2021-5-18 週明け米国株の状況
- NASDAQは-50.93、-0.38%で小幅下落、S&P500、NYダウも小幅下落で閑散相場
- AT&T(T)がワーナーメディアをスピンアウト、ディスカバリーと統合へ
- 今週は小売の決算以外は大きなイベントなし。ひさびさにボラティリティの低い相場となるか
NASDAQは-50.93、-0.38%で小幅下落、S&P500、NYダウも小幅下落で閑散相場
月曜日の米国株式市場の状況です。
NASDAQは-50.93、-0.38%の小幅下落。
S&P500は-10.56、-0.25%の小幅下落。
NYダウは-54.34、-0.16%の小幅下落で取引を終了しました。
S&P500の終値は4,163.29、
NYダウの終値は34,327.79でした。
先週金曜の大幅上昇から一転、週明け月曜は動きは緩慢で出来高も少なく、3指数とも小幅な下落となりました。寄りからショート勢による下落がありましたが、引けにかけてショートカバーが入り終値はほぼ変わらずです。
AT&T(T)がワーナーメディアをスピンアウト、ディスカバリーと統合へ
めぼしいニュースがない中、うさが持っているAT&T(T)がワーナーメディアをスピンアウト、ケーブルテレビのディスカバリーと統合させ新会社を設立という発表がプレオープンでされました。
プレマーケットでは一時4%上昇しましたが、詳しい内容が報道されると一転して下落。終値は-2.7%と大きく下落してしまいました。その後、ポストマーケット、今日のプレでも下げ続け、さらに-8%近くまで下げています。
AT&Tはメディア事業を切り離すことで、5Gで盛り上がる本業の通信事業に集中するということです。元々はタイムワーナーを買収することで実現させた、通信とメディアのシナジーが上手くできなかったのでしょう。事実上のリストラだと思います。
ワーナーを持っているということで、うさはAT%Tをホールドしていました。統合後もAT&Tは新会社の親会社になるので、間接的には保有することにはなりますが、魅力が半減した今、売却も考えます。まだ不確かですが、配当も減配となる可能性があるようです。
今週は小売の決算以外は大きなイベントなし。ひさびさにボラティリティの低い相場となるか
今週はウォルマートなど、大手小売の決算発表があるほかは、先日のFOMCの議事録公開くらいしかイベントがありません。
小売決算は、底堅い数字が出てくるでしょうし、FOMCも意外な内容が出てくるとは思えません。
あるとすればこのところ軟調な仮想通貨マーケットで動きがあるかどうか。
テスラはビットコインを処分していないと、イーロン・マスクがツイートした後は反発して、少し落ち着きを見せています。
未だインフレ懸念は続いています。コモディティの相場など、インフレ加速につながる動きには非常に敏感な状況なので、今のうちにポジションを整えておいた方が良いかもしれません。
今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。
2021-5-15 今週の米国株状況
- 今週のNASDAQは+304.99、+2.32%で上昇。S&P500、NYダウも揃って上昇
- マスク砲でビットコイン暴落。テスラが決済手段からビットコインを外す
- 現在の注目は金利よりもインフレ懸念、雇用関係。発表される指数に右往左往。来週は小売業決算。
今週のNASDAQは+304.99、+2.32%で上昇。S&P500、NYダウも揃って上昇
金曜日の米国株式市場の終値です。
NASDAQは+304.99、前日比+2.32%の上昇、
S&P500は+61.35、前日比+1.49%の上昇、
NYダウは+360.68、前日比+1.06%の上昇でした。
S&P500が4,173.85、
NYダウが34,382.13でした。
月曜から金曜までの今週の変化はそれぞれ、
NASDAQが+28.12、+0.21%の小幅上昇、
S&P500が-14.61、-0.35%の小幅下落、
NYダウが-362.07、-1.05%の下落となりました。
今週は、週の半ばに大きく下げ、また金曜に戻した結果となり、非常にボラティリティの高い1週間でした。金曜に大きく戻しましたが、出来高伴っておらずショートカバーによる上げだと思われます。
マスク砲でビットコイン暴落。テスラが決済手段からビットコインを外す
