2021-7-7 週明け米国株の状況
- NASDAQは+24.32、+0.17%で小幅上昇、最高値更新、S&P500、NYダウは小幅下落でリスクオフか
- アマゾン、ベゾス氏がCEO退任。米国防総省受注思惑で株価急上昇
- 米10年債金利が1.35%まで低下。OPEC+、中国規制、ISM鈍化でリスクオフか
NASDAQは+24.32、+0.17%で小幅上昇、最高値更新、S&P500、NYダウは小幅下落でリスクオフか
月曜日は独立記念日の振替休日で米国株式市場は休みでした。火曜の米国株式市場の状況です。
NASDAQは+24.32、+0.17%の小幅上昇。
S&P500は-8.80、-0.20%の小幅下落。
NYダウは-208.98、-0.60%の小幅下落で取引を終了しました。
S&P500の終値は4,343.54、
NYダウの終値は34,577.37でした。
NASDAQは上昇し最高値更新しました。しかし、相場全体のセンチメント自体は弱気でNYダウ、S&P500ともに下落、債券が買われ10年債金利が下落してますので、リスクオフの動きと思われます。
アマゾン、ベゾス氏がCEO退任。米国防総省受注思惑で株価急上昇
先日、購入したアマゾンがニュース続きです。
まず、アマゾンの創業日にあたる7/5付でジェフ・ベゾスがCEOを退任し、取締役会長につきました。後任はAWS事業を引っ張ってきたアンディー・ジャシーです。
ベゾスは経営する宇宙事業会社ブルーオリジンに注力すると思われ、今月20日に宇宙空間へ飛ぶ予定です。
そして、昨日、米国防総省がクラウド事業において、これまで契約していたマイクロソフトへの発注をキャンセルしたことを発表。アマゾンを含む、数社と協議するそうです。
とはいうものの、強力なクラウド事業であるAWSを持つアマゾンが有利と市場は反応し、株価は4%以上上昇しました。ジャシー新CEO就任を祝うようなニュースですね。うさとしても購入タイミングは今のところ成功です。
米10年債金利が1.35%まで低下。OPEC+、中国規制、ISM鈍化でリスクオフか
米10年債金利が大幅に低下しています。米国時間の場中で1.35%台まで低下しました。これにはいくつか要因があると思いますが、状況としては債券に買いが入っているということで、リスクオフの展開と思われます。
直接的な要因は、6月のISM非製造業指数が予想63.5に対し、結果60.1と悪かったことでしょう。これは景気の鈍化を示しています。これで景気敏感株を中心に、特にダウ指数が下落しました。
また、中国当局の個人情報の取り扱いに関わる規制が強まり、中国IT企業のリスクが急激に高まりました。これによって米国市場に上場している銘柄が軒並み下落しました。特に上場したばかりのDIDIは20%近く下落しています。
さらに、原油関係で、OPEC+が会合を延期したことも不透明感が高まったということで市場からは嫌気されました。
欧州の景気鈍化の兆候も見られ、新型コロナのデルタ株の感染状況も悪化しているということで、先行き不透明感が高まっています。
その影響か、ズームやドキュサインなど、WFH銘柄は割高感を踏み上げ上昇中です。改めて、売却してしまったことを後悔しています。かといって今から買いに向かうには既に高すぎる印象です。難しいですね。
今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。