うさカブ

つみたてNISA、ジュニアNISA3人分、現物に米国株を全力で突っ込むUSA株(うさカブ)ブログ

2021-9-4 今週の米国株状況

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2021-9-4 今週のNASDAQ

今週のNASDAQは+97.63、+0.64%で上昇、最高値更新。S&P500小幅上昇、NYダウは小幅下落

金曜日の米国株式市場の終値です。

NASDAQは+32.34、前日比+0.21%の小幅上昇、

S&P500は-1.52、前日比-0.03%の横ばい、

NYダウは-74.73、前日比-0.21%の小幅下落でした。

終値NASDAQが15,363.52で最高値更新、

S&P500が4,535.43、

NYダウが35,369.09でした。

月曜から金曜までの今週の変化はそれぞれ、

NASDAQが+97.63、+0.64%の上昇、

S&P500が+6.64、+0.15%の小幅上昇、

NYダウが-30.75、-0.09%の小幅下落となりました。

8月の雇用統計発表を控え、今週は出来高が少ない閑散相場となり指数の動きもマイルドでした。金曜の雇用統計発表は予想を外しましたが、市場にはいったん冷静に受け止められ大きな崩れにはなっていません。来週は月曜がレイバーデイで祝日のため、火曜からのオープンとなります。

8月雇用統計はネガティブサプライズ。ISM景気減速、人・物が足りない悲鳴

重要な1週間が終わりました。まずは、8月雇用統計の発表です。

注目の、8月の雇用統計は、非農業雇用が前月比23.5万人増と、予想の72.8万人増を大幅に下回りました。デルタ株感染拡大のため、飲食サービスの雇用が弱かったようです。

失業率は、予想と一致し5.2%。人手不足の声があがる一方、雇用の伸びは鈍いという、需給バランスの悪い状況が続いています。

これで、9月FOMCでのテーパリング発表はさらに遠のきました。11月FOMCでの発表が濃厚となっています。

また、金曜は8月ISM景況感の発表もされました。50以上が前月より景気が良いという指標で、8月は予想が61.5に対し、結果は61.7と上回りました。しかし、7月からは鈍化しています。

相変わらず強い景気回復を示していますが、デルタ株感染拡大の影響で鈍化を見せ始めたという印象です。

詳しく見ていくと、需要が非常に強いながらも、人手不足、物不足で供給ができない状況で、時給や物価の高止まりは依然としてあるようです。インフレ懸念が燻っています。

雇用統計、ISM双方からわかるのは、需給のバランスが非常に悪い。要因となったのはデルタ株感染拡大ということでした。

10年債金利は上昇、レイバーデイ明けの株価下落を警戒

雇用統計が予想以上に悪かった。だから、テーパリングが遠のいた。その結果、ハイテク主体のNASDAQが上昇した。これはある意味正しく、ある意味警戒が必要です。

米10年債金利は1.3%を越え、上昇しました。債券投資家は売っているということですね。これは何を意味するのでしょうか。

1つは今回の雇用統計の悪さは一時的という見方をされたということ。テーパリングの開始は修正不要でシナリオ通りという思惑です。

もう一つは、雇用統計の時給の高止まり、ISMの人・物不足から来るインフレへの警戒です。

レイバーデイ明けに、米国債の入札が実施されます。これが不調に終わると、米国債は下落、金利は上昇し、株価は大きく下げることが予想されます。

今週わかったことは、株式投資家と債券投資家は全く別の受け止め方をしたことです。投資規模からいくと圧倒的に債券の方が大きいので、市場への影響力があります。

毎年、レイバーデイ明けは相場が崩れやすいこと。これを頭に置きながら、米10年債金利の動向に注意して、来週の米国株市場を迎えたいですね。

今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。

2021-8-31 週明け米国株の状況

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2021-8-31 NASDAQ市場(日足チャート)

NASDAQは+136.39、+0.90%で上昇。S&P500と共に最高値更新、NYダウは小幅下落

月曜の米国株式市場の状況です。

NASDAQは+136.39、+0.90%の上昇。

S&P500は+19.42、+0.43%の小幅上昇。

NYダウは-55.96、-0.16%の小幅下落で取引を終了しました。

NASDAQ終値は15,265.89で最高値更新、

S&P500の終値は4,528.79で最高値更新、

NYダウの終値は35,399.84でした。

ジャクソンホール会議を無事に終え、テーパリングや利上げがまだ先ということで、債券は買われ米10年債金利は再び1.3%を切る水準に。ハイテク株中心に買われ、NASDAQは上昇、S&P500と共に最高値を更新しました。

