うさカブ

つみたてNISA、ジュニアNISA3人分、現物に米国株を全力で突っ込むUSA株(うさカブ)ブログ

2020-08-01 今週の米国株状況

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2020-08-01 今週のNYダウ平均

今週のNYダウは-155.71、-0.59%の下落

金曜日のNYダウは+114.67、前日比+0.44%の小幅上昇、S&P500は+24.90、前日比+0.77%の小幅上昇で取引を終え、終値はNYダウが26,428.32、S&P500が3,271.12でした。

今週はそれぞれ、NYダウが-155.71、-0.59%の下落。S&P500が+31.71、+0.97%の上昇でした。

今週はハイテク銘柄の好調な決算がNASDAQが押上げました。今週は+231.50、+2.12%の上昇でした。これがS&P500のプラスに効いてます。

絶好調のアップルとアマゾンの決算。フェイスブックは意外な好決算。グーグルには暗雲。

今週の注目は7/30の閉場後に行われた、アップル、アマゾン、フェイスブック、グーグル、4つのハイテクメガ企業の決算発表です。

アップル(APPL)

アップルは3Q(4-6月)決算発表をしました。結果は市場予想より非常に良かったです。

1株当たり利益(EPS)が、2.58ドルで予想を0.51ドル上回りました。また、売上高が、596.9億ドルで予想を71.3億ドル上回りました。

iPhoneiPadMacApple Watchと全ての製品で売上を伸ばし、最近力を入れているサービス分野でも成長しました。

スティーブ・ジョブズが瀕死のアップルを救った「0→10」の人物だとしたら、現在のCEO ティム・クックは「10→1000」の人ですね。オペレーションの能力がずば抜けて高いと思います。アップルはやはり別格の企業と言えます。投資してて良かった〜。

30日の決算発表後、アフターマーケットで+6%、翌日の株価はなんと+10.47%上昇しました。この時価総額で10%上げるってバケモノです。アップルは再び時価総額世界ナンバーワンを獲得しました。

アマゾン(AMZN)

アマゾンは2Q(4-6月)決算発表をしました。結果は市場予想を大きく上回る良い結果でした。

1株当たり利益(EPS)が、10.30ドルで予想を8.68ドルも上回りました。また、売上高が、889.1億ドルで予想を76.2億ドル上回りました。

新型コロナ対策で、多額の経費を盛り込んでいた今期で、低めの利益予想だったのですが、それを上回る利益を出しています。

クラウドサービスのAWSの成長率が鈍化したことが懸念点ですが、ここも伸びていれば株価は爆上げしていたでしょうね。

マイクロソフトのAzureとよく比較されますが、どちらも成長鈍化が見られ、クラウドサービス事業の今後の課題となりそうです。

30日の決算発表後、アフターマーケットで+5%、翌日の株価は+3.70%上昇しました。利益確定の影響で日中の株価としては下げました。

フェイスブック(FB)

フェイスブックは2Q(4-6月)決算発表をしました。結果は市場予想を上回る良い結果でした。

1株当たり利益(EPS)が、1.80ドルで予想を0.42ドル上回りました。また、売上高が、186.9億ドルで予想を13.3億ドル上回りました。

広告出稿ボイコットが相次ぎ、心配されていたフェイスブックの決算は、それをものともせず広告収入を伸ばし売上利益ともに予想を上回る成長を遂げてます。

もともとフェイスブックが得意とする顧客は、従来型の広告では費用がかかりすぎ広告出稿できなかった中小企業がターゲットでした。今回、ボイコットした企業の多くは大企業なので、想定より影響は少なかったのかもしれません。

決算日前日に行われた、反トラスト法の公聴会で議題となった、インスタグラムの買収を巡る疑惑がリスク要因として浮上しています。

30日の決算発表後、アフターマーケットで+7%、翌日の株価は+8.17%上昇しました。

アルファベット(GOOGL)

最後はグーグルの持株会社アルファベットの決算です。アルファベットは2Q(4-6月)決算発表をしました。結果は市場予想を上回りました。

1株当たり利益(EPS)が、10.13ドルで予想を1.88ドル上回りました。また、売上高が、383.0億ドルで予想を9.8億ドル上回りました。

しかし売上高が上場以来初めて前期を下回り減収。予想を上回ったとは言え、減収のインパクトは大きく、株価を下げています。

感覚的な話ですが、検索のプラットフォームが多様化していると感じます。グーグルを使わず、ツイッターやインスタグラムのアプリ内で検索を済ましてしまう若年層がいます。

そんな中でアルファベットの持つキラーアプリはユーチューブですね。検索広告収入が落ち込む中、ユーチューブの検索広告収入は+6%と伸びています。

30日の決算発表後、翌日の株価は-3.28%下落しています。

サプライズのなかったFOMC声明。2QのGDPは-32.9%。経済対策は来週に持ち越し。

FOMCの発表は政策金利据え置き、新型コロナによる先行き不透明感による経済影響への危機感を強調しましたが、大きなサプライズはありませんでした。株価にも影響なかったと思います。

株価に影響したのはGDPの発表です。2QのGDPは年率、前期比-32.9%と過去最悪の落ち込みとなりました。予想された数字よりは良かったですが、未曾有の事態が改めて数字として表れるとショックですね。

追加経済対策は、意見がまとまらず時間切れとなりました。600ドル/週の給付金は予定通り月末で失効です。200ドル/週の線で交渉が進んでいましたが、与野党の合意が得られず、揉めています。週明けから再び協議を続けるそうですが、難航すると株価への影響が心配されます。

来週は、この追加経済対策の行方が注目されます。

今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。