うさカブ

つみたてNISA、ジュニアNISA3人分、現物に米国株を全力で突っ込むUSA株(うさカブ)ブログ

2020-12-5 今週の米国株状況

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2020-12-5 今週のNASDAQ

今週のNASDAQは+265.49、+2.13%で上昇。S&P500、NYダウも上昇で3指数が最高値更新

金曜日のNASDAQは+87.05、前日比+0.70%の上昇、

S&P500は+32.40、前日比+0.88%の上昇、

NYダウは+248.74、前日比+0.83%の上昇で取引を終えました。

終値NASDAQが12,464.23、

S&P500が3,699.12、

NYダウが30,218.26で3指数が揃って最高値更新しました。

月曜から金曜までの今週の変化はそれぞれ、

NASDAQが+265.49、+2.13%の上昇、

S&P500が+77.49、+2.09%の上昇、

NYダウが+579.62、+1.92%の上昇となりました。

雇用統計が悪化。皮肉にも、それによる影響で株価上昇

11月の雇用統計が発表されました。非農業部門雇用者数が24万5千人増と、予想よりも悪く、前月の61万人増から大きく鈍化しました。

これによる追加経済支援策の早急な実施への思惑が高まり、米国株市場はリスクオンとなりました。皮肉なものですね。

しかし、来年1月まではトランプ大統領政権が続き、上院下院のねじれも継続するので、追加経済支援策の実施はもどかしい結果になる可能性もあります。

もし、追加経済支援策が実施された場合、さらに市場にキャッシュが溢れることになり、行き場を失ったキャッシュは株式や、債券、ゴールド、仮想通貨に流れ込みます。

元来、株式と債券、ゴールドと債券などは逆相関が通説でしたが、現在の異常な金余り相場では、皆いっせいに上昇し、いっせいに下落するという分散が難しい状況となっています。

キャッシュのまま寝かしておく機会損失のみが、唯一はっきりしている負けポジションとなっています。

何に投資しても、ある程度勝てる相場と言えますが、投資先によってリターンが大きく異なります。インデックスに投資するのが一番リスクが小さく、安心できる選択ですね。

個別株は方向感が日によってコロコロ変わる。個人投資家の物色の影響か

インデックスは、上げ下げはあるものの、安定して上昇しています。金曜日は3指数が最高値を更新しました。

個別株はというと、下がった株は上がり、上がった株は利確で下がる、といったように方向感に乏しく、モメンタムのみで物色されている感じです。

調子良く上がったと思えば、次の日は暴落し、別の銘柄が暴騰する。日替わりで投資テーマが変化しているのは、大口機関投資家の動きが鈍く、個人投資家が積極的に動いているからのようです。

全体として出来高が少なく、ボラティリティが高い状態が続いています。

テスラのS&P500への組み入れ(12/21)、あるいはバイデン大統領誕生までは、機関投資家は大きく動かないのかもしれません。

ちなみにズーム(ZM)は決算後また暴落しました。ワクチンで暴落し、決算前まで上げていたのですが、また400ドル付近まで下げてしまいました。

WFH銘柄として個人投資家から投げ売りされているのでしょうね。うさとしては、新型コロナ関係なく、すでにインフラとして浸透していると思うのですが。決算の数字にもそれは現れてます。

正直、絶好の買い場だと思っています。

今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。

2020-12-1 週明け米国株の状況

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2020-12-1 NASDAQ(年初来)

NASDAQは-7.11、-0.06%で横ばい。S&P500、NYダウは小幅下落。

月曜日の米国株式市場の状況です。

NASDAQは、-7.11、-0.06%の横ばい。

S&P500は-16.72、-0.46%の小幅下落。

NYダウは-271.73、-0.91%の小幅下落で取引を終了しました。

NASDAQ終値は12,198.74、

S&P500の終値は3,621.63、

NYダウの終値は29,638.64でした。

月末のリバランス(機関投資家の利益確定)のため3指数そろって下落でした。状況としては小康状態で、良くも悪くもありません

ズームは好決算も、アフターで5%下落

月曜日のアフターマーケットで、注目のズームビデオコミュニケーションズの決算発表がありました。

investors.zoom.us

英語や数字が苦手な方は、こちらのYoutubeがおすすめです。


Zoom好決算か?YoY+366%!しかし時間外で株価下落の怪

今回のズームの決算のポイントは、

  • 売上高成長率367%(対前年度)