ビットコインが暴落しています。一時、-15%まで下げました。他の仮想通貨も連れ安となっています。
きっかけは、テスラがビットコインでの自動車購入決済を取り止めると、イーロン・マスクがツイートしたことでした。
ビットコインのマイニングには多大な電力を使っており、テスラのクリーンエネルギー理念と反するということが理由のようです。
初めからそれはわかっていたと思いますが、なんで今さら?というのが市場の反応です。
とはいえ、企業がビットコイン保有や決済手段として採用する流れは、テスラの一早い採用がきっかけとなったのは間違いなく、仮想通貨市場を盛り上げたのはイーロン・マスクだったでしょう。
また、マスクがドージコインの開発に関わっていたことがリークされました。これまで、マスクのツイートによってドージコインが暴騰していたので、自ら価格を釣り上げていたことになります。これもマスク糾弾に拍車をかけています。
一方で、仮想通貨には株式市場のようなインサイダー取引の規制が現状ありません。イーロン・マスクの行動は倫理的に問題だったとしても、法的な問題は無く、これら全て計算ずくだったとすると、さすがはイーロン・マスクといったところです。
割りを食ったのは、他のビットコイン関連銘柄。うさもスクエアがそれに当たるので、無傷ではありません。スクエアは今週、一時、-17%まで下落してしまいました。
もちろんビットコインの現物も打撃です。イーサリアムと半々に持っていた割合が、今では4割を切るくらいまで減っています。これは相対的にイーサリアムが上がっていることも含んでいます。
現在の注目は金利よりもインフレ懸念、雇用関係。発表される指数に右往左往。来週は小売業決算。
今週半ばの株価暴落は、4月の消費者物価指数(CPI)が予想を大きく上回り、それについてイエレン財務長官が、金融政策縮小に言及したことがきっかけとなりました。
その後、すぐにイエレン財務長官はコメントを訂正。市場は落ち着きを取り戻しましたが、それだけ投資家はインフレに敏感だということがわかります。
以前は、株価を左右していた長期金利は後付けの結果ような位置にいるように感じます。それほど混乱はありません。
また、4月の小売売上高も発表されました。こちらは予想を下回り、前月とほぼ横ばい。売上はそれほど上がっておらず、過熱感はないことが確認されています。
これがインフレ懸念への安心感を与え、週末の株高へ繋がったと思われます。
パイプラインへのサイバーアタックによるシャットダウンも、原油価格を引き上げ、インフレ懸念へと繋がりました。このタイミングが先のイエレン財務長官のコメントと重なったため、過剰な反応だったと思います。
こちらもパイプラインは修復し、落ち着きを取り戻しました。
この流れの中、来週は大手小売業の決算です。
ウォルマート(WMT)、ホーム・デポ(HD)、ターゲット(TGT)が予定されています。
うさは、このへん触っていないので詳しくはないですが、ウォルマートは小売全般の景況感を表すと思いますし、ホーム・デポは住宅関連市場の勢いを示すと思います。
直接、インフレを表すものではないですが、注目が集まる決算発表となるでしょう。
今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。
2021-5-11 週明け米国株の状況
- NASDAQは-350.38、-2.55%で下落、S&P500下落、NYダウは横ばい
- ハイテクグロース株が全滅の中、アファーム(AFRM)ペロトン(PTON)が上昇
- 雇用統計発表後、不安定な株式市場。今後の行方は
NASDAQは-350.38、-2.55%で下落、S&P500下落、NYダウは横ばい
月曜日の米国株式市場の状況です。
NASDAQは-350.38、-2.55%の下落。
S&P500は-44.17、-1.04%の下落。
NYダウは-34.94、-0.10%の横ばいで取引を終了しました。
S&P500の終値は4,188.43、
NYダウの終値は34,742.82でした。
今週は株式市場の高値警戒感から、NASDAQ中心にリスクオフの流れで全面安となりました。コストインフレ懸念も高まり、株式市場から資金が引き上げられている状況です。
ハイテクグロース株が全滅の中、アファーム(AFRM)ペロトン(PTON)が上昇
金曜は久々にハイテクグロース株が上昇しましたが、束の間でした。月曜は再び全面安となり、上値が追えない展開です。
