を受け取るために、今いくらで買いますか?その差額が金利ということになります。例えば10年後11万円の国債を、今10万円で購入すれば金利10%です。
では、10年後の11万円はどのくらい価値があるのでしょうか?
この先、景気が悪くなりそうであれば、今の11万円より価値が出そうですね。なので金利は小さくても購入する人がいます。10年後の価格は固定なので、現在の国債価格は上昇します。
逆に、景気が良くなることがわかっていればどうでしょうか?10年後の11万円は今の11万円より価値が低そうです。景気上昇により物価も上昇するからです。
なので金利10%じゃ足りない。もっと上げろ。ということになるわけです。10年後の価格は固定なので、現在の国債価格は下落します。
短期で見れば、金利上昇局面とは、将来の景気上昇はこんなもんじゃない。ということになり、現在利益の出てないハイテクグロース株の将来予測企業価値と株価が釣り合わない。つまり高すぎるということとなり、株価が下落するわけです。
ですが、長期で見れば景気上昇の恩恵を受け、企業価値は向上するので、株価も上昇していくわけですね。
もちろん、企業個別の業績によるので、あくまで一般的な話です。これから本格化する金利上昇局面では、業績が大事になってきます。決算はまだ続くので注目していきましょう。
今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。
2021-2-23 週明け米国株の状況
- NASDAQは-341.42、-2.46%で大幅下落、S&P500下落、NYダウは横ばい
- ハイテクグロース銘柄は全面安。リア充銘柄へのトレンドチェンジが本格化か?
- イエレン発言でビットコイン急落。米国10年債金利はパウエル議長会見待ち。ゴールドは1800まで回復
NASDAQは-341.42、-2.46%で大幅下落、S&P500下落、NYダウは横ばい
月曜日の米国株式市場の状況です。
NASDAQは-341.42、-2.46%の大幅下落。
S&P500は-30.21、-0.77%の下落。
NYダウは+27.37、+0.09%の横ばいで取引を終了しました。
S&P500の終値は3,876.50、
NYダウの終値は31,521.69、でした。
株価の調整が続いています。NASDAQは1月末の下げ以来の大幅下落です。S&P500は5日連続の下落となりました。NYダウはまちまちです。先月に続き、月末のポジション調整が主な要因なのでしょうか。
ハイテクグロース銘柄は全面安。リア充銘柄へのトレンドチェンジが本格化か?
月曜日のNASDAQ大幅下落を先導したのは、GAFAM+テスラの大型ハイテク株でした。それに巻き込まれる形で、決算の良かった中小型グロース株もろとも下落しています。
エネルギー、金融、レジャーなどの景気敏感株、いわゆるコロナ後のリア充銘柄にトレンドチェンジしたのではないかと言われています。
しかし、そこまで完全に移行したようには見えません。ワクチンニュース以降、たびたびこのような動きは見られていました。
とにかく、資金をいったん引き上げたのでしょう。うさも先週、テスラ含め大方の銘柄を利確して引き上げました。今のところ読みは当たっています。
問題は、いつ資金を、どの銘柄に再投入するか。うさは先週の時点で、リア充銘柄のリフト、ハイレカーと、割安銘柄のAT&Tに入れています。テスラにはタイミングを見て、再エントリーしたいところです。決算の良かったアップルも再び購入したいですね。
イエレン発言でビットコイン急落。米国10年債金利はパウエル議長会見待ち。ゴールドは1800まで回復
イエレン財務長官がビットコインに関して批判的なコメントを出したことをきっかけに、一時48,000ドルまで急落しました。その後、反転して53,000ドル台まで急回復しています。
日経新聞の後藤さんがTwitterでまとめてくれていますので、確実な情報として転載します。
◆イエレン氏 Bitcoin発言
— 後藤達也(日本経済新聞) (@goto_nikkei) February 22, 2021
・transaction mechanismとして広く使用されているとは思えない
・違法な取引に利用されていることに懸念
・conducting transactions上、極めて非効率。必要なエネルギーは驚異的
・極めて投機的な資産。被りうる潜在的な損失に懸念
▽YouTubehttps://t.co/WmbNehiBSL
この内容、よく見ると以前から言っていたこととそう変わりません。目新しいところとして、マイニングに多大な電力を消費しているという指摘ぐらいでしょうか。
テキサスの寒波で電力に負荷がかかっていることに配慮してのことかも知れませんが、常識的です。トレンド変化に繋がるほどネガティブなサプライズだとは思えません。それもあって、反転したのだと思います。
米国時間23日に、FRBのパウエル議長が声明発表します。このところの金利上昇、インフレ加速懸念について、どう対応するのかが注目されています。