  • 10名以上の従業員を持つ企業との契約数485%増

と、個人や小規模企業ではなく、中大企業に普及し売上高を爆増させているところが目立っています。

ズームのようなハイテクグロース企業では、売上高成長率40%でまあまあ好調な部類に入るので、367%というのは異次元の成績と言えます。

前期が新型コロナ特需をもろに受けた四半期でしたが、それをさらに17%上回る売り上げというのはズームの強さを物語っています。

新型コロナを機会に、一気にキャズムを飛び越え、普及期の彼方へ駆け抜けていった印象ですね。

ズームの製品の品質は、うさを含め、周りの評価も高く実感を伴っています。顧客体験を第一優先に、日々改善を重ねてきた賜物でしょう。

特殊なマーケティング戦略や、強力なパートナーシップなど無しに、純粋に製品の魅力だけでここまで来れたことは、本当にすごいことです。

しかし、市場の要求はさらに上をいっていたようです。反応は冷ややかで、決算発表後のアフターマーケットでは-5%の下落でした。

これを書いているプレマーケットでは-7%近くの下落まで進行しています。

絶好の投資タイミングだと、うさは思います。

ビットコインが2万ドルをついに突破。現在は下落

ビットコインを中心とする仮想通貨の上昇が止まりません。一時はビットコインが初の2万ドルを突破しました。

直後に利益確定売りに押され、現在は1万8千ドル中盤あたりにいます。

これくらいの上げ下げは通常のことなので、気にならない範囲です。これまでは、このような動きの中、下値を切り上げながらスルスルと上昇してきました。

好調な仮想通貨に対して、弱いのがゴールドです。どうもこの2つは逆相関の関係にあるように思えます。

超低金利の状況において、新型コロナ感染拡大による経済先行き不透明感が拭えない中、資金の置き場所として、仮想通貨とゴールドをシーソーのように行ったり来たり動かしている。そんな印象です。

現在、非常に弱いゴールドですが、次はゴールドに資金が入ってくるのではないでしょうか?そういった意味で、ゴールドの買い場なのかもしれません。

11月が終わりました。11月の運用成績をまとめていますので、出来たらまたここで報告したいと思います。

今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。

2020-11-28 今週の米国株状況

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2020-11-28 今週のNASDAQ

今週のNASDAQは+325.22、+2.66%で最高値更新。NYダウが3万ドルを突破するも、新型コロナで失速

今週は、木曜日はサンクスギビングで休場、金曜日は半ドンの米国市場でした。

金曜日のNASDAQは+111.44、前日比+0.92%の上昇、

S&P500は+8.70、前日比+0.24%の横ばい、

NYダウは+37.90、前日比+0.13%の横ばいで取引を終えました。

終値NASDAQが12,205.85、最高値更新です。

S&P500が3,638.35、

NYダウが29,910.37でした。

月曜から金曜までの今週の変化はそれぞれ、

NASDAQが+325.22、+2.66%の上昇、

S&P500が+60.76、+1.67%の上昇、

NYダウが+319.10、+1.07%の上昇となりました。

今週は、火曜日にNYダウが初の30,000を突破したものの、新型コロナ感染拡大懸念で失速してしまいました。終わってみれば再びNASDAQのハイテク株に資金が集まり最高値を更新しました。

サンクスギビングで米国株市場は閑散相場。出来高少なく、大口は動かず、個人が活発

今週は、米国では感謝祭(サンクスギビング)があり、大口の機関投資家の動きも少なく一貫して出来高が少なかったです。

出来高の中心となったのはロビンフッターと言われる個人投資家。彼らは話題性のある銘柄に群がり、株価を押し上げる特徴があります。

ここ最近のテスラ株の好調はその影響でしょう。他にもワクチンや、クリーンエネルギー関連、EVなど、思惑が出やすい銘柄には買いが集まっています。

NASDAQが最高値更新したのは、出来高が少ない中、ハイテク株など新興株にロビンフッターの買いが集まった結果と言えそうです。

今の株価はまさに薄氷という感じです。来週以降、出来高を伴った上昇があれば下支えも固まり、地合の良い相場となりそうです。

一方、テスラ株は10月末に大量の空売りがあったようで、その買い戻しに伴う上昇がもう一段予想されます。600ドルを目指すのではないかという話もあります。

テスラホルダーとしては、嬉しい限りですが、買い増しもできず出口戦略に悩みます。長期でホールドしておきたい銘柄ではあります。

来週はズーム(ZM)の決算で始まる。市場の反応はいかに?

さて、来週30日はズーム(ZM)の2Q決算です。ワクチンニュース以降、軟調で株価が下落しましたが、決算で市場はどういう反応を見せるでしょうか?

