2021-5-8 今週の米国株状況
今週のNASDAQは-142.88、-1.04%で下落。S&P500、NYダウは最高値更新
金曜日の米国株式市場の終値です。
NASDAQは+119.40、前日比+0.88%の上昇、
S&P500は+30.98、前日比+0.74%の上昇、
NYダウは+229.23、前日比+0.66%の上昇でした。
S&P500が4,232.60で最高値更新、
NYダウが34,777.76で最高値を更新しました。
月曜から金曜までの今週の変化はそれぞれ、
NASDAQが-142.88、-1.04%の下落、
S&P500が+39.94、+0.94%の上昇、
NYダウが+663.21、+1.91%の上昇となりました。
NYダウが絶好調です。3日連続で最高値を更新しました。NYダウ構成銘柄に資金が集中しているということで、NASDAQ、特に中小型銘柄からは資金が抜かれてしまい難聴となってしまった1週間でした。
スクエア(SQ)好決算!
スクエア(SQ)の決算発表がありました。結果は良かったです。株価は+4%と上昇しましたが、それまでの大きな下落は取り戻せていません。
EPSが$0.41で、予想を$0.25上回りました。今期のガイダンスは、対前年比+69.4%を予測しています。
売上は$5.06Bで、予想を$1.71B上回りました。今期のガイダンスは、対前年比+113.5%を予測しています。
特に売上高は、対前年比+267%と異次元の伸びを見せました。これは半分以上が実はビットコインの収益となります。ビットコイン自体もこの四半期で凄まじい上昇を見せたので売上を膨らませました。
それを差し引きしたとしても、好調な決算だったと思います。
景気刺激策、および経済回復によりPOS事業は順調でした。これから夏にかけてさらに人出も増え、スクエアが得意とする飲食・サービス業が活況となるので、次の決算でも良い数字が期待されます。
もう一つの主柱事業、個人向け決済のCashApp事業も好調でした。ビットコイン関連はこちらの事業に含まれます。売上の対前年比が+666%と7倍以上、そのほとんどがビットコイン決済となってます。
ちなみにライバルのペイパル(PYPL)も今週決算発表をしました。こちらも良い決算でした。経済回復と消費の多様化で、これらフィンテック銘柄は長期保有しておいて損はなさそうです。
4月雇用統計は予想外の悪い結果。株式市場にとっては追い風。
今週もっとも注目されたニュース、4月の雇用統計が発表されました。結果は予想外の悪い結果でした。
市場予想は97.8万人の増加だったのに対し、26.6万人の増加。予想の上振れもささやかれていたところで、この結果はネガティブサプライズとなりました。
また、失業率も5.8%の予想だったのに対し、6.1%と期待を裏切る結果となりました。
金融政策を司るFRBは雇用回復を第一優先と、常々言ってました。政策が期待通りには上手くいってないことで、FRBや政府としても何か手を打たなければいけません。
一方、株式市場としては、金融政策の引き締めが遠のいたとして買いに向かいました。故のNYダウ、S&P500の最高値更新となっています。
出遅れているNASDAQにも再び資金が流入してくることが予想されます。金融緩和の引き締めが遠のいたことで、ハイテクグロース株も息を吹き返すでしょうか。
そうなってくると、好決算を出しながらも株価を下げている銘柄には勢いよく買いが集まり急騰することもあるかもしれません。
今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。