020-09-29 週明け米国株の状況
- NASDAQは+ 203.96、+ 1.87%で上昇。S&P500、NYダウも上昇
- ボーイング、737MAXの試験飛行実施、経費削減が交換され、連日6%超の爆上げ
- 追加経済対策の攻防は継続、共和党・民主党歩みよりか
NASDAQは+ 203.96、+ 1.87%で上昇。S&P500、NYダウも上昇
月曜日のNASDAQは、+203.96、+1.87%の上昇。
S&P500は+53.14、+1.61%の上昇。
NYダウは+410.10、+1.51%の上昇で取引を終了しました。
S&P500の終値は3,351.60、
NYダウの終値は27,584.06でした。
先週金曜の反発の流れを継続し、3指数そろって上昇しました。
ボーイング、737MAXの試験飛行実施、経費削減が交換され、連日6%超の爆上げ
ポートフォリオをハイテク株にシフトさせると明言したうさですが、なぜかボーイングを買ってました。割安放置に映ったのと、宇宙開発への期待からです。
しかし、コロナショック以来、ずっと株価は低空飛行を続けていました。
そんなボーイングですが、まず金曜に明るいニュースが。
FAA(米国連邦航空局)が墜落事故以来飛んでいなかった、737MAXの試験飛行を実施するという報道です。FAA局長自ら操縦桿を握るおまけ付きです。
米国内の新型コロナ感染者数が減少し、航空・レジャーへの回復期待が高まる中、絶好のタイミングで出たサプライズは、市場からも好感され、6%超の株価上昇です。
さらに、月曜には幹部中心に早期退職による人員削減と、MIT近くにオープン予定だった研究所を凍結、不動産を売却し経費を削減したとの報道がありました。
これにより月曜も6.4%株価が上昇しました。とは言え未だ9月初めの水準には遠く、いっそうの上昇が必要です。
追加経済対策の攻防は継続、共和党・民主党歩みよりか
当初、共和党1兆ドル、民主党3兆ドルと大きな乖離があった追加経済対策案ですが、9月に入り協議が進展しているようです。
共和党1.5兆ドル、民主党2.2兆ドルまで歩み寄ったという報道もあります。
合意は近いとの話もあり、株式市場には好感されました。
先日のFOMCでは、パウエル議長は金融政策は尽くした、あとは財政政策に期待する。といったニュアンスの言葉を残しました。
結果的に、これが金融引き締めと市場に受け取られ、株価は軟調になったわけですが、これは政権へのある意味の圧力だという見方もあります。
それが功を奏したのか、議論が加速しているようです。
これから選挙日に向けて、共和党、民主党は非常に繊細な駆け引きが続発することでしょう。財政政策へのスタンスもその一つです。いずれにせよ、追加経済対策案がまとまれば株価は上昇すると思います。
今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。