ズーム(ZM)が決算発表。失望売りでアフターで-12%下落

月曜日のアフターマーケットで、個人的注目のズーム・ビデオコミュニケーションズ(ZM)の2Q決算発表がされました。

EPSは、1.36ドルで予想を+0.2$上回りました。売上高は、10億ドルで予想を+31百万ドル上回りました。結果は良かったですが、上振れはほぼ無く予想通りと言って良いでしょう。

今期の今後の見通しでは、通年では予想を上回りましたが、3QのEPS予測が若干の市場予想未達でした。これと、決算のサプライズに欠けたことで、アフターマーケットでは-12%と暴落しています。

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ズーム・ビデオコミュニケーションズ(ZM)

しかし、これは過剰な反応と思います。決算プレゼンテーションをよく見ると、素晴らしい内容です。

investors.zoom.us

https://investors.zoom.us/static-files/0b7965d5-cf6c-4f5f-bb4d-80172ace7e78

大口顧客との契約はさらに拡大し、既存顧客の売上高成長も伸びています。

また、新製品のZoom Phoneは対前年比で3倍以上の成長。これが貢献し、全体の売上高は対前年比で4.5倍という事業成長を遂げてます。

粗利率76%という高収益体質により、毎年多くのキャッシュを得て、それを惜しみなく投資に回すグッドサイクルを継続しています。最近ではFive9の買収も記憶に新しいです。

というわけでズームへの投資は継続して強気です。今回の暴落は良い投資機会となるのではないでしょうか。

今週末の雇用統計発表に要注意。明朝はクラウドストライクの決算発表

ジャクソンホール会議が終わり、次の注目は今週末の8月雇用統計となりました。来週の月曜はレイバーデイ、祝日のためNY市場は球場です。

このレイバーデイ明けは毎年、相場が崩れることで有名です。昨年の9月はレイバーデイから下落を続け、-9%まで下げました。その後、10月半ばまで上昇を続けましたが、10月末にかけて再び下落。

今年もその傾向はありそうです。9月10月、その頃には、テーパリング開始の思惑も錯綜し相場は不安定になると思われます。

まずは来週のレイバーデイ以降の相場をよく観察し、落ちるナイフを掴まないように細心の注意を払った方が良いでしょう。今年の残り、最後の投資タイミングと思います。

さて、今日はクラウドストライクの決算発表です。アフターマーケットなので、明日早朝の発表となります。ズームと同じことにならないことを祈ります。NASDAQ100採用で株価は急上昇中ということもあり、失望売りの下落も激しそうです。

今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。

2021-8-28 今週の米国株状況

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2021-8-28 今週のNASDAQ

今週のNASDAQは+186.85、+1.24%で上昇。S&P500、NYダウも上昇でNASDAQとS&P500が最高値更新

金曜日の米国株式市場の終値です。

NASDAQは+183.69、前日比+1.23%の上昇、

S&P500は+39.37、前日比+0.88%の上昇、

NYダウは+242.68、前日比+0.69%の上昇でした。

終値NASDAQが15,129.50で最高値更新、

S&P500が4,509.37で最高値更新、

NYダウが35,455.80でした。

月曜から金曜までの今週の変化はそれぞれ、

NASDAQが+186.85、+1.24%の上昇、

S&P500が+29.84、+0.66%の上昇、

NYダウが+120.09、+0.34%の小幅上昇となりました。

ジャクソンホール会議を控え、出来高が薄く、様子見と調整の静かな今週でしたが、金曜のジャクソンホールのパウエル議長の講演がハト派の内容で穏便に通過したことで、3指数とも上昇し、NASDAQとS&P500が最高値を更新しました。

クラウドストライクがNASDAQ100銘柄に選出。アファームはアマゾンと提携で大暴騰

火曜に嬉しいニュースがありました。

このところ株価が低迷して含み損を抱えていたクラウドストライク(CRWD)が、NASDAQ100銘柄に選出されたというニュースです。

NASDAQ100はNASDAQに上場している数多くの銘柄から選ばれた100の企業を集めた物で、インデックスファンドにも採用されている重要な指標です。

これを受け、クラウドストライクは息を吹き返し今週だけで+18.5%と暴騰しています。うさの含み損もあっという間に解消し、含み益が出てきました。

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クラウドストライク(CRWD)今週の動き

来週、8/31には2Qの決算発表もあります。今週、かなり上げたので決算次第では下落もありえますが、決算内容は予想以上に良い数字になるでしょう。でなければ、NASDAQ100の面目丸つぶれです。インサイダーの情報含め選出されているはずです。

