2020-05-19 週明け米国株の状況
NYダウは+911.95、+3.85%の大幅上昇
週明け月曜日のNYダウは+911.95、+3.85%の上昇、S&P500は+90.21、+3.15%の大幅上昇で取引を終了しました。NYダウの終値は24,597.37、S&P500の終値は2,953.91でした。
ロックダウン緩和、ワクチン開発による経済回復期待が高まる
月曜の米国市場は寄り付きから上げ調子で、終わってみれば綺麗な右肩上がりの1日となりました。週末からWTI原油先物価格が30ドルを超え、経済回復への期待が高まった結果と思われます。
先週は、NYダウが25,000、S&P500が3,000の節目を目指すのではないかという予測を立ててました。それに迫る昨日の上げでした。新型コロナ第二波を警戒しながら、リスクオンのムード継続です。
株式の上げ相場状態をリスクオンと言います。リスクを選好する強気、攻めの姿勢ですね。反対をリスクオフと言います。リスクを嫌い弱気、守りの姿勢です。一気に現金化され、株式は暴落します。
さて、上昇した要因ですが、先週から始まっているロックダウン緩和による経済活動再開への期待。また、モデルナというバイオ医薬会社の新型コロナウイルスワクチンの開発で、治験の結果が良好だったと発表されたことが大きかったようです。
ワクチン開発は早くて年内。おそらく来年の夏頃という一般的な見方が大勢を占めていたので、ポジティブサプライズでした。ワクチン早く開発されるといいですね。
今週の米国株はWHO年次総会の米中対立の行方による
WHOと中国の関係における米国、トランプ大統領による牽制が始まっています。
米国内の感染対策の失敗を挽回するため機会を伺っていたトランプ大統領ですが、WHOを舞台に熾烈な中国批判を行っています。11月の大統領選に向かい、なりふり構わぬ様相です。
これを市場はどう受け止めるか。うさはややネガティブに受け止め、今週の市場は神経質な展開になるのではないかと予測します。
リバウンド後の高値、4/29の水準にあることも心理的な上値抵抗感になっています。
ただし米中間で何らかの歩み寄りがあれば、先週も予測した通り、米国株はNYダウだと25,000、S&P500は3,000の節目を目指す展開になると考えます。
今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。