うさカブ

つみたてNISA、ジュニアNISA3人分、現物に米国株を全力で突っ込むUSA株(うさカブ)ブログ

2021-3-6 今週の米国株状況

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2021-3-6 今週のNASDAQ

今週のNASDAQは-668.68、-5.18%で暴落。S&P500下落、NYダウは横ばいでセクターローテーション進む

金曜日の米国株式市場の終値です。

NASDAQは+196.68、前日比+1.55%の上昇、

S&P500は+73.47、前日比+1.95%の上昇、

NYダウは+572.16、前日比+1.85%の上昇でした。

終値NASDAQが12,920.15、

S&P500が3,841.94、

NYダウが31,496.30でした。

月曜から金曜までの今週の変化はそれぞれ、

NASDAQが-668.68、-5.18%の暴落、

S&P500が-59.88、-1.56%の下落、

NYダウが-37.57、-0.12%の横ばいとなりました。

今週もタフな1週間となりました。先週の流れを引き継ぎ、金利の上昇に伴ってハイテクグロースのNASDAQから金融、工業のNYダウへとセクターローテーションがかなり進んだ印象です。

金鉱株のハーモニー・ゴールド・マイニング(HMY)、バリックゴールド(GOLD)をやっと売却

金利上昇に伴う、ゴールドの継続的な下落を見越し、いよいよ重い腰をあげました。

ハーモニー・ゴールド・マイニング(HMY)とバリックゴールド(GOLD)を全売却です。昨年の8月には一時、買値の倍まで上昇していましたが、売却機会を逃し、その後ズルズルと値下がり頭痛の種となっていた銘柄です。

長期金利の上昇は避けようのないトレンドで、そうなると金利を産まないゴールドは価値が下がり、金鉱株のレバレッジ効果も薄まる一方です。

このところのセクターローテーションで、NYダウへの資金流入が高まってきたことと、金利上昇のクロスするタイミングで潮時と判断し全数売却となりました。

売却後もNYダウの上げに伴って両者とも株価が上昇し、少し早まったかも知れませんが、キャッシュ比率を上げるためにも思い切りました。

それでも+70%ほどで利確、1万ドルほどのキャッシュとなり、これをバーゲンセール状態のハイテク株に、いつ突っ込もうかと思案中です。

明確になったパウエル議長の株価軽視、雇用重視のスタンス。雇用統計良好、3/18までFRBは沈黙期間

今週注目されたのは、FRBのパウエル議長の声明。内容は相変わらずでしたが、それが逆に投資家の失望を生んで、長期金利上昇、株価下落へ繋がりました。

というのも、今の長期金利の上昇は特別なものではないという発言と、株価下落への言及がとても薄いものだったからです。

これは、ある程度の株価下落を容認することと、株価の維持よりも雇用回復を重視することを再度強調したことになります。

FRBの役割からすると真っ当なことなのですが、トランプ政権ではこうなる前に必ずトランプ元大統領の圧力が働き、FRBの発言内容にも少なからず影響を与えていたのです。株式市場目線で言うと、間違いなくトランプ元大統領がバランサーとなり、株価上昇を支えていました。

当然ですが、バイデン政権はFRBに介入しません。トランプ政権の2020年相場に慣れ切っていた投資家は、本来の姿に戻っただけなのかも知れません。それが2021年の相場を難しくしていると思います。

金曜日には2月の雇用統計が発表され、予想の倍となる雇用回復が明らかになりました。これは景気回復を裏付けることになりますが、金利上昇を促すことにもなるので、来週の金利動向をまた難しくさせる要素となりました。

雇用統計の結果を受け、景気回復への期待から特にNYダウの株価は上昇しましたが、NASDAQの上昇はまたもや騙しの可能性が高いです。買いの上昇ではなく、ショートカバーの上昇のような気がします。

これで底を売った気はしません。週明けの相場への入り方は気をつけた方が良いでしょう。

3/18に、FOMCが行われFRBの声明発表が予定されています。政策金利はゼロ金利を維持するでしょうが、ガイダンスには変化があるかもしれません。

怖いのはそれまでFRBがらみのイベントが無いことです。来週も米国債の入札があるようですが、政府の材料がない中、需給関係で長期金利が定まっていきます。

FOMCまでは長期金利が株価を左右するボラティリティの高い状態が続くと予想されます。

今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。