ワクチンで暴落し、今は少し戻してきましたが、うさは高値掴みをしてしまったようでまだまだ含み損を抱えています。

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ズームビデオコミュニケーションズ(ZM)年初来

決算の数字は間違いなく良いでしょう。それが市場予想、あるいは期待を、どの程度上回るかが問題です。並の数字では市場の失望を呼びそうです。

カリフォルニア州で、来月から事実上のロックダウンを実施すると発表されました。米国内で新型コロナ感染拡大を防ごうと、行動制限が再び実施されています。

この状況はズームにとってはポジティブですし、金利も低下傾向でハイテクグロース銘柄にとっては地合いも悪くありません。

一方で、ワクチン接種が実施間近となり、楽観論も根強いでしょう。新型コロナに対する悲観と楽観の綱引きのパワーバランスを、ズームの決算への市場の反応が代弁してくれそうです。

ホルダーとしてはもちろん、決算後の暴騰を期待しています。

今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。

2020-11-24 週明け米国株の状況

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2020-11-24 NASDAQ(年初来)

NASDAQは+25.66、+0.22%で横ばい。S&P500、NYダウは上昇。

月曜日の米国株式市場の状況です。

NASDAQは、+25.66、+0.22%の横ばい。

S&P500は+20.05、+0.56%の上昇。

NYダウは+327.79、+1.12%の上昇で取引を終了しました。

NASDAQ終値は11,880.63、

S&P500の終値は3,577.59、

NYダウの終値は29,591.27でした。

3指数そろって続伸しましたが、出来高も少なく弱々しい上昇でした。NASDAQは、ほぼ横ばいで方向感のない状況と言えそうです。

ワクチンへの期待から、原油上昇、金利上昇、ゴールド下落

米国は、早ければ12/11にもワクチンが接種できるようになると報道され、期待感から米国株市場に変化が現れています。

人の移動が活発になることが予想されるため、原油価格が上昇しています。これにより、エネルギー株が上昇しています。

また、景気回復の期待と安心感から、米国債が売られ金利が上昇しています。0.85とワクチンサプライズ時ほど極端には金利上昇していないので、株価にはそれほど影響していません。

金利がマイルドに上昇していくと、インフレとなるので、株価にはプラスに働きます。インフレの本質は、キャッシュの減価なためですね。

これまで、資金の避難先とされていたゴールドの下落が止まりません。1,800を切るところが見えてきました。

ハーモニーゴールドマイニング(HMY)とバリックゴールド(GOLD)と金鉱株を持ち、ポートフォリオの主軸となっているうさにとっては痛いです。

一時は、2,000をゆうに越えていたゴールドですが、これを一時的な下落と見るか、判断が難しいところです。

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金先物(年初来)

仮想通貨が暴騰。これは何を意味するのか?

そんな不安定な米国株市場とは裏腹に、仮想通貨の暴騰が止まりません。

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ビットコイン/ドル(年初来)

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イーサリウム/ドル(年初来)

うさは、ビットコイン10万円分、イーサリウム10万円分と少額ながら投資しています。

それが今、合わせて36万円分と、180%の含み益を持つまでになりました。

スクエア(SQ)やペイパル(PYPL)がビットコインを大量購入したことが、将来の流通に期待感を持たせていることが理由でしょうか?

それとも金融政策でダブついたキャッシュの行き先が仮想通貨に向かっているからでしょうか?

はっきりとした理由は不明ですが、とにかく今は仮想通貨が暴騰しています。

うさは、10倍になるまでは保有し続けたいと思っています。

今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。

2020-11-21 今週の米国株状況

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2020-11-21 今週のNASDAQ

今週のNASDAQは-69.16、-0.58%で小幅下落。S&P500、NYダウは下落で巻き戻し

金曜日のNASDAQは-49.74、前日比-0.42%の小幅下落、

S&P500は-24.33、前日比-0.68%の小幅下落、

NYダウは-219.75、前日比-0.75%の小幅下落で取引を終えました。

終値NASDAQが11,854.97、

S&P500が3,557.54、

NYダウが29,263.48でした。

月曜から金曜までの今週の変化はそれぞれ、

NASDAQが-69.16、-0.58%と小幅下落、

S&P500が-69.37、-1.95%の下落、

NYダウが-687.16、-2.35%の下落となりました。

今週は、ワクチン関連で上昇した株価を、新型コロナ感染拡大で打ち消してしまった状況です。NYダウは目安の30,000を目前に失速してしまいました。

テスラがS&P500に採用!暴騰!