パウエル議長会見を控えてか、月曜の金利は少し落ち着きを見せてました。内容によっては敏感に反応する可能性もあります。金利もそうですが、インフレ懸念の方が心配です。
そのインフレ懸念により、ゴールド価格が反転の兆しを見せています。価格は1800ドルを回復し、うさの金鉱株も2%超のリバウンドでした。インフレによるドルの減価、相対的に魅力の増したゴールド、ビットコインの急落が関係しているかは今のところわかりません。
今週は、需給によるミクロ要因よりも、こういったマクロ要因が影響しそうな気がします。
今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。
2021-2-20 今週の米国株状況
- 今週のNASDAQは-173.04、-1.25%で下落。S&P500は小幅下落、NYダウ横ばい。株価調整進む
- 個別株ポジションを一時解消、ポートフォリオを大きく見直し。Lyft、HyreCar、ROKU、AT&T、TSMにイン
- 10年債金利が上昇、1.3%台後半に。ビットコイン急上昇。ゴールド、金鉱株の出口をどうするか。
今週のNASDAQは-173.04、-1.25%で下落。S&P500は小幅下落、NYダウ横ばい。株価調整進む
金曜日の米国株式市場の終値です。
NASDAQは+9.11、前日比+0.07%の横ばい、
S&P500は-7.26、前日比-0.19%の横ばい、
NYダウは+0.98、前日比+0.00%の横ばいでした。
S&P500が3,906.71、
NYダウが31,494.32でした。
月曜が祝日でしたので、火曜から金曜までの今週の変化はそれぞれ、
NASDAQが-173.04、-1.25%の下落、
S&P500が-25.88、-0.66%の小幅下落、
NYダウが-27.97、-0.09%の横ばいとなりました。
今週は全体的に株価調整が進み、下落しました。景気回復への期待から、資金循環が起こっています。ハイテクからオールドエコノミーへ資金が移動していることが、NASDAQ軟調、NYダウ踏ん張りの株価推移からわかります。
個別株ポジションを一時解消、ポートフォリオを大きく見直し。Lyft、HyreCar、ROKU、AT&T、TSMにイン
決算とワクチン接種開始による景気回復への期待を起点にした調整局面に対応するために、個別株のポートフォリオを大きく見直しています。
売却済み
アルファベット順に、
アサナ(ASAN)
ビヨンドミート(BYND)
クリーンスパーク(CLSK)
グッドアールエックス(GDRX)
ピンタレスト(PINS)
テスラ・モータース(TSLA)
トライテラス(TRIT)
ジロー・グループ(ZG)
以上、利が乗っているうちに多くの個別株について、一度ポジションを解消しました。
ICLN、TRIT、LAZRは利確ではなく損切りとなりました。特にクリエネETFであるICLNは、バイデン政権による投資時期がかなり先になるのではないかという観測で下降トレンドとなっています。
同じく、クリエネで言うと電気自動車、自動運転関係の個別銘柄もポジション解消しています。
特に大きなのがテスラですね。ダブルバガーのうちに売却しました。
思えば、昨年の株主総会「バッテリーデイ」後に大きく失望売りされた時に買いに向かったのでした。それからS&P500に採用されるなど、あれよあれよと株価が上昇し、ポートフォリオの中核となってくれました。ありがとうテスラ。
中国の電動スクーターメーカー、ニウもよく上昇してくれました。一度お別れです。期待の高かったLiDAR開発のルミナーテクノロジーズは、真価を発揮するまで待てませんでした。また時期が来たら再インします。
ポジション縮小
- ペロトン・インタラクティブ(PTON)
- ズーム・ビデオコミュニケーションズ(ZM)
これら二つの銘柄は、半分ほどトリムしてポジションを縮小しています。
ペロトンは全売却するかどうか迷った末のホールドです。頃合い見て売却するかもしれません。
ズームはこれから決算発表なので、それまではホールドです。リスクを下げるために少しトリムしました。ずっと下落を続けていたのですが、このところ反転しています。決算後にどうするかは内容次第で決めたいと思います。
購入
リフト(LYFT)
ウーバーと同じ、ライドシェアのサービス企業です。違いはほとんどないですが、リフトはまだ米国内でしかサービスしていません。時価総額もまだ18Bドルで、ウーバーの106Bドルと比べると1/6程度と上昇余地が残されています。
ハイレカー(HYRE)
これは面白い企業です。ウーバーやリフトの運転手に、個人が車を貸し出せるサービスです。自ら運転手にならなくても、使用していないマイカーを収益源にすることができます。運転手側もクルマを用意せずに、ビジネスを始めることができます。
リフトもハイレカーも新型コロナ終息後の経済回復で活発化が期待される業界です。
ROKU(ROKU)
