うさカブ

つみたてNISA、ジュニアNISA3人分、現物に米国株を全力で突っ込むUSA株(うさカブ)ブログ

2020-06-02 週明け米国株の状況

f:id:ino-ssm8:20200602065601p:plain
2020-06-02 NYダウ平均

NYダウは+91.91、+0.36%の上昇

月曜日のNYダウは+91.91、+0.36%の上昇、S&P500は+11.42、+0.38%の上昇で取引を終了しました。NYダウの終値は25,475.02、S&P500の終値は3,055.73でした。節目の25,000、3,000をキープしています。

全米に拡がった抗議デモ、米中対立。リスクをはらんでいる今週

週末の5/30に、ミネソタ州ミネアポリスで起きた白人警官が黒人男性への取り調べ中に死なせてしまった事件。それを発端に抗議デモが全米中に拡がり、それに便乗した店舗への略奪行為が伝えられました。

アップルストアのガラスが割られ、展示しているiPhoneiPadが持ち去られたり、ルイヴィトンの路面店が襲われ商品を奪われるなど、目を覆いたくなるような状況です。

翌日には夜間外出禁止令が出され、新型コロナによるロックダウンから解放された安堵感に水を刺した格好になっています。また、トランプ大統領からは各州の対応について批判し、力づくでデモを鎮圧すべきだと強硬姿勢を示しました。

そのような混乱状況の米国ですが、NYダウは寄り付きで下落したものの、経済活動の回復への期待は強く、終値はわずかに上昇を見せました。

今のところ市場の反応は、この暴動や米中対立を飲み込み期待先行のリスクオンの展開です。実態経済と期待が大きく乖離していると言えます。しかもこの期待は薄氷のような脆いものと、うさは見ています。ちょっとしたきっかけで薄氷を踏み抜いてしまいます。

それがいつになるかは誰もわかりませんが、乖離が大きくなればなるほど、落差は大きく市場のダメージも深くなってしまいます。それに備えた準備をしておかなければいけません。

今週の米国株は、米中対立に注目。6/4の天安門事件記念日で動きがあるか

今週の米国株の動きは予想しづらいです。抗議デモは暴動へ発展する可能性があります。米中対立は予断を許さない状況で、米中それぞれの対応が気がかりです。

それに加え、今週6/4は天安門事件の起こった記念日。中国の国家安全法に対抗する香港での大規模デモが実施されるとしたらその日が濃厚です。それをきっかけに米中の経済制裁の応酬が本格化するかもしれません。

米国内外におけるデモの行方がわからない中、リスクをはらんだ今週となります。

今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。