2020-09-15 週明け米国株の状況
- NASDAQは+203.11、+1.87%の上昇。NYダウ、S&P500も揃って上昇
- ソフトバンクグループ保有のARMをNVIDIAに売却。オラクルがTikTokと業務提携
- 今週の注目は15日のアップル新製品発表。17日のFOMC。
NASDAQは+203.11、+1.87%の上昇。NYダウ、S&P500も揃って上昇
月曜日のNASDAQは、+203.11、+1.87%の上昇。
S&P500は+42.57、+1.27%の上昇。
NYダウは+327.69、+1.18%の上昇で取引を終了しました。
S&P500の終値は3,383.54、
NYダウの終値は27,993.33でした。
ひさびさに3指数そろって全面高となりました。先週の暴落に対する反発と、ワクチン関係でポジティブなニュースがあったこと、それからM&A関連のニュースが好感されました。
ソフトバンクグループ保有のARMをNVIDIAに売却。オラクルがTikTokと業務提携
ソフトバンクグループが保有する英国の半導体企業ARMが、同じく半導体企業のNVIDIAに株式譲渡されることが発表されました。これによりソフトバンクグループは、巨額の現金とNVIDIAの株式を得ることになります。
詳しい内容は他に譲るとして、ソフトバンクグループがMBO(マネジメントバイアウト:経営陣が市場の株式を買い集め上場廃止する手法)を企んでいるのではないかと噂されています。
9月初めに起こった暴落の原因ではないかと噂されている、ソフトバンクグループの巨額のコールオプション取引や、今回のARM売却によって大量の現金が入手できます。
これがソフトバンクグループのMBO準備のためではないかと噂されているのです。
うさは一時、ソフトバンクグループのホルダーでした。孫さんのことですから、新型コロナを機に、また新たな戦略を考えているのかもしれません。
上場していると思い切った戦略が実行できないですから、相当びっくりするようなことをするのかもしれません。そんな孫さんが好きで株を買っていたのです。
また、揉めていたTikTok問題は、トランプ陣営に近いとされるオラクルが業務提携という形で決着させることになりました。買収を提案していたマイクロソフトは、これで正式に脱落です。
米国での存続に光が見えたTikTokのおかげで、TikTokをクライアントに持つファストリーの株価が急回復です。
今週の注目は15日のアップル新製品発表。17日のFOMC。
さて、今夜は注目のアップル新製品発表です。大方の予想では、廉価版のApple Watchと新型のiPad、もしかするとアップルオリジナルCPUのApple Silliconを乗せたMacBookも発表されるかもしれません。
5G対応の新型iPhoneは新型コロナの影響で、今回は発表見送りとの見方が強いようです。これが市場からネガティブに取られる可能性もあります。新製品発表の受け止め方次第で、上に行くか下に行くか、予想がつけられません。
とにかくアップルは米国株式市場をリードしている企業なので、この発表が相場を大きく左右するのは間違いないでしょう。
木曜日には、FOMCがあり、今後の具体的な金融政策が発表されます。先日のジャクソンホールでは、雇用の回復とゼロ金利の維持、インフレ2%オーバーシュート容認と方向性がはっきりと示されました。
先週も書きましたが、この状況で相場に冷や水をかけるような内容は発表しないとは思いますが、市場がどう受け止めるかはわかりません。
株価が上昇しても下落しても、大きな失敗がないように、ポートフォリオを再調整していきたいと思います。
今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。