また、金曜のアフターマーケットでビッグニュースが。

「Buy Now Pay Later」略してBNPLの先鋒、アファーム(AFRM)がアマゾンの決済サービスとして採用されたと伝えられました。

BNPLは先日、スクエア(SQ)がアフターペイを買収するなど、フィンテック市場ではホットなテーマ。ECの雄、アマゾンも決済手段として採用となると、市場浸透はかなり進むと見て良いですね。

これを受け、アファームはアフターマーケットで一時+40%以上の上昇。残念ながら、うさはすでに株を手放してしまいました。

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アファーム(AFRM)今週の動き

しかし、アファームのバックエンドサービスとしてマルケタ(MQ)がいます。こちらもアフターマーケットで+15%と動いてます。うさはホールド中です。週明けの株価が楽しみです。

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マルケタ(MQ)今週の動き

ジャクソンホール会議、無事通過。株価は上昇。次は9/3の8月雇用統計

注目のジャクソンホール会議がオンラインで実施され、金曜にFRBパウエル議長が講演しました。先にも書いたように、内容は慎重かつ穏やかなハト派寄りでサプライズなし。市場は好感的に受け止め、株価は一段と上昇しました。

雇用は回復し、見通しは順調。物価上昇は需給バランスの悪化が要因で一時的、サプライチェーンが戻れば心配なし。デルタ株感染拡大がリスクとして残る。テーパリングは年内には開始を検討、終了時期は未定、政策金利引き上げの時期は明言せず。といった内容でした。

詳しくは日経の記事をご覧ください。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN27CW20X20C21A8000000/

いったんは好意的に受け止められ、株価も上昇しましたが、来週になると月末ということもあり相場が崩れる可能性もあります。まだ安心はできません。

また、来週金曜9/3には8月雇用統計が発表されます。9月はアノマリー的には、株価が下落しやすい月でもあります。株式にポジションが偏っている方は、ポジション調整の最後のチャンスかもしれません。キャッシュポジションをある程度とっておいた方が良さそうです。

かといってオールキャッシュというのもリスクがあります。株価上昇の機会損失は株価下落の損失以上に大きいからです。

インデックス系のETFを中心に、一握りの好決算銘柄を少額だけ持ち、9月10月の株価下落の押し目で買い増ししていく戦略を、うさは取ろうとしています。

今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。

2021-8-24 週明け米国株の状況

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2021-8-24 NASDAQ市場(日足チャート)

NASDAQは+227.99、+1.55%で最高値更新、S&P500、NYダウは小幅上昇

月曜の米国株式市場の状況です。

NASDAQは+227.99、+1.55%の小幅下落。

S&P500は+37.86、+0.85%の小幅上昇。

NYダウは+215.63、+0.61%の小幅上昇で取引を終了しました。

NASDAQ終値は14,942.65で最高値更新、

S&P500の終値は4,479.53、

NYダウの終値は35,335.71でした。

先週末の上昇に引き続き、3指数が揃って上昇。特にNASDAQは力強く上昇して、最高値を更新しました。10年債金利も1.25%と心地よい水準で、ハイテク系中心に資金が入りました。インフラ法案によるNYダウ上昇の揺り戻し、ファイザーのワクチン正式承認による後押しもあったと思います。

上下動の激しい米国株式市場。入る時は慎重に

日ごと、週ごとに上下する米国株式市場、ここ数ヶ月はずっとこんな印象でまとまった方向感のない状態です。

この中で、投資成績をコンスタントに積み上げていくのは難しいなあと実感するこの頃です。

先日、投資したズームやクラウドストライクは、購入後も下落を続け含み損が消えません。先週昨日の上昇でだいぶ持ち直しましたが、まだ水面下にいます。

IPO銘柄のマルケタやオートリーも中小型株の苦戦とともに底に沈んでいます。どちらも初めての決算を、若干のミスでクリアしているので今後の上昇に期待しています。どちらの銘柄も一度ナンピンで買い増ししています。

というわけで今は含み益を持っているのが、QQQのみ。それも昨日の上昇でやっとプラ転しただけです。これも明日にはどうなるか全くわかりません。

とはいえ以上は個別株の枠での投資の話。資産としては大半が3人の子供のジュニアNISAで運用しているVTIになります。ご覧のようにコロナショックを乗り越え、ズンズンと右肩上がりです。コロナ時には80万円/人年の枠を一気に使って買い増ししています。