ROKUはネットフリックスのようなストリーミング映像サービスの企業です。先日の決算が抜群に良かったのでインしました。ROKUの強みは、ネットフリックスやアマゾンプライムビデオなど、他のストリーミングサービスをこれ1つで利用することができるところです。米国ではナンバーワンのシェアを誇っています。
AT&T(T)
AT&Tは言わずと知れた米国の大手通信会社です。株価は新型コロナショック後、低迷を極めています。割安株ということで経済回復期待もあるのですが、ここは数年前に、ワーナーメディアを買収しており、エンターテイメントの期待もあります。新型コロナで娯楽の価値観が変わったように思います。日本のソニー然り、コンテンツホルダーが強い時代になるのではないでしょうか。
台湾セミコンダクター(TSM)
台湾セミコンダクターは以前から欲しかった銘柄です。調整局面でINしました。半導体分野では世界有数の技術と製造能力を持っています。アップルのM1チップもTSMC製です。他にも様々な半導体企業の製造委託を受けています。
10年債金利が上昇、1.3%台後半に。ビットコイン急上昇。ゴールド、金鉱株の出口をどうするか。
ポートフォリオ見直しの内容が膨らんでしまったので、最後は簡単にしめます。
10年債金利が、1.3%台後半で高止まりしています。追加経済対策によるインフレ予測が高まっているためです。
またビットコインは5.5万ドルが視野に入ってくるくらいに、上昇を継続しています。JPモルガンも無視はできないとコメントしたようです。
そんな中、ゴールドが軟調で金鉱株が下落しています。まだ十分に利は乗ってるのですが、売却のタイミングを完全に失っています。
そんな悩みを、有名投資ブロガーのたぱぞうさんが記事として取り上げてくださいましたので紹介します。
仮想通貨の文脈で語られています。金鉱株は旬は過ぎたかもしれないというアドバイスを頂いてます。早いとこ売却したほうが良いのでしょうか。まだ、このポジションをどうするか決断ができてません。
今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。
2021-2-17 週明け米国株の状況
- NASDAQは-47.98、-0.34%で小幅下落、S&P500横ばい、NYダウは小幅上昇し最高値を更新
- 有人ドローンのパイオニア、イーハン(EH)が-62.7%の大暴落。不正会計を指摘するショートレポートが発端
- ビットコインが5万ドル越え。米国10年債金利が1.3%に上昇。ゴールドは1800を切る下落
NASDAQは-47.98、-0.34%で小幅下落、S&P500横ばい、NYダウは小幅上昇し最高値を更新
月曜日はプレジデンツデイで休場でした。火曜日の米国株式市場の状況です。
NASDAQは-47.98、-0.34%の小幅下落。
S&P500は-2.24、-0.06%の横ばい。
NYダウは+64.35、+0.20%の小幅上昇で取引を終了しました。
S&P500の終値は3,932.59、
NYダウの終値は31,522.75、最高値更新でした。
3連休明けの米国株市場は、10年債金利が1.3%台に上昇、景気回復を印象付けましたが、金利高からNASDAQは利益確定が相次ぎ下落しました。逆にNYダウはエネルギー、金融が押し上げ、最高値を更新しました。
有人ドローンのパイオニア、イーハン(EH)が-62.7%の大暴落。不正会計を指摘するショートレポートが発端
毎朝、前日の米国株式市場の株価をチェックするのが日課なのですが、今朝はびっくりしました。
有人ドローンの中国企業、イーハン・ホールディングスが、-62.7%と大暴落。あれ?株式分割でもあったっけ?と錯覚するぐらいの暴落です。
WOLF PAC RESEARCHというショート(売り)筋の調査会社のレポートが発端でした。
内容は簡単にいうと、実体のないペーパー企業に対し、架空の売り上げ計上を行い、株価を不当に釣り上げていた。というものです。
このレポートの真偽は不明です。イーハン社は事実無根と主張しているようですが、株価は一気に60%以上も下落してしまいました。
ショート筋のヘッジファンドやレポートで株価下落を誘発、というとゲームストップ騒動が思い出されます。イーハンも個人投資家に人気の株でした。
アフターマーケットでは、再び20%ほど値を戻しましたが、これは単にショートカバーのようです。個人投資家が買い戻している様子はありません。
うさもホルダーですが、幸いそれほどポジションを取っていなかったので青ざめるほどの損害はありませんでした。しばらくは静観していたいと思います。
ビットコインが5万ドル越え。米国10年債金利が1.3%に上昇。ゴールドは1800を切る下落
ビットコインがついに5万ドルを超えました。先日の下落をいとも簡単に踏み上げて行きました。
NASDAQの下落で、主に個人投資家が資金をビットコインに避難させているのでしょうか。
一方、米国10年債金利が1.3%を超えました。これは1年ぶりのことだそうです。新型コロナショックの直前ですね。ドル円の為替も久々に、ドル高円安に振れ、1ドル106円台に回復しています。