そんな中、アファーム(AFRM)が+5.56%、ペロトン(PTON)が+4.39%と上昇していたのが目立ちます。
GAFAMなど資金が入っていたハイテク大型株や、決算好調だったハイテクグロース株から資金が抜け、株価を下げすぎていた両社が割安と思われ買いが入ったと思われます。あるいはショートカバーかもしれませんが。
ペロトンはトレッドミルの全面リコールにより投げ売られていました。
アファームは後払いが売りのフィンテック企業ですが、ペロトンが大口顧客です。
その関係から、両社同じような株価の値動きをしています。うさは両銘柄ともホルダーです。
雇用統計発表後、不安定な株式市場。今後の行方は
思わぬネガティブサプライズだった4月の雇用統計発表後、どうも株式市場が落ち着きません。指数の数字以上にボラティリティが高く、また資金の動きも早いです。
今は積極的な取引は控えておいた方が良さそうです。
うさのようにハイテクグロース株ホルダーは、忍耐が必要な状況ですが、下手に動くとさらに傷を広げそうです。下がるのも早ければ上がるのも早いことが特徴です。
決算シーズンが終わるまでは我慢して様子を見ておこうと思います。
センチメントが悪い中、石油パイプラインへのサイバーテロなど追い討ちをかけるように市場には不透明感が漂ってきました。
悪かった雇用統計に対し、どんな手を打ってくるのか。あるいは打たないのか。金融政策の量的緩和は拡大継続か、それとも引き締めに舵を切るのか。
おそらく何もわからないということが、今の株式市場の軟調を作っているのだと思います。仮に市場に悪影響を与えることだとしても、一つ一つ事実が確認できれば、また市場は安定してくるでしょう。
今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。
2021-5-8 今週の米国株状況
今週のNASDAQは-142.88、-1.04%で下落。S&P500、NYダウは最高値更新
金曜日の米国株式市場の終値です。
NASDAQは+119.40、前日比+0.88%の上昇、
S&P500は+30.98、前日比+0.74%の上昇、
NYダウは+229.23、前日比+0.66%の上昇でした。
S&P500が4,232.60で最高値更新、
NYダウが34,777.76で最高値を更新しました。
月曜から金曜までの今週の変化はそれぞれ、
NASDAQが-142.88、-1.04%の下落、
S&P500が+39.94、+0.94%の上昇、
NYダウが+663.21、+1.91%の上昇となりました。
NYダウが絶好調です。3日連続で最高値を更新しました。NYダウ構成銘柄に資金が集中しているということで、NASDAQ、特に中小型銘柄からは資金が抜かれてしまい難聴となってしまった1週間でした。
スクエア(SQ)好決算!
スクエア(SQ)の決算発表がありました。結果は良かったです。株価は+4%と上昇しましたが、それまでの大きな下落は取り戻せていません。
EPSが$0.41で、予想を$0.25上回りました。今期のガイダンスは、対前年比+69.4%を予測しています。
売上は$5.06Bで、予想を$1.71B上回りました。今期のガイダンスは、対前年比+113.5%を予測しています。
特に売上高は、対前年比+267%と異次元の伸びを見せました。これは半分以上が実はビットコインの収益となります。ビットコイン自体もこの四半期で凄まじい上昇を見せたので売上を膨らませました。
それを差し引きしたとしても、好調な決算だったと思います。
景気刺激策、および経済回復によりPOS事業は順調でした。これから夏にかけてさらに人出も増え、スクエアが得意とする飲食・サービス業が活況となるので、次の決算でも良い数字が期待されます。
もう一つの主柱事業、個人向け決済のCashApp事業も好調でした。ビットコイン関連はこちらの事業に含まれます。売上の対前年比が+666%と7倍以上、そのほとんどがビットコイン決済となってます。
ちなみにライバルのペイパル(PYPL)も今週決算発表をしました。こちらも良い決算でした。経済回復と消費の多様化で、これらフィンテック銘柄は長期保有しておいて損はなさそうです。
4月雇用統計は予想外の悪い結果。株式市場にとっては追い風。
今週もっとも注目されたニュース、4月の雇用統計が発表されました。結果は予想外の悪い結果でした。