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VTI(週足チャート)

結局、VTIやQQQのようにインデックス系のETFがパフォーマンスが良いという結論になりますね。個別株に資金の大半を突っ込むというのは間違いだと思います。将来大きく伸びる可能性を感じる銘柄に、少額を入れてその行方を見守るという楽しみ方がおすすめです。

VTIやQQQに資金を投入するタイミングも厳密に計る必要はないですが、相場全体が冷え込んだなという時期に少しずつ入れていくことが良いと思います。いつ入れても上昇していたコロナ直後と今は状況が違います。くれぐれも慎重に。

今週末はジャクソンホール、無風通過となるか。次の焦点は8月雇用統計

いよいよ今週末、金曜にジャクソンホール会議が行われます。今年はデルタ株感染拡大の関係でオンラインとなるようです。

過去にはこのジャクソンホールをきっかけに、相場が崩れることがあったようですが、今回はどうでしょうか。FRBのパウエル議長は、それだけは避けたいと考えているはずです。発言内容には慎重に慎重を重ね、相当に言葉を選ぶでしょう。

つまり、今回のジャクソンホールでは何も起きないと予想されます。

テーパリングに関しての言及はされると思いますが、政策金利引き上げについてはまだ話さないと思います。テーパリング、つまり債券買い入れプログラムの縮小のペースもゆっくりゆっくり進めるのではないでしょうか。

先週、今週のNASDAQの上昇は、テーパリングの開始と規模が遠のいたと判断したからというのもあるでしょう。ましてや、政策金利の引き上げなんてまだ当分先と見ています。このシナリオを崩す内容でなければ無風通過するはずです。

シナリオに影響を与える要素としては、9月初めに予定されている8月の雇用統計だと思います。続けて、毎年相場が崩れるタイミングとされるレイバーデイもあります。

今、株式でフルポジションをとっている方は、今週がキャッシュを作っておく最後のタイミングかもしれません。うさはまだ半分以上キャッシュを残しています。

今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。

2021-8-22 今週の米国株状況

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2021-8-22 今週のNASDAQ

今週のNASDAQは-79.10、-0.54%で小幅下落。S&P500、NYダウも下落で調整

金曜日の米国株式市場の終値です。

NASDAQは+172.87、前日比+1.19%の上昇、

S&P500は+35.87、前日比+0.81%上昇、

NYダウは+225.96、前日比+0.65%の上昇でした。

終値NASDAQが14714.66、

S&P500が4,441.67、

NYダウが35,120.08でした。

月曜から金曜までの今週の変化はそれぞれ、

NASDAQが-79.10、-0.54%の下落、

S&P500が-38.04、-0.86%の下落、

NYダウが-505.32、-1.44%の下落となりました。

金曜が上昇した分、大きな下落とはなりませんでしたが、今週は半ばに大きな調整局面があり、3指数とも下落しています。S&P500とNYダウは最高値更新からの下落なので、けっこうくらったという方もいるんじゃ無いでしょうか。

夏枯れ相場の中、デルタ株感染拡大の懸念で株価が乱高下

この時期は機関投資家も夏休みに入っていて、米国株市場の取引量はどうしても減少します。夏枯れ相場と言われています。

そんな中、ちょっとしたニュースで株価が急激に上下することがあります。相場への参加者が少ないため、ぶれ幅が大きくなり不安定になるのです。軽くてクイックな車のハンドルのようなものでしょうか。

今回は、FOMC議事録、個人消費支出、デルタ株感染拡大が材料となりました。

FOMC議事録ではこれまで予想されていたコンセンサスが確認できました。具体的な言及はされてませんが、おそらくジャクソンホールではテーパリングの開始時期は明言されず、11月のFOMCで発表されるのでは無いかとされています。

個人消費支出の指標は、予想よりも悪かったことが悪材料となり株価は大きく下げました。普段なら見向きもされない指数です。夏枯れ相場の中、材料に乏しいところに、きっかけをもたらした過敏な反応だったと思います。

そしてデルタ株感染拡大。米国の感染者数と死者の数が上昇トレンドに向かってます。1日に15万人以上感染し、1200人以上亡くなっています。3度目のブースターワクチンも決定したようですね。

