うさカブ

つみたてNISA、ジュニアNISA3人分、現物に米国株を全力で突っ込むUSA株(うさカブ)ブログ

2020-08-08 今週の米国株状況

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2020-08-08 今週のNYダウ平均

今週のNYダウは+769.08、+2.80%の上昇

金曜日のNYダウは+46.50、前日比+0.17%の小幅上昇、S&P500は+2.12、前日比+0.06%の小幅上昇で取引を終え、終値はNYダウが27,433.48、S&P500が3,351.28でした。

今週はそれぞれ、NYダウが+769.08、+2.80%の上昇。S&P500が+56.67、+1.69%の上昇でした。

昨日のNASDAQは調整が入り-1.13%の下落でした。今週は+84.31、+0.76%の小幅上昇となりました。相対的にオールドエコノミー主体のNYダウの方が上昇した今週でした。

7月失業率はほぼ予想通り。追加経済対策は今週も平行線。

まず、注目されていた7月の失業率ですが、予想10.5%に対し、10.2%とほぼ予想通り。上にも下にもサプライズがなかったおかげで、市場の混乱は見られませんでした。

予想を裏切る結果が出るのではないかと身構えていた投資家にとっては、ほっとした反面、動きづらさが残る結果となりました。追加経済対策の決着がつかないままで、方向感を見失っているためです。

追加経済対策は、政権と民主党の間で揉み合いのまま週末を迎えてしまいました。細かい点で折り合いのつかないポイントはいくつかあるのですが、大きく捉えると経済対策規模で両者に差があります。

トランプ政権はインフレ、ドル安を警戒し、1兆ドル規模に抑えたいのに対し、民主党陣営は当初3兆ドルを要望。今週は減額し、歩み寄りを見せましたが、トランプ政権は譲りませんでした。

大統領選が目前に迫っている中、主張に妥協の姿勢を見せると選挙に大きな影響を与えます。ここは意地同士の戦いと言えそうです。

そんな中、トランプ大統領大統領令による独断で追加経済対策を実施すると発表しています。大統領の権限でどこまで実現可能なのか、前例がないため不明ですが、なかなか追加経済対策がまとまらない苛立ちと、大統領選挙を見据えた得意のパフォーマンスとも取れそうです。

ともかく、株式市場への影響は来週に持ち越しとなってしまいました。

2Q(4-6月)決算発表ラッシュが終了。期待値はリセットされて、次の戦略を考える良いチャンス

2Qの決算ラッシュが終わりました。おおよそ、市場予想を上回る数字でしたが、今後の成長見通しが鈍化するものや、期待に届かなかった企業は軒並み売られ、10%以上暴落したものもありました。

冷静に見ると、今回の決算は、良いリセットの機会だったかもしれません。高値でつかんで含み損をくらった投資家さんには申し訳ないですが、期待値を正常化する効果があったと思います。

経済対策による金余り、行き場を失った資金が株式へ流れ込み、一部の銘柄に集中し、実力以上の期待が集まった。その結果が、決算前までの株価だったのでしょう。数字として実力を認識した結果、利益確定で売られ、ポジションを取り直した。これが調整局面というものですね。

したがって決算直前に船に乗り、大火傷するというのが、一番やってはいけないパターンです。

追加経済対策がまとまっていないので、今は方向感を見極めている状況です。来週は米国政府の動きを特に注視する必要があるでしょう。

今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。