市場予想は97.8万人の増加だったのに対し、26.6万人の増加。予想の上振れもささやかれていたところで、この結果はネガティブサプライズとなりました。
また、失業率も5.8%の予想だったのに対し、6.1%と期待を裏切る結果となりました。
金融政策を司るFRBは雇用回復を第一優先と、常々言ってました。政策が期待通りには上手くいってないことで、FRBや政府としても何か手を打たなければいけません。
一方、株式市場としては、金融政策の引き締めが遠のいたとして買いに向かいました。故のNYダウ、S&P500の最高値更新となっています。
出遅れているNASDAQにも再び資金が流入してくることが予想されます。金融緩和の引き締めが遠のいたことで、ハイテクグロース株も息を吹き返すでしょうか。
そうなってくると、好決算を出しながらも株価を下げている銘柄には勢いよく買いが集まり急騰することもあるかもしれません。
今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。
2021-5-5 週明け米国株の状況
- NASDAQは-261.62、-1.88%で下落、S&P500小幅下落、NYダウは横ばい
- GAFAM神決算でも株価は不調。ハイテクグロースは連れ安で暴落銘柄も
- イエレン財務長官が金利上昇を示唆。仮想通貨、ビットコインが下落、イーサリアムは暴騰。
NASDAQは-261.62、-1.88%で下落、S&P500小幅下落、NYダウは横ばい
昨日は多忙のため更新ができませんでした。
というわけで火曜日の米国株式市場の状況です。
NASDAQは-261.62、-1.88%の下落。
S&P500は-28.00、-0.67%の小幅下落。
NYダウは+19.80、+0.06%の横ばいで取引を終了しました。
S&P500の終値は4,164.66、
NYダウの終値は34,133.03でした。
今週に入ってからNASDAQが不調です。3指数全面安とはなっていないので、セクターローテーションによる、ハイテク売りオールドエコノミー買いの影響と思われます。また、金利も下がったので債券にも買いが入ったと思われます。
GAFAM神決算でも株価は不調。ハイテクグロースは連れ安で暴落銘柄も
先週はGAFAMが神決算を出しましたが、週が明けても株価は不調です。
決算直後の株価高値から、アップル(APPL)が-7.4%下落、グーグル(GOOGL)が-4.3%下落、アマゾン(AMZN)が-8.7%下落、フェイスブック(FB)が-4.5%下落、マイクロソフト(MSFT)が-3.9%下落しています。
このためハイテク銘柄のセンチメントが悪化し、NASDAQの不調につながっています。
中小型のハイテクグロース株はもっと状況が悪いです。
うさのポートフォリオでは、アファーム(AFRM)が苦しんでます。
直近の高値から-20%以上も下落してしまいました。
クラウドストライク(CRWD)は-11%下落。
オクタ(OKTA)は-15%下落。
決算のあったツイッター(TWTR)は-25%も下落してしまいました。
イエレン財務長官が金利上昇を示唆。仮想通貨、ビットコインが下落、イーサリアムは暴騰。
イエレン財務長官が金利上昇を示唆する発言をしたようです。
財政支出に伴い、経済の過熱を牽制した金利上昇は必要である。という主旨の発言だったようです。これはイエレンさんの役割を考えるともっともなこと。しかし、株式市場は過剰に反応したようです。
金利上昇の可能性を示唆する内容を受け、GAFAM不調のセンチメント悪化も手伝い、金利に敏感なハイテクグロース株は徹底的に売られました。
一方、債券市場は静観で、むしろ株売り債券買いのリスクオフの動きにより、10年債金利は1.6%を切る水準まで下がっています。
また、仮想通貨市場がまた盛り上がりを見せています。主役はビットコインからイーサリアムに代わりました。
一時、3500ドルを超え、最高値を更新し続けています。NFTやDeFiのようにビットコインにはない魅力が評価されています。
うさのポートフォリオでは、ビットコインとイーサリアムそれぞれ10万円ずつ投資し、現在はイーサリアムの方がビットコインの含み益を越えています。
イーサリアムに投資した10万円は、9倍に迫る値上がりとなっています。
上がるのも早ければ下がるのも早い仮想通貨市場。すぐに暴落する可能性も高いですが、ビットコインの底堅さを考えると、一時的な下落に過ぎないとうさは予測しています。