来週は注目のジャクソンホール、大きな発表は無い模様

来週は注目のジャクソンホールです。毎年この時期にワイオミング州ジャクソンホールで行われる経済シンポジウムのことで、FRBのパウエル議長の講演がされます。今年はオンラインで実施されるようですね。

今年のジャクソンホール会議は、テーパリングを控え、特に注目されており、現在の経済状況をどう捉えているのか、今後の金融政策に関してどんな展望を持っているのか。講演の内容を材料に投資家の動きが決まってきます。

デルタ株感染拡大による不透明感がある一方、重要指標とされる雇用は回復基調で、物価の急激な上昇は一服感があり、今すぐ何か対応をしなければいけないという状況ではありません。

したがって、講演の内容は当たり障りのない、市場の予想通りのものになるでしょう。すでに株価にも十分織り込まれているので、混乱は起きないと思います。

あるとすれば、織り込まれている情報を知らない個人投資家が投げ売った結果引き起こされる下落。個別株、特に小型株の銘柄によっては、大きな動きがあるかもしれません。しかし、市場全体から見ると限定的。静観して見守りましょう。

今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。

2021-8-17 週明け米国株の状況

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2021-8-17 NASDAQ市場(日足チャート)

NASDAQは-29.14、-0.20%で小幅下落、S&P500、NYダウは小幅上昇で最高値更新

月曜の米国株式市場の状況です。

NASDAQは-29.14、-0.20%の小幅下落。

S&P500は+11.71、+0.26%の小幅上昇。

NYダウは+110.02、+0.31%の小幅上昇で取引を終了しました。

NASDAQ終値は14,793.76、

S&P500の終値は4,479.71で最高値更新、

NYダウの終値は35,625.40で最高値を更新しました。

アフガニスタンタリバン占拠のニュースで、プレマーケットから不穏な動きをしていた月曜日ですが、オープン後から中小型株を中心に激しく下落しました。底を打ったあとは、指数は上昇、結果的にはS&P500とNYダウは最高値更新となり、中小型から資金が抜け、大型に資金が集まる展開。指数が示すほどマイルドな市場ではなく、荒っぽい週明けでした。

ズーム(ZM)とクラウドストライク(CRWD)を購入。決算前のギャンブル

少し前に、以前持っていたズーム・ビデオコミュニケーションズ(ZM)とクラウドストライク(CRWD)に再び投資しました。少額です。

この2銘柄、今月末に決算発表を控えています。

ズームが8/30のアフター。クラウドストライクが翌8/31のアフターで発表です。

本来は決算発表後の市場の反応を見て入るのがセオリーなのですが、消費者物価指数の発表で金利急上昇は無いということで、つい購入してしまいました。

10年債金利は落ち着いていますが、両者とも株価はパッとしない軟調な状況です。月曜も、グロース銘柄は売られさらに含み損を拡大しました。

しかし、決算の内容は非常に良いことが予想されます。また、デルタ株感染拡大も、この2銘柄にはプラス材料。コロナ収束後も、ラチェット効果で顧客は離れられないでしょう。問題は成長スピードが衰えないかどうか。この辺を決算でしっかり見極めたいですね。

チャート的には、ズームが50日平均線が200日平均線を抜けるゴールデンクロスを形成しそうな良い形。

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ズーム・ビデオコミュニケーションズ(ZM)

クラウドストライクは225ドルあたりのサポートラインで反発するかどうかですね。

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クラウドストライク(CRWD)

ジャクソンホール前にアフガン問題の地政学リスク勃発。米国株市場に影響は少ないか

アフガニスタンの首都カブールがタリバンに制圧され、政権が変わりそうです。きっかけは、米軍の駐留撤退。バイデン大統領の公約でした。裏では中国がタリバンを支援しているという話もあります。

週末にこのニュースが流れ、月曜の株価が心配されましたが、昨日はそれほど過敏に反応はしなかったようです。前半の下げは、中国の鉱工業指数が悪かったことへの反応だと思います。

