うさカブ

つみたてNISA、ジュニアNISA3人分、現物に米国株を全力で突っ込むUSA株(うさカブ)ブログ

2020-05-09 今週の米国株状況

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2020-05-08 NYダウ平均

今週のNYダウは581.56ドル、2.39%の上昇

金曜日のNYダウは、455.43ドル、前日比1.91%、S&P500は48.61ドル、前日比1.69%の上昇で取引を終え、終値はNYダウが24,331.32、S&P500が2,929.80でした。

今週はそれぞれ、NYダウが581.56ドル、2.39%の上昇。S&P500が87.06ドル、2.97%の上昇でした。

戦後最悪の失業率14.7%にも関わらず続伸した米国株

この日、注目されたのは4月の雇用統計の発表でした。

非農業部門雇用者数が対前月比で2050万人減と大恐慌以来、最大の減少となり、失業率は戦後最大の14.7%を記録しました。

目を覆うばかりの悪い結果だったにも関わらず、NYダウ平均は上昇しました。その理由は「予想よりはマシだった」というものです。

予想は2200万人減、失業率16%でした。この4月の予想は、3月の雇用統計が予想以上の70.1万人減だったことを受けて、悲観的に見ていたのではないかと、うさは推測します。

また、失業者は製造業とサービス業が中心で、ITなどハイテク産業は思ったほどダメージがなかった(今のところ)という、今回のコロナショックの特徴をあらわしています。アップルは2.4%上昇し、コロナショックがビジネスチャンスとなった、ペイパルやウーバーは好決算でした。

来週も続伸が予想されるが、冷静に考えると次の暴落の可能性は高い

失業率が予想より良かったというポジティブサプライズ、米中貿易摩擦の回復期待で、現在の米国株市場は楽観的な状況と言えそうです。

来週は、NYダウが節目の25,000ドルを、S&P500が3000ドルを試す展開になるかもしれません。経済が回復に向かい始めたという期待があるからです。

ですが、回復に向かい始めたという期待だけで、回復し始めたという実感まではまだ遠いでしょう。むしろいまだ経済の歯車がストップしているという事実から、コロナショックの実害はこれから数字として明らかになっていくのではないでしょうか。

具体的には2Q(4-6月期)決算が発表される7月あたりに、経済悪化が事実として現れ、大暴落が起こる可能性があります。そこで二番底を作るのではないかと、うさは予測しています。

あるいは2Q決算の悪化を事前に織り込み、大暴落は6月にも前倒しで訪れるかもしれません。

いずれにしても直近の米国株価の上昇は長くは続かないと見ています。

今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。