うさカブ

つみたてNISA、ジュニアNISA3人分、現物に米国株を全力で突っ込むUSA株(うさカブ)ブログ

2021-10-12 週明け米国株の状況

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2021-10-12 NASDAQ市場(日足チャート)

NASDAQは-93.34、-0.64%で下落、S&P500、NYダウも下落

月曜の米国株式市場の状況です。

NASDAQは-93.34、-0.64%の下落。

S&P500は-30.15、-0.69%の下落。

NYダウは-250.19、-0.72%の下落で取引を終了しました。

NASDAQ終値は14,486.20、

S&P500の終値は4,361.19、

NYダウの終値は34,496.06、でした。

祝日のため休場かと思っていましたが、債券市場のみ休みで、株式市場は通常通りでした。とは言え、市場参加者は少なかったようで出来高も少なく、決算前とインフレ懸念継続で3指数とも下落となりました。

今日の下落はショート売りによる下落か。CPI発表までは我慢

債券市場は休場ということで、10年債金利は動かず1.6%のまま。為替は金利上昇を見越して円安に動き1ドル113円を越えました。これは2018年以来の安値らしいです。

ドル建てで米国株運用している人にとっては、円建て資産が膨らむので勝手に増えていく嬉しさですね。逆に、この下落相場の中、円建てで米国株を購入する時は、なんだか損した気分になってしまいます。

円高時に、ドル転しておいてドル資金を準備しておくというのが一番です。

月曜は出来高少なく、3指数とも下落しましたが、これはショートを仕掛けたことによる下落と見ています。信用売りというやつで、株式を借りた上で売り、一定期間後買い戻し借りた株式を返却する。その差益で儲ける仕組みです。

この買い戻しのことをショートカバーと言い、株価は出来高を伴わず上昇します。これら信用売りと買いの取引は、株の所有権が移転しないので、出来高には現れないようです。

このような短期的な仕掛けはありますが、多くの投資家は様子見と考えられます。13日から、Q3の決算発表が始まりますし、同日にはCPI(消費者物価指数)の発表があるからです。

ここで、大きく株価が動くと予想されるので、今はじっと我慢をしている状況だと思います。金利とインフレが、今の米国株式市場のテーマなのです。

今週はとにかくCPI消費者物価指数金利上昇に注意。そして決算

今週は、13日、日本時間21:30に、コアCPI(消費者物価指数)の発表があります。コアCPIは、変動の大きいエネルギーや食料品を除いたサービスや消費財の物価の変動(対前月比)を示します。

8月は0.1%の上昇。9月予想は0.3%の上昇となっています。しかし、最近の状況からこの予想は大きく越えてくるのではないかと思います。

FRBはインフレは一過性と再三訴えていました。8月は予想を確か下回ったので、FRBの言う通りだとして、株式市場は楽観ムードに変わった記憶があります。

しかし、今回はどうでしょうか。予想を越えてしまうと、インフレを鎮めるために、テーパリングの前倒しがあるのではないか。金利は上昇圧力を伴います。そうすると株価は下落です。

また、14日の同時刻には、PPI(生産者物価指数)が発表されます。こちらは事業者側の物価変動を示し、原材料や中間材などが主な対象です。

8月は0.7%の上昇。9月予想は0.6%の上昇となっています。サプライチェーンの乱れやエネルギーの高騰など、上昇圧力要因がダイレクトに反映される領域です。こちらも予想を大きく越えてくるのではないでしょうか。

13日深夜には、先日のFOMC議事要旨が公開されます。パウエル議長の声明以外にテーパリングに関してどのような議論がされたか明らかになります。内容によっては、これも株価変動要因になるでしょう。

15日金曜には、9月小売売上高も発表されます。サプライチェーンの乱れによる製品不足や、市中の消費意欲が現れます。景況感を知る一つの材料となります。

こういった市場に影響を与える統計発表がされる中、3Qの決算発表が本格的に始まります。いつものように、13日の金融・銀行銘柄からスタートです。

今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。