うさカブ

つみたてNISA、ジュニアNISA3人分、現物に米国株を全力で突っ込むUSA株(うさカブ)ブログ

2021-7-28 週明け米国株の状況

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2021-7-28 NASDAQ市場(日足)

NASDAQは-180.14、-1.21%で下落、S&P500、NYダウも小幅下落でリスクオフ

月曜の更新ができませんでしたので、火曜の米国株式市場の状況です。

NASDAQは-180.14、-1.21%の下落。月曜は、+0.03%の横ばいでした。

S&P500は-20.84、-0.47%の小幅下落。月曜は、+0.24%の小幅上昇でした。

NYダウは-85.79、-0.24%の小幅下落で取引を終了しました。月曜は、+0.24%の小幅上昇でした。

NASDAQ終値は14,660.58、月曜は、14,840.71でした。

S&P500の終値は4,401.46、月曜は、4,422.30でした。

NYダウの終値は35,058.52でした。月曜は、35,144.31でした。

月曜は、重要決算の前、FOMC前ということで様子見ムード漂い指数はほぼ動かずでした。火曜は一転、調整となりました。アップル、マイクロソフト、グーグルの決算発表をアフターマーケットに控え、警戒感からの調整と思われます。デルタ株感染拡大や半導体不足、中国規制強化などネガティブなムードも影響してそうです。

テスラ(TSLA)、アップル(APPL)、アルファベット(GOOGL)好決算も株価下落か

ハイテク大型銘柄の2Q決算が重なる忙しい週が始まりました。

先陣を切ったのはテスラです。月曜のアフターマーケットで決算発表がされました。EPSが、予想に対し+0.47ドル上回りました。売上が、予想に対し+5.6億ドル上回りました。好決算です。

うさが注目したのは2点。ビジネスモデルの転換点を迎えたことと、新工場の進捗です。

これまでテスラは電気自動車および太陽光発電専業メーカーとして、カーボンクレジットを他社に販売するビジネスモデルが利益の源泉でした。しかし、今回の決算で驚いたのが、初めて本業だけで黒字化したことです。販売が伸びたこととコストダウンが進んだことで、営業利益がプラスとなりました。

また、米国のテキサスとドイツのベルリンに建設中の新工場の進捗も報告されました。順調に進んでいるようです。決算報告がテキサスから配信されたことも、良いアピールになりました。新工場が完成すると、販売台数はさらに伸び、コストダウンもいっそう進むことが予想されます。

このように順調な売上利益成長が描けていることに加え、カーボンクレジットという濡れ手に粟の利益の積み上げがまだ期待できることで見通しは明るいです。一方、深刻な半導体不足はリスク要因であることも強調されていました。

地合いの悪さと半導体不足のリスクが嫌気されて、テスラの株価は下落しています。

次にアップルの決算です。EPSが、予想に対し+0.42ドル上回りました。売上が、予想に対し+123億ドル上回りました。製品セグメントで見ても、全てのセグメントで予想を上回っています。ピカピカの決算だと思います。

しかし、こちらも決算警戒の下落に加え、アフターでも2%ほど下落しています。典型的な事実売りですね。半導体不足の懸念も関係しているのかもしれません。

最後にグーグル、アルファベットです。EPSが、予想に対し+10.62ドル上回りました。売上が、予想に対し+36億ドル上回りました。好決算です。製品別で見ると、Youtubeの成長がすごいです。広告収益モデルから、プレミアム課金モデルへシフトしているのが伺えます。

また、500億ドル規模の自社株買いを発表しました。これが好感されたのか、テスラやアップルと違い、アフターで3%ほど株価が上昇しています。

今週の一山を超えました。重要決算はまだまだ続きます。

明日、水曜がフェイスブック、ショッピファイ、ペイパル。その他、マクドナルド、クアルコム、フォード、ボーイングファイザーあたりが規模の大きいところ。

明後日、木曜はアマゾン、ピンタレスト。その他、マスターカード、アルトリア、アストラゼネカ、メルク、ギリアドなど医療系が集中しますね。

FOMCはサプライズ無しが大方の見方。決算合わせ、確認後の上昇となるか

本日までFOMCが開催されています。今のところ大きな動きはなさそうで、市場予想も想定の範囲内、これまでと変わらない内容と思われます。

ただし、何が起きるのかわからない不透明感が投資家の間であるので、FOMCを無事通過してみないと相場の状況はわかりません。

事実確認がされれば、好調な決算結果と合わせ、反発に向かうことも可能性があります。

今の状況では、大半の投資家の動きに合わせることがポイントです。先んじて動く、例えば決算をまたいだポジションを取ることなど、少額なら良いかもしれませんが、大きなポジションを取ることは禁物です。

中国の規制強化をきっかけに中国株が底無し沼のような状態ですし、そこからの資金移動という意味では米国株に妙味があるかもしれませんが、相場全体のセンチメントとしては悲観的だと思います。

幸いにも、テスラ・アップル・グーグルは決算が良く、大崩れはしませんでした。大暴落の可能性は消えましたが、まだまだギクシャクした相場が続くでしょう。

今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。