目安となる10倍までもうすぐとなってきました。
今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。
2021-5-1 今週の米国株状況
今週のNASDAQは-176.10、-1.26%で下落。S&P500、NYダウは小幅下落
金曜日の米国株式市場の終値です。
NASDAQは-119.86、前日比-0.85%の下落、
S&P500は-30.30、前日比-0.72%の下落、
NYダウは-185.51、前日比-0.55%の下落でした。
S&P500が4,181.17、
NYダウが33,874.85でした。
月曜から金曜までの今週の変化はそれぞれ、
NASDAQが-176.10、-1.26%の下落、
S&P500が-6.45、-0.15%の小幅下落、
NYダウが-106.72、-0.32%の小幅下落となりました。
月末特有の株売り債券買いが顕著に現れた週末でした。NASDAQはこのところ調子良く上げてきただけに、利確の売りに押された格好です。GAFAM中心に決算は絶好調なので、それほど心配することはありません。
ツイッター決算は微妙で株価-15%の暴落。
ツイッター(TWTR)の決算発表がありました。結果は微妙で、特にガイダンスが弱く株価は-15%と暴落しました。
EPS、売上ともに予想を上回りましたが、上振れ程度は弱く、投資家期待を下回ったようです。
前回決算が良かっただけに、そこから成長が失速してしまいました。バリュエーション的にも割高だったことは否めません。株価が正常化したということでしょう。
クリエイターエコノミーを築くというビジョンを掲げ、企業買収など施策を次々と打って出てますが、その成果はまだ今回の決算には反映されていないです。
チャートを見てもわかるように、ここ最近の株価上昇の利食いで一気に戻りました。これ以上の下落は多少はあるかもしれませんが、すぐに底を打つと思います。
$55で指値注文を入れてましたが、ギリギリ刺さらなかったです。年末につけた$54付近がサポートラインとなるでしょう。ここを破ると年初の$47付近まで下がる可能性も出てきます。
GAFAM決算は絶好調。しかし株価の反応は渋い。
グーグル(GOOGL)、アップル(APPL)、フェイスブック(FB)、アマゾン(AMZN)、マイクロソフト(MSFT)の決算が出揃いました。
結果は、GAFAMすべて絶好調と言える内容で、とても良かったです。
まずグーグル(GOOGL)は、EPSが$26.29で、予想を$10.63も上回りました。売上は$55.31Bで、予想を$3.62B上回りました。今期のガイダンスはEPSが対前年比+47.3%、売上が+29.3%と予測しています。
決算発表直後には株価上昇しましたが、すぐに利確が入り株価は軟調です。
次にアップル(APPL)です。EPSが$1.40で、予想を$0.41上回りました。売上は$89.58Bで、予想を$12.30B上回りました。今期のガイダンスはEPSが対前年比+57.5%、売上が+28.9%と予測しています。
アップルも決算直後に瞬間的に株価上昇しましたが、利確で株価をむしろ下げています。
フェイスブック(FB)は、EPSが$3.30で、予想を$0.96上回りました。売上は$26.17Bで、予想を$2.46B上回りました。今期のガイダンスはEPSが対前年比+28.6%、売上が+34.4%と予測しています。
フェイスブックの決算は予想外に良い神決算だったと思います。株価は反応していますが、利確に押されています。
アマゾン(AMZN)は、EPSが$15.79で、予想を$6.15上回りました。売上は$108.52Bで、予想を$3.89B上回りました。今期のガイダンスはEPSが対前年比+27.2%、売上が+26.7%と予測しています。
アマゾンは株価瞬間上昇でした。高値でつかんでしまった投資家は泣きたくなるようなチャートです。
最後にマイクロソフトです。EPSが$1.95で、予想を$0.17上回りました。売上は$41.71Bで、予想を$852.09M上回りました。今期のガイダンスはEPSが対前年比+34.9%、売上が+16.2%と予測しています。
マイクロソフトは失望売りされています。GAFAMの中では、比較的弱い決算だったからでしょうか。