アフガニスタン問題に関しては、米国株市場は今のところ静観しています。経済的な影響も限定的で、株価への影響は少なそうです。

米国債金利もリスクオン・オフによる金利の上下はありますが、落ち着いています。

今週末の更新は都合により少し遅くなります。日曜の夜の更新になりそうです。

今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。

2021-8-14 今週の米国株状況

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2021-8-14 今週のNASDAQ

今週のNASDAQは-37.28、-0.25%で小幅下落。S&P500小幅上昇、NYダウは上昇で、今週はNYダウが強い

金曜日の米国株式市場の終値です。

NASDAQは+6.64、前日比+0.05%の横ばい、

S&P500は+7.17、前日比+0.16%小幅上昇、

NYダウは+15.53、前日比+0.04%の横ばいでした。

終値NASDAQが14,822.90、

S&P500が4,468.00で最高値更新、

NYダウが35,515.38でわずかに最高値更新でした。

月曜から金曜までの今週の変化はそれぞれ、

NASDAQが-37.28、-0.25%の小幅下落、

S&P500が+35.65、+0.80%の小幅上昇、

NYダウが+413.53、+1.16%の上昇となりました。

今週は、米10年債金利の上昇と、米国インフラ施策に進展がありNYダウが強い週となりました。先週資金が入っていたNASDAQから再びNYダウに資金が還流しているとも言えます。ほんとに週替わりで資金が入れ替わり、方向感は読めない状況が続いています。

マルケタ(MQ)が決算ミス、一時-6%下落。

今週、個人的に注目していたマルケタ(MQ)の決算発表がありました。また、全く話題に上らなかったティーザーの正体は、開発者コミュニティの発表でした。

また、開発責任者自ら質問になんでも答えるよ、という「Ask Me Anything」を開始すると発表。正直、しょぼいとしか感じられません。予告するほどのものだったのか。

とはいえ、マルケタのビジネスモデルは、企業独自のクレジットカード発行をテクノロジーで支援するというもの。開発者コミュニティの設立はそれを加速させるものです。

さて、IPO後初めての決算発表ですが、内容は微妙でした。発表後、株価は一時-6%超下落し、決算前の上昇分を消化してしまいました。

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マルケタ(MQ)今週の値動き

EPSが、予想に対し-0.21ドル下回り、結果は-0.29ドルの赤字。これが投資家の期待を裏切りました。売上は、予想に対し+17百万ドル上回り、結果は122百万ドルで昨年比+76%の成長。これは良い内容です。

EPSをミスした要因は、詳しく説明はされてないのですが、主には人材獲得への投資のようです。したがって、成長のための投資による一時的な損失と見ることができそうです。

決算発表では、元アマゾンの新CROと元セールスフォースの新CTO、2人の幹部の就任を公表しました。幹部だけではなく、優秀なエンジニアを積極的に採用していることが予想されます。

マルケタは、グーグルペイや、先週アフターペイ買収を発表したスクエア、後払い決済のアファームなど、これら全てのクレジットカード発行を支援しており、連携を強化しています。

特にこの後払いサービスの利用が、前年比で+350%成長と爆発的な伸びをしていて、マルケタのカード発行のスピードという強みを発揮している領域だと思います。

ガイダンスの内容も良く、今回の株価の下落は地合いの影響を除けば一時的なものと思われ、絶好の買い場とも言えます。ただし、市場全体の地合いの影響も受けやすいので、これから秋にかけて不安定な株価になることは注意が必要です。

investors.marqeta.com

雇用統計、消費者物価指数を無事に終え、ジャクソンホールまでは閑散相場が続く

株式市場に大きな影響を与える、7月雇用統計、7月消費者物価指数を混乱なく終えることができました。不透明感はかなり払拭され、視界はクリアになったと考えられます。

これで、今月末のジャクソンホールまでは大きなイベントが無くなり、夏のホリデーシーズンともあって、株式市場は動きが少ない閑散相場になりそうです。

7月消費者物価指数(CPI)がどうなるか恐怖だったのですが、インフレ傾向は落ち着きを取り戻し、パウエル議長の言う通り先月の指数は本当に一時的だったようです。

これで、金融緩和引き締めの観測は想定通りか、むしろ少し先に伸びたように思います。テーパリングに関しての具体的な言及は、ジャクソンホールではなく、9月のFOMCとなるのが濃厚となってきました。

ジャクソンホールでは、大きな発表は無く、これまで通り慎重で無難な内容となりそうです。8月中に相場が崩れる可能性も小さくなりました。

株価の転換点は9月初めのレイバーデイ付近、ここにはグロース銘柄の決算発表も控えています。ここで、特に個別株の値動きが激しくなりそうです。

まだまだキャッシュポジションを厚く、投資したとしても短期的に、逃げ足を早く意識した動きをしたほうが良さそうです。長期的に行くなら少しずつ、QQQやVTIなどのインデックス系ETFに入れていく。

秋まではこのような慎重な投資を心がけていくつもりです。

今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。