テスラがS&P500に採用されることが発表されました。

これを受け、アフターマーケットで一時12%上昇、今週だけで25%弱上昇し株価暴騰となりました。ホルダーのうさはほっくほくです。

実は、株式分割直後の9月に一度S&P500採用か?という憶測が報道され、結果的に採用されず株価は暴落してました。うさはその暴落時に初めてテスラ株にインしています。

実際に組み入れられるのは、12/21のプレマーケットです。その時の地合にもよりますが、さらなる株価上昇が期待されます。インデックスファンドはテスラ株を買わざるを得なくなるからです。

自動車メーカーで時価総額ナンバーワン。電気自動車の基幹技術で先端を行き、強烈なリーダーシップを持つイーロン・マスクが率いている、まだまだ将来性の余地を残す有力企業です。

また、今週はイーロン・マスクが経営するもう一つの企業、スペースXが民間企業として初めて、有人ロケット「クルードラゴン」の打ち上げを成功させました。

このタイミングは偶然かどうかわかりませんが、株価上昇を後押ししたことは間違いありません。

新型コロナ感染拡大止まらず。金利低下でハイテクグロースが息を吹き返す

一方、新型コロナ感染は米国内で爆発的に拡大しており、米国株市場はワクチンで沸いた反動で、リスクオフに傾いています。

米国債10年の金利は減少し、ハイテクグロース株、WFH(ワークフロムホーム)銘柄も息を吹き返しています。

月末にかけて投資家のポジション整理もあるので、相場全体としては軟調な展開が続きそうです。

うさのポートフォリオは一時含み損が散逸していましたが、ほとんどがプラ転となり、残すはWFH銘柄のチェグ(CHGG)とズーム(ZM)が含み損を抱えている状況です。

このままいくと、この2つの銘柄もプラ転してくれるでしょう。

来月はワクチン承認、配布開始など、新型コロナ克服に向け前進していきます。それまでに再びポートフォリオの見直しが必要となりそうです。

また、最近あまり注目されていないゴールドですが、今は軟調で我慢の時です。金鉱株が、うさのポートフォリオの相当な割合を占めているので、そろそろ出口戦略を考えなければいけません。

金鉱株売却で得た資金を、どのセクターに振り向けるか。今後の課題となりそうです。

今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。

2020-11-17 週明け米国株の状況

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2020-11-17 NASDAQ市場

NASDAQは+94.84、+0.80%で小幅上昇。S&P500、NYダウは最高値更新。

月曜日の米国株式市場の状況です。

NASDAQは、+94.84、+0.80%の下落。

S&P500は+41.76、+1.16%の上昇。

NYダウは+470.63、+1.60%の上昇で取引を終了しました。

NASDAQ終値は11,924.13、

S&P500の終値は3,626.91、

NYダウの終値は29,950.44でした。

3指数そろって続伸です。S&P500とNYダウが終値ベースで最高値を更新しました。

ファイザーに引き続き、モデルナがワクチン治験結果が良好と発表

先週は、ファイザーのワクチンニュースで一変した米国株試乗でしたが、今度はモデルナがワクチン治験の予防効果が94.5%と、ポジティブサプライズがありました。

これを受けて、株価は上昇。WFH(ワークフロムホーム)銘柄や他のワクチン銘柄を除く、ほとんどの銘柄が上昇しています。

先週のファイザーである程度、織り込まれていたのか、上げ幅は先週ほどではありませんでした。

うさのポートフォリオは、WFH銘柄が多分に含まれていますが、覚悟していたほどのダメージはありません。NASDAQの上昇がそれを物語っています。

これで、株価上昇に弾みがつき右肩上がりかというと、まだ安心できません。

出来高がまだ伴っていないからです。

足元の米国内は1日の新規感染者数が指数的に拡大しています。一部の州ではICUが足りなくなってきていると報道されてます。死者数も増加しています。

バリュー株、オールドエコノミー銘柄が上昇していますが、うっかり乗ってしまうと火傷しそうな状況だと思います。もう少し、見極めた方が良さそうです。

WFH(ワークフロムホーム)銘柄の行方は?

ズームビデオコミュニケーションズ(ZM)に代表される、WFH(ワークフロムホーム)銘柄は、ワクチン期待と金利上昇で暴落しているところです。

このまま、ワクチン承認、新型コロナウイルス撲滅への期待感とともに沈んでしまうのでしょうか?