金利上昇やドル高は景気回復の表れなのですが、特にハイテク企業が集まるNASDAQの株価にはネガティブです。金利動向には神経質な水準となってきました。しばらくは金利の動きに要注目です。
金利上昇で影響を受けるのは株価だけではありません。ゴールドが急落し、1800を切りました。
これにより、うさのホールドしている金鉱株が大幅に下落してしまいました。バリックゴールド(GOLD)とハーモニーゴールドマイニング(HMY)です
安全資産と言われるゴールドは、不況時に強いです。不況時は国債の金利が下落、相対的にゴールドに資産を預けた方が得なので、ゴールドは上昇します。
金利が上昇すると逆の動きとなります。今はそれが起こり始めているということですね。
このまま金利が上昇し続けるとは思えませんが、今後の動きが気になりますね。
今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。
2021-2-13 今週の米国株状況
- 今週のNASDAQは+107.83、+0.76%で小幅上昇、最高値更新。S&P500も小幅上昇で最高値更新、NYダウも小幅上昇
- ビットコインが5万ドル目前。広がる企業導入、大手銀行とマスターカードが参入。
- 2月のミシガン大消費者信頼感指数は悪化。追加経済対策への期待は高まる
今週のNASDAQは+107.83、+0.76%で小幅上昇、最高値更新。S&P500も小幅上昇で最高値更新、NYダウも小幅上昇
金曜日の米国株式市場の終値です。
NASDAQは+69.70、前日比+0.50%の小幅上昇、
S&P500は+18.45、前日比+0.47%の小幅上昇、
NYダウは+27.70、前日比+0.09%の横ばいでした。
S&P500が3,934.83で最高値更新、
NYダウが31,458.40でした。
月曜から金曜までの今週の変化はそれぞれ、
NASDAQが+107.83、+0.76%の小幅上昇、
S&P500が+19.24、+0.49%の小幅上昇、
NYダウが+72.64、+0.23%の小幅上昇となりました。
今週もNASDAQ、S&P500が最高値を更新しました。高値警戒感が見られますが、ジリジリと上げてきています。
ビットコインが5万ドル目前。広がる企業導入、大手銀行とマスターカードが参入。
テスラがビットコインに投資と共に、決済手段として導入したのは数週間前。以降、大手企業が導入する噂が絶えません。
テスラCEO、イーロンマスクがツイッターのプロフィールに$bitcoinを書いたのと同様、ツイッターとスクエアCEOのジャックドーシーも現在、ツイッターのプロフィールに$bitcoinと一言だけ書いてあります。
ツイッター社は実際に導入を検討していると報道もされました。スクエアはすでにビットコインを保有し、決済手段としても整備を進めています。
ジャックドーシー自身は、ラッパーのJay-Zと組んで、新興国向けのビットコイン開発のための基金を設立すると発表。カリスマ経営者の間でいかに注目されているかがわかります。
そして、昨日、マスターカードがビットコイン決済を発表しました。これにより、スクエアやペイパルのようなネット決済だけでなく、クレジットカード業界でもビットコイン決済が可能になります。
また、米国大手銀行のバンク・オブ・ニューヨーク・メロンではビットコイン向けのサービス提供を発表。
まだまだ導入に慎重な企業が大半だとは思いますが、どの企業も検討を始めているところでしょう。この流れには逆らえない、無視できない状況です。
あくまで噂レベルですが、アップルなども検討しているのではないでしょうか。アップルカードの提携先はマスターカードですし。
うさの保有しているビットコインとイーサリアムは、購入時の5倍以上まで膨らみました。10倍になるまではホールドするつもりです。
2月のミシガン大消費者信頼感指数は悪化。追加経済対策への期待は高まる
2月のミシガン大消費者信頼感指数は、予想80.8に対し76.2と下回りました。1月の79.0よりも悪化しています。
1月のコアCPIも、予想0.2%に対し0.0%、こちらも前回よりも悪化しています。
また、失業保険申請件数も予想以上で、前回よりは低下していますが、未だ高い水準です。
FRBのパウエル議長の発言がありましたが、これまでと変わらず厳しい状況、政策はキープコンセプトです。
特に雇用の問題には強い関心があるようです。インフレ容認をしている一方で、雇用が回復しないとインフレもままならないということでしょう。
昨日の10年債金利は1.2%にようやく回復し、相場の地合いもよくなってきました。大口機関投資家も動き始めたようです。
足元の景気が悪い数字は、逆に追加経済対策の満額実施を期待させます。
高値警戒感がありますが、過熱感は言われているほどバブルな状況ではないような気もします。米国株市場は、もうしばらくこの調子で上昇していくのではないでしょうか。
今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。