こうして並べてみると、事実売りの冷たい現実がわかります。噂で買って、十分に利の乗った状態で決算発表。事実確認をした後、利益確定で売り浴びせる。
とはいうものの、GAFAMのようなハイテク大型企業が揃って好調な決算を発表してくれると、投資家心理的には強気が維持されそうです。相場をしっかりと支えてくれています。
今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。
2021-4-27 週明け米国株の状況
- NASDAQは+121.97、+0.87%で上昇、最高値更新、S&P500も最高値更新、NYダウは小幅下落
- テスラは神決算でもアフターで-2.5%下落。センチメント悪化に注意
- 国債入札は順調で金利は安定。FOMC控え様子見ムード。
NASDAQは+121.97、+0.87%で上昇、最高値更新、S&P500も最高値更新、NYダウは小幅下落
月曜日の米国株式市場の状況です。
NASDAQは+121.97、+0.87%の上昇。
S&P500は+7.45、+0.18%の小幅上昇。
NYダウは-61.92、-0.18%の小幅下落で取引を終了しました。
S&P500の終値は4,187.62で最高値更新、
NYダウの終値は33,981.57でした。
NASDAQが上昇し、わずかに最高値を更新してきました。それに伴い、S&P500も最高値更新です。ただし決算前で機関投資家の動きは鈍く、出来高を伴っていません。個人投資家とショートカバーで上昇したと見えます。
テスラは神決算でもアフターで-2.5%下落。センチメント悪化に注意
テスラの1Q決算がアフターマーケットで発表されました。結果は予想を大幅に上回り良かったと言えるのですが、アフターで売られ-2.5%下落です。
昨日は、決算への期待で+1.2%上昇しS&P500の最高値更新に貢献しましたが、投資家の期待には届かなかったようです。事実売りの側面もあるでしょう。
EPSが、予想+0.79ドルに対し、+0.93ドルで、対前年比+304%
売上が、予想10.29Bドルに対し、10.39Bドルで、対前年比+74%
本業の自動車販売が、9.0Bドルで、対前年比+75%
クレジット契約が、518Mドルで、対前年比+46%
建設中のベルリンとテキサスの新工場は順調で、毎年+50%の販売台数を達成できると投資家の期待に応えています。
神決算と言っても良いと思いますが、株価はまだ高いと見られているのでしょうか。これが株価の峠越えになるのか、小休止となるのか、今後の株価形成に注目です。
チャート的にはカップウイズハンドルを形成しそうな雰囲気ではあります。今後、少し下げて再び反転し、今日の高音を越えてくると上昇してきそうです。
そうすると次の目安は上場来高値の900ドルとなってきます。ここを越えてくると、アマゾンやグーグルのような1000ドル越えも見えてきますね。
一方で、アフターで2%超下げているので、センチメントの悪化につながりかねません。今週はGAFAMの決算やFOMCも控えています。
そのため、機関投資家は様子見で出来高も伴っていません。センチメント悪化を察知し、再び一気に売り浴びせる可能性もあります。
国債入札は順調で金利は安定。FOMC控え様子見ムード。
米国2年債と5年債の入札がありました。2年債は軟調、5年債はしっかり入札されましたが、それぞれ金利は上昇しました。ただし10年債は金利変わらずなので、長期金利は安定しています。
ただし、FOMC直前のため様子見とも言えそうです。金融政策に変化があるかどうか注目されます。
これまでパウエル議長は再三、テーパリングや政策金利引き上げの実施に関して、十分な余裕を持って、あらかじめ予告をすると言ってきました。
株式市場においては半年から1年先の経済を織り込むので、仮に十分な余裕を持ったとしても、株価は敏感に反応する可能性があります。
今回のFOMCで、金融政策の転換を図るとしても、相当に慎重な言い回しになることでしょう。
バイデン政権の財政政策が、未だ道半ばということもあり、市場を刺激するような発言はないと思いますが、金融政策緊縮派のメンバーからは、そういった発言もあるかもしれません。
ほとんど読者のいない、このブログも来週で1年となります。これを機に、プラットフォームをはてなブログからnoteに移行しようかと考えています。移行するとしても徐々に移していこうと思います。
今日は以上になります。 夜はちゃんと寝ましょうね。