2020-09-22 週明け米国株の状況
- NASDAQは-14.48、-0.13%で横ばい。S&P500、NYダウは下落
- 欧州新型コロナ不安再発、リベラル派最高裁判事死去、米国マネーロンダリング疑惑
- 欧州で感染拡大。再び米国で感染者が急増するのか。
NASDAQは-14.48、-0.13%で横ばい。S&P500、NYダウは下落
月曜日のNASDAQは、-14.48、-0.13%の横ばい。
S&P500は-38.41、-1.16%の下落。
NYダウは-509.72、-1.84%の下落で取引を終了しました。
S&P500の終値は3,281.06、
NYダウの終値は27,147.70でした。
先週から不安定な相場が続いています。月曜日は先物が大きく値を下げ、先行き不安なオープンでしたが、NASDAQが持ち直しなんとかイーブンで終えました。
それに対し、金融、航空、レジャーが暴落した影響で、S&P500とNYダウは下落しました。
欧州新型コロナ不安再発、リベラル派最高裁判事死去、米国マネーロンダリング疑惑
不安定な相場となった理由は主に3つです。
- 欧州で新型コロナ感染者が急拡大。フランス、スペインで活動制限。イギリスはロックダウン検討中。
- リベラル派のルース・キンズバーグ最高裁判事が死去。トランプ大統領は、後任に保守派の女性判事を検討中。
- JPモルガンなど複数の大手銀行が、巨額のマネーロンダリングに関わっていたとスクープされる。
これらが重なり、
- 欧州新型コロナ感染拡大の影響で、航空・レジャー・エネルギー等のセクターは下落、ハイテクセクターは上昇。
- 裁判所のパワーバランスが変わる懸念で、医療保険制度改革(オバマケア)の先行き不安からヘルスケアセクターが下落。
- 金融不安から、金融セクターが下落。
結果、オールドエコノミーが大きく下落し、S&P500とNYダウが下げ、ハイテク中心のNASDAQは横ばいとなったわけです。
また、揉めていた追加経済対策は、判事の死去によりパワーバランスが崩れ大きく遠のくことになりました。大統領選までに実施される可能性は後退しました。
欧州で感染拡大。再び米国で感染者が急増するのか。
欧州の新型コロナ感染拡大により、ユーロ・ポンドは大きく下落し、欧州株式市場も下げました。
米国株式市場はこれに反応したわけですが、大統領選も間近に迫っており、不安定な要素が重なっており、先行き不透明感が増してきています。
このところ、米国内の感染者は減少しており、このまま収束すると見られていました。しかし、欧州の感染再拡大は、大きな不安要素として再浮上したと言えます。
3月の米国内の感染拡大の直前には、欧州で猛威を奮っていたことを思い出してください。同じことが繰り返される可能性は無いのでしょうか。
月曜はズームが6.8%上昇しました。欧州の状況によっては、このような銘柄が再暴騰する可能性もあります。出遅れている銘柄を物色するのも良いかもしれません。
今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。