2021-2-23 週明け米国株の状況
- NASDAQは-341.42、-2.46%で大幅下落、S&P500下落、NYダウは横ばい
- ハイテクグロース銘柄は全面安。リア充銘柄へのトレンドチェンジが本格化か?
- イエレン発言でビットコイン急落。米国10年債金利はパウエル議長会見待ち。ゴールドは1800まで回復
NASDAQは-341.42、-2.46%で大幅下落、S&P500下落、NYダウは横ばい
月曜日の米国株式市場の状況です。
NASDAQは-341.42、-2.46%の大幅下落。
S&P500は-30.21、-0.77%の下落。
NYダウは+27.37、+0.09%の横ばいで取引を終了しました。
S&P500の終値は3,876.50、
NYダウの終値は31,521.69、でした。
株価の調整が続いています。NASDAQは1月末の下げ以来の大幅下落です。S&P500は5日連続の下落となりました。NYダウはまちまちです。先月に続き、月末のポジション調整が主な要因なのでしょうか。
ハイテクグロース銘柄は全面安。リア充銘柄へのトレンドチェンジが本格化か?
月曜日のNASDAQ大幅下落を先導したのは、GAFAM+テスラの大型ハイテク株でした。それに巻き込まれる形で、決算の良かった中小型グロース株もろとも下落しています。
エネルギー、金融、レジャーなどの景気敏感株、いわゆるコロナ後のリア充銘柄にトレンドチェンジしたのではないかと言われています。
しかし、そこまで完全に移行したようには見えません。ワクチンニュース以降、たびたびこのような動きは見られていました。
とにかく、資金をいったん引き上げたのでしょう。うさも先週、テスラ含め大方の銘柄を利確して引き上げました。今のところ読みは当たっています。
問題は、いつ資金を、どの銘柄に再投入するか。うさは先週の時点で、リア充銘柄のリフト、ハイレカーと、割安銘柄のAT&Tに入れています。テスラにはタイミングを見て、再エントリーしたいところです。決算の良かったアップルも再び購入したいですね。
イエレン発言でビットコイン急落。米国10年債金利はパウエル議長会見待ち。ゴールドは1800まで回復
イエレン財務長官がビットコインに関して批判的なコメントを出したことをきっかけに、一時48,000ドルまで急落しました。その後、反転して53,000ドル台まで急回復しています。
日経新聞の後藤さんがTwitterでまとめてくれていますので、確実な情報として転載します。
◆イエレン氏 Bitcoin発言
— 後藤達也(日本経済新聞) (@goto_nikkei) February 22, 2021
・transaction mechanismとして広く使用されているとは思えない
・違法な取引に利用されていることに懸念
・conducting transactions上、極めて非効率。必要なエネルギーは驚異的
・極めて投機的な資産。被りうる潜在的な損失に懸念
▽YouTubehttps://t.co/WmbNehiBSL
この内容、よく見ると以前から言っていたこととそう変わりません。目新しいところとして、マイニングに多大な電力を消費しているという指摘ぐらいでしょうか。
テキサスの寒波で電力に負荷がかかっていることに配慮してのことかも知れませんが、常識的です。トレンド変化に繋がるほどネガティブなサプライズだとは思えません。それもあって、反転したのだと思います。
米国時間23日に、FRBのパウエル議長が声明発表します。このところの金利上昇、インフレ加速懸念について、どう対応するのかが注目されています。
パウエル議長会見を控えてか、月曜の金利は少し落ち着きを見せてました。内容によっては敏感に反応する可能性もあります。金利もそうですが、インフレ懸念の方が心配です。
そのインフレ懸念により、ゴールド価格が反転の兆しを見せています。価格は1800ドルを回復し、うさの金鉱株も2%超のリバウンドでした。インフレによるドルの減価、相対的に魅力の増したゴールド、ビットコインの急落が関係しているかは今のところわかりません。
今週は、需給によるミクロ要因よりも、こういったマクロ要因が影響しそうな気がします。
今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。