うさカブ

つみたてNISA、ジュニアNISA3人分、現物に米国株を全力で突っ込むUSA株(うさカブ)ブログ

2021-3-2 週明け米国株の状況

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2021-3-2 NASDAQ株価

NASDAQは+396.48、+3.01%で大幅上昇、S&P500、NYダウも上昇。ショートカバーか?

月曜日の米国株式市場の状況です。

NASDAQは+396.48、+3.01%の大幅上昇。

S&P500は+90.67、+2.38%の上昇。

NYダウは+603.14、+1.95%の上昇で取引を終了しました。

NASDAQ終値は13,588.83、

S&P500の終値は3,901.82、

NYダウの終値は31,535.51、でした。

先週の金利急上昇に伴う、株価の大幅下落から一転、月曜日は大幅高となりました。10年債金利が1.4%台と落ち着き、安心感から幅広い銘柄で上昇しましたが、月初のショートカバーによる一時的な上昇との見方もあります。

ズームが超決算!Q4売り上げ前年比369%、通期営業利益率37.1%、FCFが14億ドル

全体的に反発した月曜日の米国株式市場のクローズ後、注目のズーム・ビデオコミュニケーションズ(ZM)の4Q決算発表がありました。

結果は、超がつくほどの良決算でした。これを受けアフターで10%株価が上昇しました。月曜の終値で9.6%上昇したので、1日で20%近く上昇したことになります。

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ズーム・ビデオコミュニケーションズ(ZM)

決算発表のプレゼンテーションを掲載しておくので、詳しく見たい方はどうぞ。

https://investors.zoom.us/static-files/0e5bc6bc-c329-4004-a20b-99b67714e7b8

まず、Q4の四半期決算から、

  • 売上収益 前年比369%増の8億8千万ドル

  • 営業利益率 29%

  • フリーキャッシュフロー 前年比1,321%増

続いて、通期決算では、

  • 売上収益 26.5億ドル 前年比426%増

  • 営業利益率 37.1%

  • フリーキャッシュフロー 14億ドル

WFH(ワークフロムホーム)銘柄の代表格であり、うさは再三すでにインフラと化していると言ってきたズームは、予想通りものすごい決算を出してきました。

来期以降のガイダンスも強いものでした。

なぜなら彼らには次の弾としてズームフォンがあるからです。企業向けのクラウド電話、いわゆるIP電話ですね。これが順調に既存顧客へ導入されているようです。

ズームのシステムに組み込まれているので、電話からビデオ会議にシームレスに移行できます。IP電話なので、電話料金は格安です。また、専用端末も用意しておりハードも売っています。

もはや単なるビデオ会議のソフトウェア企業ではなくなっていますね。

決算にもあったように、今期、潤沢なキャッシュを手に入れました。それらの使い道は、M&Aなど更なる成長への投資だと明言されています。次の一手はすでに考えられているのでしょう。

月曜の上昇は騙しの可能性。今週はイベント、重要指標の発表あり、投資家は様子見も

月曜は反発しましたが、ショートカバーの可能性もあり、だとすると強い買いによる上昇ではなかったということで、火曜以降反落する可能性もあります。いわゆる騙しです。

今週は、連邦公開市場委員会の発言が予定されていたり、FOMCからの談話も予定されています。パウエル議長の会見もあるようです。

そして金曜には2月の雇用統計が発表されます。これは注目です。なぜならイエレン財務長官もパウエル議長も、雇用が重要課題だとずっと言い続けているからです。

仮に、雇用統計の結果がものすごくポジティブだった場合、長期金利はまた敏感に反応し、急上昇するかもしれません。その時、株価は急落です。

そういった可能性もあり、特に機関投資家は様子見をするのではないでしょうか。

まだまだボラティリティの高い地合いは続いていると思われます。投資家が様子見で資金があまり入らないとなると、ボラティリティはますます高まります。

月曜の上昇があったからといって、すぐに楽観視できる状況ではないです。引き続き、金利に気をつけながら慎重なトレードが要求されます。

今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。