うさカブ

つみたてNISA、ジュニアNISA3人分、現物に米国株を全力で突っ込むUSA株(うさカブ)ブログ

2020-11-14 今週の米国株状況

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2020-11-14 今週のNASDAQ

今週のNASDAQは+115.51、+0.98%で小幅上昇。S&P500は最高値を更新

金曜日のNASDAQは+119.70、前日比+1.02%の小幅上昇、

S&P500は+48.14、前日比+1.36%の小幅上昇、

NYダウは+399.64、前日比+1.37%の小幅上昇で取引を終えました。

終値NASDAQが11,829.29、

S&P500が3,585.15、最高値を更新、

NYダウが29,479.81でした。

月曜から金曜までの今週の変化はそれぞれ、

NASDAQが+115.51、+0.98%と小幅上昇、

S&P500が+34.65、+0.97%の小幅上昇、

NYダウが+321.64、+1.09%の小幅上昇となりました。

今週は、ファイザーのワクチン治験のポジティブサプライズがあり、激しいセクターローテーションが見られた週でした。

金利上昇。ハイテクグロース株には受難だが、新型コロナ感染は危機的状況

ファイザーのワクチン完成間近のニュースで、金利が急上昇しました。米国債の10年が一時、0.96%まで上昇しました。

今日の時点では、0.89%と少し落ち着きを取り戻しています。

しかし、ハイテクグロース株にとってはいまだ高い水準で、株価は軟調です。

金利が上昇した要因は、ワクチン完成による新型コロナ問題の収束への期待感からです。米国債に避難させていた資金が引き上げられ、結果、国債価格の下落・金利の上昇とつながっています。

その資金はどこへ向かったかというと、ワクチンによる期待感から、航空・レジャーやエネルギー、金融に注ぎ込まれたようです。その結果、最近はNYダウが比較的好調です。

ただ、全てがNYダウに向かったとは見えません。出来高も不足しています。おそらく市中の投資家はキャッシュで資金を持っているのではないでしょうか。

その理由は、ワクチン完成間近とは裏腹に急拡大している新型コロナ感染状況でしょう。1日の感染者数が13万人を超え、危機的状況と言えます。

もちろんPCR検査数の絶対数が多いことや、擬似陽性の可能性など、感染者数だけでは危機とは言えないことはあります。しかし、死亡者数も確実に増加していることから、状況は悪いと言わざるを得ません。

そんな中、WFH(ワークフロムホーム)銘柄は、金利上昇を受けて株価軟調となっています。今後の行方は不透明感が拭えないままです。

大統領選はバイデン勝利が再び確定。市場には安心感か

開票が遅れていたアリゾナ州ジョージア州でバイデン票の優勢が確実となり、次期米国大統領はバイデンが確定となりました。

金曜日の株価上昇は、不透明だった大統領選の行方が確実となったことによる安心感の影響が大きかったように思います。

ひとまず懸念事項が1つ消えたということで、来週はバイデン政権を軸にした銘柄物色の動きが活発になりそうです。

まずは、クリーンエネルギー関連。脱石油なので、エクソンモービルなどのオールドエネルギー株は厳しくなります。パリ協定への復帰も表明しているので、米国が加わるとなると脱石油の動きが世界的に加速しそうです。

次に、インフラ関連。財政政策でインフラ投資を進め景気回復を狙います。新型コロナ対策も第一優先課題となっていますので、衛生環境の整備にも投資されると思います。

最後に、ヘルスケア関連。オバマケアがひとまず廃止されることは無くなりました。新型コロナへの対応と合わせて、医療関連への投資が進むことでしょう。

基本的には、景気回復、株価上昇という路線で良いと思います。金利の状況に合わせて、伸びるセクターと下落するセクターとが、トランプ政権から若干シフトするということですね。

政治に関する次の焦点は、上院を民主党が奪取するかどうかに移っています。上下院両方が民主党となり、大統領ー上院ー下院すべてが民主党となる、いわゆるブルーウェーブが成立するかどうか。

そうなってくると、上にあげた上昇銘柄のシフトはより極端になってくるかもしれません。

今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。