うさカブ

つみたてNISA、ジュニアNISA3人分、現物に米国株を全力で突っ込むUSA株(うさカブ)ブログ

2021-2-27 今週の米国株状況

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2021-2-27 今週のNASDAQ

今週のNASDAQは-340.71、-2.58%で大幅下落。S&P500、NYダウも下落。

金曜日の米国株式市場の終値です。

NASDAQは+72.96、前日比+0.56%の小幅上昇、

S&P500は-18.19、前日比-0.47%の小幅下落、

NYダウは-469.64、前日比-1.50%の下落でした。

終値NASDAQが13,192.35、

S&P500が3,811.15、

NYダウが30,932.37でした。

月曜から金曜までの今週の変化はそれぞれ、

NASDAQが-340.71、-2.58%の大幅下落、

S&P500が-65.35、-1.71%の下落、

NYダウが-589.32、-1.91%の下落となりました。

先週の調整相場が継続し、金利の上昇に伴って、3指数とも株価が乱高下しました。終値ベースで見る以上に、上げ下げが激しく精神的にタフな一週間だったと思います。

ポートフォリオのポジションチェンジは続く。ドラフトキングス、マリオット、スキルズにイン

先週に引き続き、利の乗ってる銘柄を利確処分しつつ、うさのポートフォリオのポジションを見直しました。金利影響による株価乱高下の中、新規銘柄を購入するのは精神的に疲れますね。

ワクチン接種の順調な進展により、新型コロナウイルスへの恐怖が薄れ、景気回復への期待が高まっています。

米国政府は、追加経済刺激策のような財政政策と、FRBゼロ金利政策のような金融政策を同時に発動し、これまでは金融相場により株価が上昇していました。

金融相場は、市場にキャッシュが溢れているので、いわゆるハイテクグロース株が優勢です。みんな長期的な未来を見て、今は赤字でも将来性のある銘柄に投資するわけです。

現在は、それから業績相場への入り口にいると思われ、景気敏感株や素材、工業株へシフトすると言われています。景気が回復し始めると、目線が足元に向き、直近の業績や実需に関心が移るのですね。NYダウが相対的に上向きなのは、その要因があると思います。

まだ金融の引き締めは実施されていないので、業績相場に入ったかどうかの間際ですが、投資家はすでに来たる業績相場へポジションを移し始めています。

ただ今回は、平時の循環サイクルに加え、新型コロナによる行動抑制の反動という要素があるので、レジャーや外食産業のいわゆるリカバリー銘柄も上昇し、様々な思惑が混じり合った難しい相場になっているというわけです。

うさもそのようなことを考えながらポートフォリオを見直しています。

売却済み

ペロトンは先週書いたように、悩んだ末にいったんポジション解消しました。ブランド力も成長力もあり、好きな銘柄なのですが、手放しました。

購入

ドラフトキングス(DKNG)

motleyfool.co.jp

spaia.jp

ドラフトキングスは、オンラインカジノやファンタジースポーツの企業で、昨年SPACで上場しました。コロナ影響による巣ごもりで、直近の決算が非常に良く、またリアルでの、カジノやプロスポーツの本格的再開と共に相乗効果が期待されます。

スキルズ(SKLZ)

www.skillz.com

スキルズは、モバイルゲーム、eスポーツのプラットフォームを展開する企業です。これもSPAC上場銘柄です。面白いのはオンラインゲームで賞金が得られるというところです。これも巣ごもり消費で体験したユーザーは簡単には離れない、世間の娯楽ムードと相乗効果があるだろうと予測しました。

マリオット・インターナショナル(MAR)

www.marriott.co.jp

言わずと知れた、世界有数の高級ホテルチェーンです。そして、ド直球のリカバリー銘柄です。これまで、直接的なリカバリー銘柄にはあまり触れてきませんでした。タイミング的には遅れた格好となりますが、今からでも遅くはないでしょう。季節が良くなれば、まずは旅行や出張など活況になるはずです。

その他、既存の銘柄にもいくつか追加投資しました。今週の調整局面で、キャッシュを温存しながらやり過ごすという選択肢もあったと思います。報われることを祈ります。

米国債金利が急上昇で株価撃沈。金利と株価の相関関係は?

今週はとにかく、米国債金利の上昇に右往左往された1週間でした。先週からの金利の急上昇は衰えることなく、一気に1.6%近くまで上昇しました。その結果、NASDAQを中心に株価は大幅に下落しました。

途中、FRBパウエル議長の声明でリバウンドしたものの、地合いは軟調のまま株価は下落トレンドを継続しています。

このように5日間で見ると、明らかに金利上昇と株価下落は逆相関を示しています。

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米国10年債(オレンジ)とNASDAQ(青)今週の5日間

しかしこのように、1年で見ると順相関を示しています。国債金利は景気上昇の表れだということがよくわかります。

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米国10年債(オレンジ)とNASDAQ(青)1年間

さて、国債金利とはなんでしょうか?その道のプロではないので間違いがあるかも知れませんが、簡単に説明します。

国債は、10年など満期になれば決められた価格で買い取りますよ。という証券です。この買取価格は固定で決まっています。

10年後の固定価格を受け取るために、今いくらで買いますか?その差額が金利ということになります。例えば10年後11万円の国債を、今10万円で購入すれば金利10%です。

では、10年後の11万円はどのくらい価値があるのでしょうか?

この先、景気が悪くなりそうであれば、今の11万円より価値が出そうですね。なので金利は小さくても購入する人がいます。10年後の価格は固定なので、現在の国債価格は上昇します。

逆に、景気が良くなることがわかっていればどうでしょうか?10年後の11万円は今の11万円より価値が低そうです。景気上昇により物価も上昇するからです。

なので金利10%じゃ足りない。もっと上げろ。ということになるわけです。10年後の価格は固定なので、現在の国債価格は下落します。

国債金利を簡単に説明するとこういうことになります。

短期で見れば、金利上昇局面とは、将来の景気上昇はこんなもんじゃない。ということになり、現在利益の出てないハイテクグロース株の将来予測企業価値と株価が釣り合わない。つまり高すぎるということとなり、株価が下落するわけです。

ですが、長期で見れば景気上昇の恩恵を受け、企業価値は向上するので、株価も上昇していくわけですね。

もちろん、企業個別の業績によるので、あくまで一般的な話です。これから本格化する金利上昇局面では、業績が大事になってきます。決算はまだ続くので注目していきましょう。

今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。