2020-10-13 週明け米国株の状況
- NASDAQは+296.31、+2.56%で上昇。S&P500、NYダウも連日の上昇
- アップル・アマゾンのイベント前の期待が市場を牽引。クラウドフレアが暴騰
- 追加経済対策合意は行き詰まり、打開策を探る動き
NASDAQは+296.31、+2.56%で上昇。S&P500、NYダウも連日の上昇
月曜日のNASDAQは、+296.31、+2.56%の上昇。
S&P500は+57.09、+1.64%の上昇。
NYダウは+250.62、+0.88%の上昇で取引を終了しました。
S&P500の終値は3,534.22、
NYダウの終値は28,837.52でした。
先週の流れを引き継ぎ、3指数揃って続伸です。特にNASDAQの好調継続が目立ちます。追加経済対策への期待、2Q決算への期待が株価を底上げしています。
アップル・アマゾンのイベント前の期待が市場を牽引。クラウドフレアが暴騰
13日(日本時間14日深夜)にアップルの新製品発表イベントが開催されます。そこでは5G対応の新型iPhone 12が発表されるのが濃厚です。
さらにスマートスピーカー HomePodの新作、アップルオリジナルのヘッドホンなど音楽関連の新製品の発表も予想されています。
これら新製品発表への期待は高く、月曜の終値では+6.35%の上昇、イベント前のプレマーケットでは+1.5%ほど高値がついています。
一方、アマゾンは今日からプライムデーが始まっており、売上拡大への期待が高まっています。
今年度はコロナによる特需もありましたから、このプライムデーによって、前代未聞の売上積み上げが予想されています。
アマゾンの月曜の終値は+4.75%、プレマーケットでも1.4%上昇しています。
クラウドフレア(ティッカー:NET)が23%上昇
うさもホルダーである、クラウドフレア(ティッカー:NET)が月曜の終値で23%暴騰しました。
理由をいろいろ探してみましたが、これといったビッグサプライズはありません。
唯一、これかな?というニュースがこれ。
日本語の解説がなかなか見つかりませんが、ライブドアニュースでありました。
簡単に言うと、これまでのネットワークセキュリティの概念を覆すシンプルなソリューションのようです。
これまで様々な方法で、ネットワークの内側を外側の脅威から守ってきたわけですが、コロナの影響でリモートワークが当たり前の存在となり、内と外という概念が現実的ではなくなってきました。
クラウドフレアは、それを「Cloudflare One」という認証ソリューションにより解決するようです。
といった具合に、これが23%も株価を押し上げる要因なのか?という気がしますが、もう少し深く探ってみようと思います。株はホールドです。
追加経済対策合意は行き詰まり、打開策を探る動き
追加経済対策の共和党と民主党の包括的合意は、大統領選前の実現が絶望的となり、ホワイトハウスは現状の打開策を探っています。
中小企業向けの支援策の余剰を活用した、経済刺激策の提案が議会にされ、これが市場からは楽観的に取られました。
大規模な経済対策は難しくとも、今やれることはやるという感じですね。
また、市場はバイデン候補の有利な状況を受け、徐々にバイデン新大統領を織り込み始めているようです。
グリーンニューディール関連のクリーンエネルギー銘柄や、中小型株は連日、上昇しています。
バイデン候補は、経済格差の是正、これまで大企業優遇だった政策を中小企業にフォーカスしているからですね。
NASDAQの中小型株。つまりハイテクグロース株が伸びているのは、その表れかもしれません。
トランプ大統領、バイデン候補、どちらが勝利しても株式市場は若干の調整を踏みながら上昇するのではないでしょうか。
上昇する銘柄の内訳やセクターが異なるだけで、指数は伸びると感じます。
この機会に乗り遅れないようにしましょう。
今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。