うさカブ

つみたてNISA、ジュニアNISA3人分、現物に米国株を全力で突っ込むUSA株(うさカブ)ブログ

2020-08-15 今週の米国株状況

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2020-08-15 今週のNYダウ

今週のNYダウは+139.58、+0.50%の小幅上昇

金曜日のNYダウは+34.30、前日比+0.12%の小幅上昇、S&P500は-0.58、前日比-0.02%の小幅下落で取引を終え、終値はNYダウが27,931.02、S&P500が3,372.85でした。

今週はそれぞれ、NYダウが+139.58、+0.50%の小幅上昇。S&P500が+12.38、+0.37%の小幅上昇でした。

昨日のNASDAQは-0.12%の小幅下落。今週は+79.28、+0.71%の小幅上昇となりました。全体的にはほぼ横ばいの結果となりました。

まさに夏枯れ。追加経済対策も決着つかず、材料不足の週末

金曜の米国株市場は取引が閑散とした日となり、チャート下部のように出来高が非常に少ない日となりました。夏枯れですね。

相場に影響するようなサプライズもなかったこともあり、やる気あんのか!?っていうくらい見事な横ばいでした。

逆にサプライズが無かったことが救いだったかもしれません。こういう枯れた日は、大したニュースで無くても、大きく値が動くことがあるのです。

さて、今週の主な経済指標を振り返っていきましょう。

毎週木曜日に発表される新規失業保険申請数ですが、予想112万件に対し結果96.3万件とポジティブでした。

ちなみにイギリスのそれは、予想1万件に対し結果9万4千件で大きく予想を上回るネガティブな結果でした。

新型コロナによる株価暴落から半年が経とうとしています。日本も含め、世界的に実体経済への影響が一巡して、失業率が気になってくる時期ですね。

7月の小売売上高(前月比)は、予想+1.9%に対し結果+1.2%とネガティブでした。また、自動車を除いたコア小売売上高(前月比)は、予想+1.3%に対し結果+1.9%とポジティブでした。自動車関連の売上が悪かったということですね。

物価指数も発表されました。7月の生産者物価指数(前月比)は、予想+0.3%に対し、結果+0.6%、コア消費者物価指数(前月比)は、予想+0.2%に対し、結果+0.6%でした。

この発表により円高に振れていた米ドル為替も若干、円安に戻りました。

このような経済指標が相次いで発表された今週でしたが、市場はほとんど無反応。それだけ追加経済対策の行方が注目されており、様子見ムードが蔓延しているということでしょうか。

8月中の追加経済対策決定は絶望的。決着は9月中旬まで持ち越し

今週も決着がつかなかった追加経済対策は9月に持ち越されそうです。議会が夏休みに入り、協議が9月に入るためです。上院採決は9月8日、下院採決が14日となる見込みで、実施は早くても9月中旬まで持ち越しです。

新型コロナ感染者数は直近では下落傾向ですが、死者数は相変わらず1,000人/日規模で、2,000万人の失業者が米国内にいます。中南米の感染者拡大も気になります。

中国はいち早く新型コロナショックを抜け出したかと思いきや、経済の回復は鈍いです。米中摩擦や洪水被害など要因はいくつかあるでしょうが、国内消費回復が思ったより遅いようです。

これまでは経済減速の混乱を機会と捉え、上手く切り抜けられた企業が評価され、株価を上昇させてきました。実体経済への影響が事実として見えてきた今、本質的な企業価値、ファンダメンタルが強い企業が生き残り、伸びていくのでしょう。

夏枯れの様子見相場を良い機会として、ファンダメンタルに優れた企業を発見、研究する時間を作るのも良いかもしれません。

ここで思い出されるのが、ウォーレン・バフェットの名言『10年、20年経っても欲しいと思うものを作っているかどうか、これが私の投資判断の基準です』

未来でも皆に必要とされ、自分が本当に好きだと思える、そんな企業に投資すべきです。

今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。