短期視点で見ると、そうかもしれません。

しかし、新型コロナによってリモートワークなどのテクノロジーが数年前倒しされたと言われてます。

テクノロジーによる解決は、ウイルス感染を防ぐだけではありません。ズームのような便利なツールは、もはやウイルス関係なく、業務インフラとなっています。

長期的には、ズームのような優良なハイテクグロース株は、間違いなく伸びていくと信じています。

そういうわけで先週、ズームを数株仕込みました。

ズームの2Q決算は11/30です。決算内容に疑いはないですが、それを市場がどう評価するか注目されます。

今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。

2020-11-14 今週の米国株状況

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2020-11-14 今週のNASDAQ

今週のNASDAQは+115.51、+0.98%で小幅上昇。S&P500は最高値を更新

金曜日のNASDAQは+119.70、前日比+1.02%の小幅上昇、

S&P500は+48.14、前日比+1.36%の小幅上昇、

NYダウは+399.64、前日比+1.37%の小幅上昇で取引を終えました。

終値NASDAQが11,829.29、

S&P500が3,585.15、最高値を更新、

NYダウが29,479.81でした。

月曜から金曜までの今週の変化はそれぞれ、

NASDAQが+115.51、+0.98%と小幅上昇、

S&P500が+34.65、+0.97%の小幅上昇、

NYダウが+321.64、+1.09%の小幅上昇となりました。

今週は、ファイザーのワクチン治験のポジティブサプライズがあり、激しいセクターローテーションが見られた週でした。

金利上昇。ハイテクグロース株には受難だが、新型コロナ感染は危機的状況

ファイザーのワクチン完成間近のニュースで、金利が急上昇しました。米国債の10年が一時、0.96%まで上昇しました。

今日の時点では、0.89%と少し落ち着きを取り戻しています。

しかし、ハイテクグロース株にとってはいまだ高い水準で、株価は軟調です。

金利が上昇した要因は、ワクチン完成による新型コロナ問題の収束への期待感からです。米国債に避難させていた資金が引き上げられ、結果、国債価格の下落・金利の上昇とつながっています。

その資金はどこへ向かったかというと、ワクチンによる期待感から、航空・レジャーやエネルギー、金融に注ぎ込まれたようです。その結果、最近はNYダウが比較的好調です。

ただ、全てがNYダウに向かったとは見えません。出来高も不足しています。おそらく市中の投資家はキャッシュで資金を持っているのではないでしょうか。

その理由は、ワクチン完成間近とは裏腹に急拡大している新型コロナ感染状況でしょう。1日の感染者数が13万人を超え、危機的状況と言えます。

もちろんPCR検査数の絶対数が多いことや、擬似陽性の可能性など、感染者数だけでは危機とは言えないことはあります。しかし、死亡者数も確実に増加していることから、状況は悪いと言わざるを得ません。

そんな中、WFH(ワークフロムホーム)銘柄は、金利上昇を受けて株価軟調となっています。今後の行方は不透明感が拭えないままです。

大統領選はバイデン勝利が再び確定。市場には安心感か

開票が遅れていたアリゾナ州ジョージア州でバイデン票の優勢が確実となり、次期米国大統領はバイデンが確定となりました。

金曜日の株価上昇は、不透明だった大統領選の行方が確実となったことによる安心感の影響が大きかったように思います。

ひとまず懸念事項が1つ消えたということで、来週はバイデン政権を軸にした銘柄物色の動きが活発になりそうです。

まずは、クリーンエネルギー関連。脱石油なので、エクソンモービルなどのオールドエネルギー株は厳しくなります。パリ協定への復帰も表明しているので、米国が加わるとなると脱石油の動きが世界的に加速しそうです。

次に、インフラ関連。財政政策でインフラ投資を進め景気回復を狙います。新型コロナ対策も第一優先課題となっていますので、衛生環境の整備にも投資されると思います。

最後に、ヘルスケア関連。オバマケアがひとまず廃止されることは無くなりました。新型コロナへの対応と合わせて、医療関連への投資が進むことでしょう。

基本的には、景気回復、株価上昇という路線で良いと思います。金利の状況に合わせて、伸びるセクターと下落するセクターとが、トランプ政権から若干シフトするということですね。

政治に関する次の焦点は、上院を民主党が奪取するかどうかに移っています。上下院両方が民主党となり、大統領ー上院ー下院すべてが民主党となる、いわゆるブルーウェーブが成立するかどうか。

そうなってくると、上にあげた上昇銘柄のシフトはより極端になってくるかもしれません。

今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。